标日中级电子书(下)TXT

合集下载

新版中日交流标准日本语中级02

新版中日交流标准日本语中级02
また,話(はな)す内容(ないよう)にも気(き)をつけなければなりません。初対面(しょたいめん)の時(とき)は,個人的(こじんてき)なことを聞(き)かないのが普通 (ふつう)です。特(とく)に仕事(しごと)の場(ば)で出会(であ)った相手(あいて)には,個人的(こじんてき)な質問(しつもん)は避(さ)けたほうがいいでしょう。結婚(けっこん)しているかどうか,給料(きゅうりょう)はいくらか,年(とし)はいくつかなどは,普通(ふつう)は聞(き)きません。
大山:いいえ,こちらこそ。
佐藤:今回(こんかい)もよろしくお願(ねが)いします。
同僚:お話中(はなしちゅう),失礼(しつれい)します。JC企画(きかく)の李(り)さんがいらっしゃいました。
大山:あ,そうですか。じゃあ,は。
大山:こんにちは,李(り)さん。紹介(しょうかい)します。こちらは,今度(こんど)の「金星(きんせい)」プロジェクト(ぷろじぇくと)の責任者(せきにんしゃ)で,佐藤(さとう)です。
大事(だいじ)なのは,相手(あいて)に不快感(ふかいかん)を与(あた)えないことです。いくら丁寧(ていねい)な言葉(ことば)であいさつしても,怖 (こわ)い顔(かお)をしていては,相手(あいて)にいい印象(いんしょう)を与(あた)えることはできません。気持(きも)ちがこもっているかどうかは,予想以上(よそういじょう)に相手(あいて)に伝(つた)わってしまうものです。
李 :はじめまして…。あれっ,昨日(きのう)の…!
佐藤:
课文
あいさつの時の礼儀
日本人同士(にほんじんどうし)があいさつする時(とき)は,普通(ふつう)お辞儀(じぎ)をします。中国(ちゅうごく)ではあいさつをする時(とき),握手(あくしゅ)をするのが普通(ふつう)ですが,日本人(にほんじん)は,握手(あくしゅ)よりもお辞儀(じぎ)をするのが一般的(いっぱんてき)です。お辞儀(じぎ)をする時(とき)は腰(こし)から上(うえ)を前(まえ)のほうに傾(かたむ)けます。お辞儀 (じぎ)の角度(かくど)には,首(くび)を曲(ま)げるだけの軽(かる)いものから深(ふか)く頭(あたま)を下(さ)げるものまで,いろいろあります。普通(ふつう),初対面(しょたいめん)の時(とき)には深(ふか)く頭(あたま)を下(さ)げて,丁寧(ていねい)なお辞儀(じぎ)をします。

标日中级课文(1-32)

标日中级课文(1-32)

新标日中级课文(1~32课)第一課一、会話出会い李:あのう、すみません。

男性:えっ?李:これ、落ちましたよ。

男性:あっ!すみません。

有難うございます。

李:あのう、失礼ですが、先ほどの方じゃありませんか。

男性:ああ。

さっきは、どうもありがとうございました。

助かりました。

李:いいえ、どういたしまして。

男性:中国の方ですか、日本語がお上手ですね。

李:いいえ、まだまだです。

勉強すればするほど、難しくなる感じがします。

上海へは、お仕事でいらっしゃったんですか。

男性:ええ、こちらに転勤になったんです。

空港はすっかり変わりましたね。

驚きました。

李:町もずいぶん変わっていますよ。

変化が早くて、私たちもついていけないくらいです。

男性:そうでしょうね。

李:ほら、高層ビルが見えてきたでしょう?あの変は上海の新しい中心地なんです。

男性:すごい。

まるでニューヨークみたいですね。

李:じゃあ、ここで。

男性:ええ、どうも有り難うございました。

さようなら。

二、課文日本の鉄道日本には、JR、私鉄、公営の3種類の鉄道会社があります。

JRとは、Japan Railwaysの略です。

以前は国営の鉄道でしたが、1987年に民営化されました。

世界的に有名な新幹線もJRの路線の1つで、日本の主要な都市と都市を結んでいます。

最高時速は300キロを超えます。

最初に完成したのは東海道新幹線ですか、山陽新幹線、東北新幹線、九州新幹線など、路線がどんどん延びています。

私鉄とは、JR以外の民間企業が経営する鉄道会社で、大都市には大きな私鉄がたくさんあります。

また,公営の鉄道は,地方自治体などが経営するものです。

中国の鉄道は、ほとんど国営です。

主要都市を結ぶ路線はもちろん,世界で始めて実用化されたリニアモーターカーも国営です。

ところで,JRや私鉄の各路線では,運行の方向を表すのに特別な言葉を使っています。

それは、「のぼり」「下り」といる言葉です。

特に本州では、地方から東京方面へ向かう路線を「上り」と言い,東京から地方へ向かう路線を「下り」といいます。

新标日中级课文(1~32课)

新标日中级课文(1~32课)

新标日中级课文(1~32课)第一課一、会話出会い李:あのう、すみません。

男性:えっ?李:これ、落ちましたよ。

男性:あっ!すみません。

有難うございます。

李:あのう、失礼ですが、先ほどの方じゃありませんか。

男性:ああ。

さっきは、どうもありがとうございました。

助かりました。

李:いいえ、どういたしまして。

男性:中国の方ですか、日本語がお上手ですね。

李:いいえ、まだまだです。

勉強すればするほど、難しくなる感じがします。

上海へは、お仕事でいらっしゃったんですか。

男性:ええ、こちらに転勤になったんです。

空港はすっかり変わりましたね。

驚きました。

李:町もずいぶん変わっていますよ。

変化が早くて、私たちもついていけないくらいです。

男性:そうでしょうね。

李:ほら、高層ビルが見えてきたでしょう?あの変は上海の新しい中心地なんです。

男性:すごい。

まるでニューヨークみたいですね。

李:じゃあ、ここで。

男性:ええ、どうも有り難うございました。

さようなら。

二、課文日本の鉄道日本には、JR、私鉄、公営の3種類の鉄道会社があります。

JRとは、Japan Railwaysの略です。

以前は国営の鉄道でしたが、1987年に民営化されました。

世界的に有名な新幹線もJRの路線の1つで、日本の主要な都市と都市を結んでいます。

最高時速は300キロを超えます。

最初に完成したのは東海道新幹線ですか、山陽新幹線、東北新幹線、九州新幹線など、路線がどんどん延びています。

私鉄とは、JR以外の民間企業が経営する鉄道会社で、大都市には大きな私鉄がたくさんあります。

また,公営の鉄道は,地方自治体などが経営するものです。

中国の鉄道は、ほとんど国営です。

主要都市を結ぶ路線はもちろん,世界で始めて実用化されたリニゕモーターカーも国営です。

ところで,JRや私鉄の各路線では,運行の方向を表すのに特別な言葉を使っています。

それは、「のぼり」「下り」といる言葉です。

特に本州では、地方から東京方面へ向かう路線を「上り」と言い,東京から地方へ向かう路線を「下り」といいます。

旧版标准日本语 中级 pdf

旧版标准日本语 中级 pdf

旧版标准日本语中级 pdf
旧版标准日本语中级 PDF。

在学习日语的过程中,中级阶段是一个非常关键的阶段。

在这个阶段,学习者
需要掌握更加复杂的语法结构和丰富的词汇,以便能够进行更加深入的交流和表达。

本文档将为您介绍旧版标准日本语中级教材的特点和学习方法,帮助您更好地掌握这一阶段的学习内容。

首先,旧版标准日本语中级教材注重语法和词汇的系统学习。

在这个阶段,学
习者需要掌握更多的动词变形、形容词用法、副词和连词等内容。

同时,还需要大量积累丰富的词汇,以便能够进行更加灵活和准确的表达。

因此,学习者在学习过程中需要注重系统性和全面性,不能片面追求表面的应付。

其次,旧版标准日本语中级教材强调语言的实际运用能力。

在这个阶段,学习
者需要通过大量的阅读、听力和口语练习,提高自己的语言能力。

同时,还需要学会运用所学的语法和词汇,进行更加复杂和灵活的表达。

因此,学习者在学习过程中需要注重实际应用,不能只停留在书本知识的掌握上。

最后,旧版标准日本语中级教材注重文化和交际能力的培养。

在这个阶段,学
习者不仅需要掌握日语的语言知识,还需要了解日本的文化习俗和社会风貌。

同时,还需要学会与日本人进行更加深入和细致的交流,提高自己的交际能力。

因此,学习者在学习过程中需要注重文化的了解和交际能力的培养,不能只关注语言知识的学习。

总之,旧版标准日本语中级教材是一个非常重要的学习阶段,学习者需要注重
系统性和全面性、实际应用和交际能力的培养。

希望本文档能够帮助您更好地掌握这一阶段的学习内容,取得更好的学习效果。

祝您学习顺利!。

新标日初级课文txt(完整版)

新标日初级课文txt(完整版)
--------------------------------------------
こんにちは 你好
すみません 对不起,请问
どうぞ 请
よろしくおねがいします(~お願いします)
请多关照
はじめまして 初次见面
こちらこそ 我才要(请您~)
何なん~∕~歳さい
第3课 ここは デパートです
基本课文
ここは デパートです。
食堂(しょくどう)は デパートの 七階(ななかい)です。
あそこも JC(ジェーシー)企画(きかく)の ビルです。
かばん売(う)り場(ば)は 一階(いっかい)ですか,二階(にかい)ですか。
A 甲:トイレは どこですか。
乙:あちらです。
B 甲:ここは 郵便局(ゆうびんきょく)ですか,銀行(ぎんこう)ですか。
乙:銀行(ぎんこう)です。
C 甲:これは いくらですか。
乙:それは 五千八百円(ごせんはっぴゃくえん)です。
甲:あれは?
乙:あれも 五千八百円(ごせんはっぴゃくえん)です。
应用课文 ホテルの 周辺(しゅうへん)
小野(おの):はじめましで,小野緑(おのみどり)です。
森(もり):李(り)さん,こんにちは。
李(り):吉田(よしだ)さんですか。
森(もり):いいえ,私(わたし)は 吉田(よしだ)じゃ ありません。森(もり)です。
李(り):あっ,森(もり)さんですか。どうも すみません。
森(もり):いいえ,どうぞ よろしく。
李:(指着远处的高楼)那座大楼是什么?
小野:那也是高级公寓。
李:公寓的旁边呢?
李(り):李秀麗(りしゅうれい)です。こちらこそ,よろしく お願(ねが)いします。

新标日_新版中日交流标准日本语中级_课文txt

新标日_新版中日交流标准日本语中级_课文txt

§更多日语学习方法请加早道官方微信:早道日语§第一課一、 会話 出会い李:あのう、すみません。

男性:えっ?李:これ、落ちましたよ。

男性:あっ!すみません。

有難うございます。

李:あのう、失礼ですが、先ほどの方じゃありませんか。

男性:ああ。

さっきは、どうもありがとうございました。

助かりました。

李:いいえ、どういたしまして。

男性:中国の方ですか、日本語がお上手ですね。

李:いいえ、まだまだです。

勉強すればするほど、難しくなる感じがします。

上海へは、お仕事でいらっしゃったんですか。

男性:ええ、こちらに転勤になったんです。

空港はすっかり変わりましたね。

驚きました。

李:町もずいぶん変わっていますよ。

変化が早くて、私たちもついていけないくらいです。

男性:そうでしょうね。

李:ほら、高層ビルが見えてきたでしょう?あの変は上海の新しい中心地なんです。

男性:すごい。

まるでニューヨークみたいですね。

李:じゃあ、ここで。

男性:ええ、どうも有り難うございました。

さようなら。

二、 課文 日本の鉄道日本には、JR、私鉄、公営の3種類の鉄道会社があります。

JRとは、Japan Railwaysの略です。

以前は国営の鉄道でしたが、1987年に民営化されました。

世界的に有名な新幹線もJRの路線の1つで、日本の主要な都市と都市を結んでいます。

最高時速は300キロを超えます。

最初に完成したのは東海道新幹線ですか、山陽新幹線、東北新幹線、九州新幹線など、路線がどんどん延びています。

私鉄とは、JR以外の民間企業が経営する鉄道会社で、大都市には大きな私鉄がたくさんあります。

また,公営の鉄道は,地方自治体などが経営するものです。

中国の鉄道は、ほとんど国営です。

主要都市を結ぶ路線はもちろん,世界で始めて実用化されたリニアモーターカーも国営です。

ところで,JRや私鉄の各路線では,運行の方向を表すのに特別な言葉を使っています。

それは、「のぼり」§更多日语学习方法请加早道官方微信:早道日语§「下り」といる言葉です。

中级日本语(下)

中级日本语(下)

第二十一課火山と温泉1.にすぎない前接体言,用言基本形,表示程度很低,不值得一提等含义,类似于単に……だ等。

可译为“只不过”等若者の管理職が増えたと言われているが、まだほんの二割程度にすぎない。

アルバイトをしているといっても、収入は2万円にすぎない。

彼女は会社をやめた理由は給料のためだと言っているが、それは単なる口実にすぎない。

ピアノは趣味として練習しているにすぎない。

十年の年月は、歴史の歩みから見るなら、ほんの一瞬に過ぎない。

お前の言っているのは屁理屈に過ぎない。

私が見ることのできるのはこの広い世界のほんの一部にすぎない。

万能(ばんのう)と言われるコンピュータも人間の作り出した道具の一つにすぎない。

にすぎない在句中出现时,也可用にすぎず等形式。

私はただするべきことをしたにすぎず、何も特別なことをしたわけではない。

2.形式体言“うえ”【接続】体言+の;用言、活用词连体形① “体言+の+うえで(は) 表某一方面。

=“関係”“点”“面”“場合”山本君とは勉強のうえでの競争相手になった。

健康のうえでは別に問題はない。

仕事のうえではとてもかれにおよばない。

運動することは、健康を保つ上で、重要な事である。

英語とフランス語は発音の上では大きな違いがある。

法律の上では夫婦だが、実質的にはもう離婚している。

② “用言连体形(或体言の)+上に”表累加。

(中級4課)③“动词过去式(或体言の)+上で”=“…てから”(中級)36課)④“动词过去式+うえは” “既然……就……”,=からには;以上大学を受験すると決めたうえは、しっかりやろう。

もう進学をあきらめると決めたうえは、そのつもりで、将来のことを考えていかなければならない。

日本に来たうえは、一日も早く日本の習慣になれるつもりだ。

こうなったうえはしかたがない。

一度約束した上は、たとえどんな事情があろうと守らなければならない。

3.一方で交通が便利になる一方で、事故も多くなった。

标准日本语中级电子书(上册)

标准日本语中级电子书(上册)

第一課こんにちは(1)こんにちは、私は王と言います。

去年の六月に、留学生として日本にやって来ました。

初めのうちは、言葉や習慣の違いから失敗ばかりしていましたが、最近はこちらの生活にもだいぶ慣れてきました。

大学へ通っているうちに、何でも気軽に話し合える友達もできました。

鈴木先生は私が通っている大学の先生です。

御専門は言語学で、私たち留学生に日本語を教えていらっしゃいます。

私が日本語について分からないことを聞きにいくと、いつも丁寧に教えてくださいます。

勉強以外のこともいろいろと相談に乗ってくださいます。

先生は、現代の中国に興味がおありになるそうで、ときどき中国のことをお尋ねになります。

そんな時、私は喜んで中国のことを説明して差し上げます。

私は、これから、自分が知りたいことや興味があることについて、いろいろな本を読んでどんどん勉強していこうと思っています。

日本お自然や社会、歴史、文化、それに科学技術など、知りたいと思うことがいっぱいあります。

小説や詩のような文化作品も日本語で読んでみたいと思っています。

旅行の計画もあります。

今度の夏休みに、日本の各地を訪れようと思っています。

夏休みが終わるまでに、できるだけいろいろな所に行って、見聞を広めるつもりです。

(2)王:先生。

このごろ私は、日本の文化や歴史の勉強がとてもおもしろくなってきました。

鈴木:そうですか。

それならちょっといい本がありますよ。

これは、日本の文化を分かりやすく解説したものです。

これを貸してあげましょう。

王:ありがとうございます。

では、読ませていただきます。

いつごろまでお借りしてよろしいでしょうか。

鈴木:来月までいいですよ。

ぜひ読んで感想を聞かせてください。

王:では、遠慮なくお借りします。

ちょうど、これから、本をどんどん読んで勉強し酔うと思っていたところなんです。

鈴木:いいですね。

やる気を持つのがいちばん大切ですよ。

がんばってください。

単語1始め(はじめ)違い(ちがい)失敗(しっぱい)気軽だ(きがるだ)言語学(げんごがく)勉強以外(べんきょういがい)相談に乗る(そうだんにのる)現代(げんだい)尋ねる(たずねる)そんな時(とき)どんどんそれにいっばい詩(し)作品(さくひん)計画(けいかく)各地(かくち)訪れる(おとずれる)できるだけ見聞(けんぶん)広める(ひろめる)見聞を広める(けんぶんをひろめる)このごろそれなら解説する(かいせつする)遠慮(えんりょ)やる気(やるき)単語2先輩(せんぱい)優秀だ(ゆうしゅうだ)賛成(さんせい)石油(せきゆ)燃料(れんりょう)資料(しりょう)過ぎる(すぎる)元気だ(げんきだ)泊まる(とまる)振る(ふる)けんか湧く(わく)動物(どうぶつ)訪問着(ほうもんぎ)訪問中(ほうもんちゅう)物語(ものがたり)評論(ひょうろん)美術(びじゅつ)漫画(まんが)演奏(えんそう)展覧会(てんらんかい)コンサート博物館(はくぶつかん)鑑賞(かんしょう)第二課王さんの日記(1)王さんは、毎日、日記を書いています。

  1. 1、下载文档前请自行甄别文档内容的完整性,平台不提供额外的编辑、内容补充、找答案等附加服务。
  2. 2、"仅部分预览"的文档,不可在线预览部分如存在完整性等问题,可反馈申请退款(可完整预览的文档不适用该条件!)。
  3. 3、如文档侵犯您的权益,请联系客服反馈,我们会尽快为您处理(人工客服工作时间:9:00-18:30)。

第21課火山(かざん)と温泉(おんせん)(1)日本の国土は,地球上の陸地(りくち)のわずか400分の1にすぎない。

しかし,その狭い国土になんと世界の火山の10分の1が集まっている。

日本の風土を考えるうえで,これらの火山の存在(そんざい)を無視することはでぎない。

火山が多くて困るのは,地震(じしん)が頻繁(ひんぱん)に起こったり,火山の噴火(ふんか)によって被害を受けたりすることである。

例えば,九州(きゅうしゅう)の鹿児島(かごしま)市では,桜島という火山が噴き上げる火山灰(かざんばい)のために,市民の生活や農作物(のうさくぶつ)がしばしば被害を受ける。

最近では,1986年11月に,東京の南にある伊豆大島(いずおおしま)で,三原山(みはらやま)という火山が噴火して。

溶岩(ようがん)が流れ出し,島の住民(じゅうみん)が一時本州(ほんしゅう)に避難(ひなん)するという騒ぎ(さわぎ)があった。

しかし,困ることがある一方で,逆にありがたいこともある。

それは,火山の恵みである温泉が日本のいたる所に湧き出であることである。

温泉の湯には,硫黄(いおう)やカルシウムなどさまざまな成分が含(ふく)まれていて,病気やけがを治す働きがある。

だから,日本では昔から「湯治(とうじ)」と言って,病気やけがを治すために,よく温泉を利用した。

温泉のある所は,美しい山や川など,自然の景観(けいかん)にも恵まれているから,「湯治」は昔の人にとって数少ない娯楽(ごらく)の一つでもあった。

山の緑(みどり)を眺めながら,あるいは川の流れる音を聞きながら,のんびりと温泉につかるのを,日本人はこのうえない楽しみとしてきたのである。

日本人は世界でもとりわけ風呂好きな民族と言われているが,温泉が日本人の風呂好きという性格を作ったと言っても過言(かごん)ではないだろう。

温泉は,湯に入って疲れをいやしたり病気を治したりできるだけではない。

温泉の熱を使って,野菜を育てたり,魚を飼ったりすることもできる。

さらに,最近は,温泉の熱を利用した地熱発電(はつでん)の研究も行われている。

地熱発電は技術的にまだまだ難しい問題があるようだが,温泉の熱をェネルギ一源にしようという考えは,火山の多い日本にとってたいへん魅力的である。

(2)王:今度佐藤さんと箱根(はこね)の温泉にいくんです。

田中:そうですか。

それはいいですね。

王:温泉だから,やっぱり火山があるんでしょう。

火山も見てみたいと思ってるんですが。

田中:もちろんありますよ。

噴火した火口の跡があって,今でも水蒸気(すいじょうき)が噴き出してるんです。

王:ぜひ行ってみたいですね。

でも,急に噴火しないでしょうか。

このあいだ,伊豆大島の三原山が噴火したでしょう。

田中:だいじょうぶですよ。

箱根は三原山ほど火山の活動が活発じゃあないから,心配することはありません。

王:それなら安心(あんしん)するですね。

でも,このあいだの三原山の噴火にはびっくりしました。

田中:そうでしょうね。

実は,ぼくも,まさか(没想到)あんなに大きな騒ぎになるとは思わなかったんです。

火山の噴火なんてめったにないんですが,日本は火山が多いから油断(ゆだん)はできないですね。

けれど,火山のおかげで得をしてることもあるんですよ。

王:温泉が豊富(ほうふ)なのは火山のおかげですものね。

田中:ええ。

それに,火山の近くは,湖(みずうみ)があったりして,景色(けしき)のいい所が多いんです。

だから,日本の国立公園には,たいてい火山と温泉があるんですよ。

第22課贈り物(1)日本には,お中元(ちゅうげん)とお歳暮(せいぼ)という贈り物の習慣がある。

お中元もお歳暮も,もともと神や仏(ほとけ)に供える(そなえる)米(こめ)や餅(もち),魚などを親しい人に贈る,という宗教(しゅうこよう)行事(ぎょうじ)だった。

それが,次第に宗教行事としての意味を失い(うしない),現在では,世話になっている人に感謝のしるしとして贈り物をする,という習慣になっている。

個人(こじん)の間はもとより,会社の間でも盛んに贈り物のやりとりが行われる。

贈り物に柄をれる品(しな)も,砂糖やお茶などの食料品,食器類や衣類などの日用品と,実に多種多様(たしゅたよう)である。

そのため,毎年,七月のお中元の時期(じき)と12月のお歳暮の時期になると,全国のでパ一トや商店にさきざきなお贈答品(ぞうとうひん)が並べられ,店内はそれを買い求める客で後った返す。

お中元にしろお歳暮にしろ,本来の宗教的な意味はなくなり,今では,多くの人がただ社交のために贈っているだけである。

「このよな習慣は廃止しょう。

」という声もあるが,現実には一向になくなる気配(けはい,情形,迹象)はない。

それどころか,外資系(がいしけい)の会社に対しても,「郷(ごう)に入っては郷に従え。

」とばかりに,中元歳暮の習慣を取り入れたらどうかと,デパ一トが働きかけるほどである。

ところで,贈り物と言えば,最近,おもしろい贈り物の習慣ができた。

2月14日,キリスト教の聖パレン他インデ一に,女性が好きな男性にチヨコレ一トを贈る,という習慣である。

こんな習慣は,キリスト教の国にもない。

最初(さいしょ)は,若者間で始まった,このチヨコレ一トのやりとりは,会社などを中心に,今や年齢に関係なく広まりつつある。

バレンタインデ一にチヨコレ一トを贈るという習慣は,製菓会社がチヨコレ一トの売り上げの増加をねらって作り出したものらしい。

製菓会社の販売(はんばい)作戦(さくせん)にまんまと(巧妙,轻而易举)乗せられたと言えばそれまでだが,贈り物の好きな人間の心理をうまくつかんだ製菓会社の作戦勝ち(かち)というところであろうか。

(2)吉田夫人:ごめんくださいませ。

田中夫人:はい。

まあ,これはこれは,吉田さんの奥様。

吉田夫人:いつも主人(しゅじん)がたいへんお世話になりまして。

田中夫人:いいえ,こちらこそ。

よくいらっしゃいました。

さあ,どうぞ,お上がりください。

吉田夫人:いえ。

ここで失礼させていただきます。

これはつまらない物でございますが,皆様(みなさま)に召しあがっていただければと存じまして。

田中夫人:まあ,それはご丁寧に恐れ入ります。

どうかこんあご心配なさらないでください。

吉田夫人:これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

どうもお忙しいところをおじやまいたしました。

田中夫人:まあ,何のおかまいもいたしませんで。

吉田夫人:ご主人様に度うかよろしくお伝えくださいませ。

では,失礼いたします。

田中夫人:そうですか。

ご丁寧にありがとうございました。

では,ごめんくださいませ。

第23課おいしい生活(1)日本が広告(こうこく)に費(つい)やしている費用は,今や国民総生産の1%以上(いじょう)だそうだ。

およそ3兆(さんんちょう)という莫大(ばくだい)な金額である。

テレビのコマ一シャルをはじめとして,新聞や雜誌の広告欄,看板やポスタ一など,私たちの身の回りは広告だらけだ。

これだけ多くの広告が次々と作られているのだから,広告費がかかるのも当然である。

広告と言えば,しばらく前に「おいしい生活」という広告があった。

「おいしい」という言葉は普通食べ物に用いるので,「おいしい生活」は正しい日本語の表現とは言えない。

これは,あるでパ一トが出した広告の宣伝(せんでん)文句(もんく)なのである。

だが,そう言われても,どうしてこれがでパ一トの広告なのか,と首をかしげんる人がいるにちがいない。

実際,これを初めて目にした時は,だれもが「おやっ」と思った。

広告であることはわかるが,何の広告なのかよくわからないというのが,最初(さいしょ)の印象だった。

しかし,意味のよくわからない広告だからこそ,多くの人が興味をそそられて,これに注目(ちゅうもく)したのである。

「おいしい生活」がポスタ一やテレビに登場(とうじょう)するやいなや,それはたちまち人の話題をさらった。

おかげで,この広告を出したでパ一トの名前が売れたことは言うまでもない。

この出来事(できごと)は,大胆(だいたん)で奇抜(きばつ)な広告が人気を集める時代であることを強く人々に印象(いんしょう)づけ,新しい広告の流行を作り出した。

ちなみに(顺便说一下)昔はどうだったかと言うと,覚えやすい文句で,何の宣伝かだれにでもすぐわかる広告がほとんどだった。

しかし,現代では,あたりまえの宣伝文句ではとうてい(无论如何)はやらない。

もっと人を「おやっ」と思わせるような広告が流行(りゅうこう)になっているからだ。

このような流行は商品広告だけではない。

公共(こうきょう)広告も,以前は「暴力(ぼうりょく)追放(ついほう)」とか「お年寄りを大切に」といった,わかりやすい呼びかけがほとんどだったが,最近では,大胆で奇抜なものに変わってきた。

金銭的な利益に結び付かない公共広告も,広告であるからには,時代の流行に無関心(むかんしん)ではいられないのだろう。

(2)張:あれ。

これは映画のポスタ一かな。

山田:ああ。

これは地下鉄の公共広告のポスタ一だよ。

「独裁者(どくさいしゃ)っ」ていう,チャップリンの映画のパロデイ一さ。

張:ふうん。

「独占者」と書いてあるね。

山田:つまり,座席(ざせき)を独(ひと)り占めしないで,お互いに譲り合って座る(すわる)ようにしようっていう広告なんだよ。

張:へえ,おもしろいねえ。

でも,そういうふうに説明されないと,ぼくら(我们)にはわからないなあ。

山田:そうだろうね。

最近の日本では,この広告みたいにちょっと奇抜なものが多いんだよ。

まあ,一つの流行だろうな。

広告っていうのは,いいにつけ悪いにつけ,時代の流行に影響されるからね。

張:なるほど。

公共広告も,時代の流行には無関心ではいられないわけだね。

山田:まあ,日本人は流行に振り回されて(滥用)いるんじゃないかという気がしないでもないけど。

張:だけど,次々(つぎつぎ)と作られる流行が,会社に活力を与えているのは確かだと思うよ。

第24課鶴(つる)の恩(おん)返し昔,ある所に,貧乏(びんぼう)な若者がおりました。

ある日のことです。

若者が田を耕(たがや)していると,体に矢が刺(さ)さった一羽(いちわ)の鶴舞い降りて来ました。

鶴は,まるでこの矢を抜いてくれと言わんばかりに鳴いていました。

「かわいそうに。

よしよし,少しのしんぼう(忍耐)だよ。

」若者は,そう言って矢を抜いてやりました。

鶴は,まるでおじぎ(敬礼)をするかのように,何度も首を振りながら,うれしそうに飛んで行きました。

その三日あとの夜のことでした。

若者が寝ようとしていると,表の戸をトントンとたたく音がしました。

「いったいこんな時間に誰だろう。

相关文档
最新文档