论文恩惠意识下的授受动词

恩恵意識下の授受動詞について

摘要:迄今为止,从各个角度写的关于授受动词的论文已不计其数。本文中,笔者不仅对日本人常用的授受动词的基本用法作了介绍,还想通过举例分析与此用法密切相关的恩惠意识。阐述了恩惠意识对授受动词的影响。通过全文的分析,笔者明确指出:对于异文化的正确理解在语言的运用中非常重要,而对于学习日语的外国人来说,只有深刻地把握好恩惠意识,才能正确地使用授受动词。基于此,文末为了进一步强调对文化理解的重要性,笔者还分析了关于授受动词常见的误用现象,有助于学习者更好地学习授受动词。

透过全文,笔者得出这样一个结论:授受动词作为日语学习中的一个难点,学习者只有了解了其产生的社会环境,才能更好地与日本人交流。

关键词:恩惠意识授受动词文化使用方法

要旨:今まで、授受動詞に関するさまざまな角度から書いた論述がすでにいっぱい発表されたが、本論では日本人がよく使う授受動詞の基本的な使い方を述べたうえに、それと密接に結ばれている日本の文化——「恩恵意識」も例で詳しく分析したい。「恩恵意識」は授受動詞の使用に響いているのを述べる。文中の分析を通して、異文化に対する理解は言葉(本文では授受動詞)の運用にとても重要であり、日本語を勉強している外国人には、「恩恵意識」を深く把握しないと、授受動詞を正しく使うこともできないのが明らかにしたい。だから、文化に対する理解の重要性を強調するために、文の最後になって、授受動詞についてのよくある誤用現象も分析しようと思っている。

授受動詞は日本語の一つの難しいところとして、学習者はそれが生まれた社会環境をよく理解してこそ、日本人との付き合いがうまくできるという結論を出そうと思っている。

キーワード:恩恵意識授受動詞文化使い方

1.はじめに

日本語の勉強を始めた人が、最初に難しいと感じる項目の一つは、「あげる」、「もらう」、「くれる」などの授受動詞の使い方では

ないだろうか。日本語のレベルがかなり高い学習者でも、授受動詞

の使い方がよくわからないことがある。本研究を通して、学習者に

授受動詞の使い方と日本人の独有の心理意識(恩恵意識)をきちん

と理解させようと思う。そして授受動詞と日本人の独有の心理意識(恩恵意識)とのかかわりを明らかにしたいのである。

2.問題意識

2.1問題の提出

日本語を勉強する人にとって、授受表現という文法は、きっと見たことがあるに違いない。授受表現は日本語の中で日本語の特別性と複雑性を表す文法現象のひとつ。だから、授受動詞と授受助動詞は語意学と語用学研究においてブームとなっている。

例:老师您今晚愿意来参加我们的日语演讲大赛吗?

A:先生、今夜の日本語スピーチコンテストに来たいですか?

B: 先生、今夜の日本語スピーチコンテストにいらっしゃりたいですか?

A句の訳者が先輩、上司あるいは目上の人に対して敬意を表す日本人の習慣がきづかなかった。

B句の訳者が敬語を使うことが分かっているが、「いらっしゃる」を使って敬意を表すのは、文法的言えば間違わないが、なぜ先生がこう聞かれると妙な感じをするのでしょう。

それは敬語を使うより、授受表現のほうが日本人の習慣にふさわしい。だから、私たち中国学生にとっては、授業中文法知識をちゃんと身に付けでも,実際に日本語でコミュニケーションをうまくするのは相当難しい。言語内部に隠した文化や背景知識を掘りだすこそは言語表現を深く理解の鍵である。

2.2先行研究

日本語の授受動詞に関しては、これまでに多数の研究がある。論じられる問題は多岐にわたるが、主に意味、統語面、授受動詞の方向性、視点をコントロールする機能,対人調節的機能などの面から研究が進められている。

2.2.1意味、統語面に関して

おもに寺村(1982)、堀口(1987)、西川(1995)、山橋(1997)山田(2001)他多数の先行研究が見られる。授受動詞の意味に関しては、共通認識とすることが以下のこと。

「てやる系」は話してが他者に恩恵を与えることを表すが、「てくれる系」と「てもらう系」は、話し手が恩恵を受けているころを表す受益表現。「てもらう系」は、話し手が主格に立つのに対し、「てくれる系」は恩恵の与え手が主格に立ち、話し手は恩恵の受け手の立場から事態を叙述するものである。

2.2.2「恩恵」の与え手における意味内容的な制約

山橋(1977)等の先行研究が見られる。山橋(1977)は「てあげる」の先行動詞によって表わされる行為の主体,即ち恩恵の与え手が常に有情名詞である人間で、なおかつ、精神面の発達したある一定の年齢に達した人間である必要があると述べている。また「てもらう」の恩恵の与え手も述したような制約を満たさねばならない。

一方「てくれる」は基本的に「恩恵」の与え手に意味内容的な制約はほとんどない。話し手が利益や恩恵を感じてさえいれば、制約なく用いることが可能であり、その意味でより主観的な表現だと言える。

3.恩恵意識下の授受表現について

3.1恩惠意识

3.1.1恩惠意识内涵

日本では、人と付き合うとき、礼儀を大事にするので、いつも自分自身を「恩を受ける、恩を返す」という立場に置いて、よく授受動詞を通って恩を受ける気持ちを表す。アメリカの有名な学者ルース?ベネディクトが「菊与刀」を書いた。それに日本人の恩恵意識を

深刻に分析しました。日本人の意識から言えば、「恩」は返さなければならない借金のようなもので、一度ある恩を受けると、一生を経っても返すことだとルース?ベネディクトは思っている。

「恩}はいろいろな表現が測りきれないほどある。そしてある表現も具体かされる。「国語大辞典」で恩恵をこうした解釈がある:与えられて,利益や幸福となるもの。「漢字源大辞典」:人のことを思いやる親切な心、恵み、情け、いつくしみ。もし「恩」を分けてれば「因」は日本語で依頼する、頼るの意味があるので、「恩}という字は「心による」、すなわち自分の心を他人に依頼するという意味だ。

「めぐむ」は恵と芽、二つの漢字に替えることができる。「恵」は草や木が芽ぐにを源として、冬眠りをした草木が春の光に照らされて、伸び伸び成長する様子を表す。物がほかのものに命を賜って、助けてあげる善行は「恩」の給与だ。恩を受ける方から見ると、恩を返す感情を抱えて恩返しをする。

日本人の意識観で天皇の恩恵は最高で、これからは親、先生、主人、同僚、友達,上司などがある。

3.1.2{恩}の方向性

「恩」の方向性といえば、受恩と施恩に種類がある、授受動詞は授予者と接受者を含めて、また日本人が特有の恩恵意識に深い関係がある。日本著名の言語学者―金田一春彦は「日本語の特質」の中で、こういう話がある:日本人の民族特徴の一つは、それは自分が他人から恩をもらうことを努めて強調するために、よく「てもらう、ていただく或いはてくれる、て下さる」の表し方を使う。多くの学者が「菊与刀」の話を引用した通り:実状は必ずしもそうでなくても、相手から自分に恩恵が与えられるという捕え方をする方が相手を立てるという発想が日本語にある。これは日本人の習慣をよく証明した。

恩恵行為の種類:直接恩恵行為と間接恩恵行為

(1)田中さんは宿題を直してくれました。

(2)雨が降ってくれった、助かった。

以上の例ははっきり恩恵行為の種類を表す。

(1)句の田中さんは私のために宿題を直して、私はそこから恩をもらいました、これは直接恩恵行為だ。

(2)句の中で、主な主語がなくて、人は自然に対するの恩情を表す、これは間接恩恵行為である。

3.2授受文法の解釈

3.2.1授受関係とは

普段の生活の中で、お互いに物を送ったり、物を受けたりする。授受関係というの「授」は私→物→他人、「受」は他人→物→私?

日本語ではどうのような方式で表すのでしょう?それは授受動詞の「あげる?差し上げる?くれる?下さる?もらう?いただく」?そして?「差し上げる」は「やる?あげる」の敬語形式、「下さる」?「いただく」は「くれる」、「もらう」の敬語形式である?

以上の七つの動詞は授受動詞として使っても授受助動詞として使ってもいいが?文句の中でほかの成分との関係を注重しなければならない?

3.2.2授受関係の動詞について

A用于给第二人称和第三人称的动词

「やる?あげる?差し上げる」は独立の他動詞として使えて?第一人称以外の人称に用いられる?

給与者は/が接受者に???を「やる?あげる?差し上げる」

(1)私は友達に本をあげた?(対等)

(2)お父さんは弟に字引をやった?(由上而下)

(3)弟はお父さんに雑誌を差し上げた?(由下而上)

しかし?言語の環境によって?「あげる?差し上げる」が表した意味も違う?

(1)純子さんはお母さんに絵をあげる?(由下而上)

(2)純子さんはお母さんに絵を差し上げる?(由上而下)

(1)句は親子の親密の関係を表す、例(2)の「差し上げる」は敬語で、母の敬意を表す?

B用于给第一人称的动词

「くれる」は敬語ではなく、対等の給与に用いられる。「下さる」は敬語で?上から目下の人への給与である?

給与者は/が接受者に????を「くれる?下さる」

(1)友達は私に記念写真をくれた?(对等)

(2)先生は弟にノートをくださった?(由上而下)

(3)この記念写真は友達がくれたものだ?(主語が省略された)

C表示领有或获取的动词

接受者は/が給与者に/からを(もらう、いただく、ちょうだいする)

(1)たくさんの人に年玉をもらった?(对等)

(2)学生たちは先生からノートを頂いた?(由下而上)

(3)彼女は母に玩具を頂戴した?(由下而上)いただく、頂戴するは敬語である?

3.2.3授受関係の補助動詞について

授受の意を表す補助動詞による授受表現は、事柄に現れる人物間に行動の関係が生じる際に、話し手がその関係を恩恵のやりとりの観点から把握する。

授受関係の補助動詞として用いられる語は単に恩恵のやりとりを示すだけでなく、恩恵のやりとりの関係者を、話し手(および話し手の側の人物=A)と、Aと授受関係を構成する相手(B)に分け、そのどちらが主格に立つかによって語の使い分けをしなければならないという境遇性を持つ語である。例えば:

(1)私が君に鉛筆をやる。

(2)君が私に鉛筆をくれる。

(3)私が君から鉛筆をもらう。

は普通に言うが、

(1)゛君が私に鉛筆をやる。

(2)゛私が君に鉛筆をくれる。

とは言わず

(3)゛君が私から鉛筆をもらう。

は言いにくい。

これらが補助動詞として用いられる場合も同じ用法を持つ。いま、敬語の観点を抜きにして示せば、

(4)私がB君を診てやる。

(5)B君が私を診てくれる。

(6)私がB君に診てもらう。

ただし「頂戴する」だけは、補助動詞としては、「窓を開けてちょうだい」のような、比較的なれなれしい依頼の表現としてしか用いられない。

事柄の人物の中に話し手の側の人物がいない時には、関係者を臨時に位置づけて示す。

(7)君がB君を診てやるか。

(8)君がB君を診てくれるか。

(7)では「君」が、(8)では「B君」が、話し手の側として位置づけられている。

3.3「恩恵意識」支配下の授受表現

3.3.1避免使用てやる

日本人の意識から見れば、恩返しはまるで借金を返すようなもので、だがら、日本語言語の表現では人を苦しめることはなるべく避けた方がいい。日本語では相手の気持ちを察して思いやるという配慮表現がたくさんある。たとえ自分の行為が相手に利益を与えても、言葉で表現する時はさけたほうがいい。これは配慮表現のそのひとつ。

3.3.2请求时多用「てくれる」「てもらう」的变化形式

日本人は相手にある請求を出した時、そしてこっちのほうにとって相手の行為はもう明らかに恩恵の一種になる。だからお互いに感謝の気持ちをもって、「てくれる」「てもらう」の形式を使う。

3.3.3非恩恵的な意味

「非恩恵型てくれる」に関しては、「遠心的非恩恵型てくれる」と「求心的非恩恵型てくれる」に分けられると述べている。両方とも必ず非恩恵的な意味であることが明示的に文脈に示さなければならない。例えば、下の(1)では「よくも」や「そんなこと」に事態をマイナスに捉えていることが明確に現われている。

(1)よくもそんなこと、やってくれたな。

また、「てもらう」に関しては、非恩恵的な意味で用いられることがあるが、以下のように出現環境に制約がある。

文末で言い切りの形式では用いられず、(2)のように「条件節+感情」、「てもらってはいけない」の形で用いられる。

「てもらおうじゃないか」の形式で非恩恵的な意味を表すことがあるが、非恩恵的であることが明示的な文脈を伴わなければならない。ただし、「てもらおう」は恩恵的な意味にも用いられることが可能だ。(2)文句があるなら言っててもらおうじゃないか。

4.よく間違えた使い方

(1)先生、お荷物、私が持って差し上げましょうか。

例文(1)では「~差し上げる」という敬意が非常に高い授受動詞を使って、先生に対する好意を表したい。しかし、先生に恩を施す意味になってしまって、失礼な言い方になるのである。もっといい言い方は「先生、お荷物、私がお持ちしましょうか。」なのである。例文(1)と同じ原理で、「助けてあげましょう」と言ったら、他人の気持ちを悪くさせることになる。

それから、中国語に訳して「给?帮」の字がない文に更に注意する必要がある。例えば:

(2)a.先生は私の意見がとても面白いと言ってくれました。

b.先生は私の意見がとても面白いと言いました。

例文(2a)と例文(2b)は中国語に訳したら、意味がまったく同じである。つまり、「老师说我的意见很有意思」である。それなら、二つの文の区別は何であろう。例文(2a)は「先生にそういうふうに言われて、うれしい」という気持ちが伝えられる。例文(2b)はただ客観的な記述である。先生に対する感激な気持ちが表せない。文法から言えば二つの文も正しいが、例文(2a)のほうが日本語らしい日本語であり、日本人の考え方にももっと相応しい。

5.まとめ

21世紀の社会は情報化され、国際化になってきて、言語や文化背景の違う人たちも頻繁に接触するようになった。日本は中国の一衣帯水の隣国として、わが国と(特に経済の面で)密接に結ばれている。日本語は両国の交流の手段であり、特定の社会環境から出たものである。日本語の生まれた文化が分からないと日本人の考え方も納得できない。そして文化摩擦や誤解が起こる恐れもある。

本論では授受動詞の基本的な使い方から、その使い方に密接に関わる恩恵意識まで、いろいろな例を引いて、詳しく説明した。日本語の学習者は恩恵意識をちゃんと覚えて、授受動詞を使ったほうがいいと思う。

今のところ、授受動詞を研究した文章がもういっぱい発表された。本論はただ簡単な使い方を説明した。中身は浅く触れており、成熟の見解とは言いかね、まだ不足である。これから、もっと深くて難しい問題について研究したいと思っている。

参考文献:

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版社,1986

謝辞

最後に、本稿に対してご指導いただき符莹先生および母校の日本語科の教えていただいた先生方々に心から感謝の意を表させていただきたいと思います。初めには、「あ、い、う、え、お」が言えないことから、今のように日本語の論文を書けるところまで、先生方々にいろいろと大変お世話になっておりました。この四年間、誠にありがとうございました。先生方々のご指導をいつまでも忘れられないと固く信じています。

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