日语中常出现的汉语词

1.出世 日本语(しゅっせ)――升进、栄达すること。「彼は取缔役に出世した」
中国语――「世」は俗世间のことで、「出世」は、「世に出る」つまり、生まれること、
「世を出る」つまり、出家する、の二つの意味がある。

2.作为 日本语(さくい)――よく见せようとして、わざわざ仕组んだり、手を入れたりする
こと。「データを作为的に変更した」 中国语――业绩、贡献。
日本では基本的に「无作为」をよしとし、中国では「有作为」をよしとする。

3.趣味 日本语(しゅみ)――読书、音楽鉴赏など、余暇の楽しみ。中国语では「爱好」に相当。
「私の趣味は蔷薇の栽培です」 中国语――人生観
日本语の趣味は日常语だが、中国语の方は古典の名残りのような感じで、あまり使わない。

4.収集 日本语(しゅうしゅう)「集める」という意味では、日中同义。但し、中国语では収集
の対象は価値あるもの、有用なものに限られるが、日本语では「ごみ」にも「収集」が使われる。

5.暗算 日本语(あんざん)――「笔算」の反対语。纸?铅笔や计算机などを使わないで头でする
计算。中国语では「口算」「心算」
中国语――だまし讨ち、ひそかにたくらんで人を杀す、または陥れる。

6.远虑 日本语(えんりょ)――他人に気を使って言动を控えめにすること。「ここではタバコ
はご远虑ください」「远虑なく顶きます」
中国语では「客気」 中国语――将来のことを深く考えること。
日本语でも「深谋远虑」という时は中国语と同じ意味。「远虑」だけになると、上に述べた意味で日常语。

7.温存 日本语(おんぞん)――何かを使わないで大事に保存しておくこと。「试合に备えて体力
を温存する」 中国语――人、ことに异性に対して大変优しい。
日本语は「副词+动词」、「暖かく(大切に)保存する」、中国语は「主语+述语」、
「温かみが存在する」から、思いやりがある、やさしい、という意味になる。

8.合算 日本语(がっさん)――数字を合计する。 中国语――日本语と同じ意味のほかに、
「考えてみる」「相谈してみる」という意味がある。

9.我慢 日本语(がまん)――辛抱强く耐える、こらえる。「疲れたけれど、我慢して走った」
中国语――「主语+述语」、「私は遅い」。

10.工夫 日本语(くふう)――いろいろと考えてよい方法を得ようとすること。「なにかうまい
工夫はないか」 中国语――何かをするのに要した时间、暇。


11.无心 日本语(むしん)――基本的な意味は、雑念や邪心がないこと。「彼は无心に仏像を
雕っている」「少女が无心に笑っている」 この他、金や物をあつかましくねだること、の意味の
用法もある。「友だちに金を无心した」
中国语――「无心」の「心」は意図性。わざとしたことではない、なにかをする気が起こらない、
という意味。

12.留守 日本语(るす)――家を空けること、不在。「旅行するので暂く留守にします」
(他のことに気をとられて)すべきことをしないで放っておくこと「ほかのことを考えていたので、
头がお留守になっていた」
中国语――留まって守ること。军队や各种の団体の本体が移动して现地を离れた时、少数の人が
残ってその留守を守ること。
このように、日本语と中国语では意味が正反対であるが、日本语でも「留守番」(留守を守る人)
は、中国语と同じ使い方。

13.结束 日本语(けっそく)――同じ志の者が力を合わせて団结すること。「赁上げのため
结束して交渉する」 中国语――终わる、终结する。
「结」は「结ぶ」、「束」は「束ねる」 日本语では、「结ぶ」「束ねる」対象は人间だから「団结」
となる。他方、中国语では対象が人间ではなくて、人间の手に持っている武器、道具。道具や武器を
「结び束ねてしまう」ことは、仕事や戦が终わる、终结する时のこと。

14.裁判 日本语(さいばん)――法に基づいて诉讼を裁くこと。 中国语――スポーツ竞技で
胜ち负けや反则の有无を判断すること。
日本语の「裁判」は、中国语では「审判」と言い、中国语の「裁判」は、日本语では「审判」という。
「今日、校内のテニス大会で审判をした」。このように、日中で「裁判」と「审判」は全く逆の使い方
をする。なお、日本语の「审判」は竞技用语のほかに、「海难审判」のように法律用语としても使う。

15.翻案 日本语(ほんあん)――既成の作品の大筋を生かしながら、作り変えてゆく作业。
「この映画は、シェークスピアのハムレットの翻案です」
中国语――ある人に関するそれまでの判决や歴史的な评価を覆して、新しい决定をくだすこと。
日本语の翻案は、文学や映画などの技术用语にすぎないが、中国语の方は、政治的、歴史的问题に
络んで人の运命を决定するほどの厳粛なことばである。

16.手纸 日本语(てがみ)――书状、レター。 中国语――トイレットペーパー。
日中间でこのような用法の违いが

生じたのは、「手」という字の使い方にある。日本语では、
「手で文字を书く」ということから、「手」を文字の意味で使っていた。(文字を习うことを「手习い」
という)「手」、つまり文字が书かれた「纸」は当然书状である。
一方、中国语では「手」の本义を用便の隠语として発展させた。(トイレに行くことを「解手(手を解く)」
という)用便の「手」のための「纸」だから、「手纸」即ちトイレットペーパーになった。

17.情报 日本语(じょうほう)――インフォーメーション、中国语の「信息」。
中国语の「情报」は、「军事情报」のように、国家の机密や安全にかかわる事柄を意味する。

18.爱情 日本语(あいじょう) 日本语の「爱情」は広い「爱」の意味で使われているから、
学生に対する教师の爱情、父亲と娘の间の爱情、犬への爱情など、谁でも闻きたくなるような话である。
だが、中国语では「爱情」は狭い男女间のロマンスに限られるから、上记はとんでもない话になってしまう。

19.案件 日本语(あんけん)――処理されるべき事柄。 中国语――事件。
「外交案件」「予算案件」というと、日本语では外交?予算に関して検讨や処理すべき事项という意味。
一方、中国语では外交関系の事件、予算をめぐっての事件という意味になる。従って、中国语の
「刑事案件、民事案件」は、日本语では「刑事事件、民事事件」という。

「案」は昔は机の意味。古代中国の役人たちが「案」の前に座って処理するさまざまな问题が「案件」
である。そして当时、役人たちが処理していた问题の多くは诉讼関系だから、「案件」は実质的に「事件」
だった。
日本语では「案」が「アイデア」または「考える」という意味に広がっている。「勘案、考案、思案、妙案、
腹案、思案」などの単语は中国语にはない。「草案、提案」は中国语にもあるが、これらは明治时代に
逆输入されたものだ。

20.恰好 日本语(かっこう)――体裁(ものの形、姿、様子)がちょうどよい。「恰好がいい男性」
「この服は恰好はよくないけれど、暖かいよ」さらに、「恰好の値段」(値段がちょうど手ごろであること)、
「50恰好の女性」(だいたい50歳くらいの女性)のような用法もある。
中国语――ちょうどそのとき、おりよく。

「恰」は「ちょうど」、「好」は「よい」の意だから、「ちょうどよい」ことが中国语では「ちょうどよいとき」
に、日本语では「体裁がちょうど

よい」に使われたようだ。

21.縁故 日本语(えんこ)――血縁、縁戚などの縁続き、人と人とのかかわり?つて。「东京には一人も
縁故がない」「縁故をたよって就职した」 中国语――理由、原因
日本语にも昔は中国语と同じ用法があったが、今は使われていない。

22.今朝 日本语(けさ)――今日の朝 「今朝は早起きしたので眠い」 中国语――今日、または今现在。
「朝」は日本语ではmorningの意味しかないが、中国语にはmorningのほかに「一日」の意味もあるから、
「今朝」は普通、「今日」のことだ。さらに、中国语の「今朝」はもっと広い时间帯を指すこともあり、
「今现在」の意味でも使う。

23.结构 日本语(けっこう)――1.満足のゆく状态であること(すばらしい)。「结构なお住まいですね」
2.まずまず満足の状态(かなり)。「この店の料理、结构いけるね」3.现在の状态で満足しており、
それ以上を必要としない様子(丁重に断る言叶)。
「もう结构です」は、 いろいろなニュアンスがあり、前后関系などから判断する必要があり、厄介な言叶。

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