日语剧本《情书》

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情书经典台词

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情书经典台词经典台词情书经典台词《情书》剧情简介日本神户某个飘雪的冬日,渡边博子(中山美穗)在前未婚夫藤井树的三周年祭日上又一次悲痛到不能自已。

正因为无法抑制住对已逝恋人的思念,渡边博子在其中学同学录里发现藤井树在小樽市读书时的地址时,依循着寄发了一封本以为是发往天国的情书。

不想不久渡边博子竟然收到署名为藤井树(中山美穗)的回信,经过进一步了解,她知晓此藤井树是一个同她年纪相仿的女孩,且还是男友藤井树(柏原崇)少年时代的同班同学。

为了多了解一些昔日恋人在中学时代的情况,渡边博子开始与女性藤井树书信往来。

而藤井树在不断的回忆中,渐渐发现少年时代与她同名同姓的那个藤井树曾对自己藏了一腔柔情。

《情书》台词1、虽然经历了岁月的洗礼,但真挚的感情并没有被磨灭,生命是短暂的,而爱情是永恒的,有一个可以思念的人,就是幸福。

2、你恨自己是个,怕孤独的人,偏偏又爱上自由自私的灵魂。

3、如果当初我勇敢,结局是不是不一样,如果当时你坚持,回忆会不会不一般,最终我还是没说,你还是忽略。

4、像他那样的人,经常眺望远方。

那双眼睛总是清澈的,是我迄今为止见过的最漂亮的眼睛。

可能是因为我喜欢他,才这样觉得吧。

5、这些关于藤井树的回忆,是你拥有的,我把它们寄还给你。

6、总有一天,我们会成为别人的回忆,尽量让它美好吧。

7、抱歉,我是个薄情寡义的女人啊。

8、这是在藤井树的祭日里,博子的一个阴谋。

9、你带着他唯一写过的情书,想证明当初爱得并不糊涂,他曾为了你的逃离颓废痛苦,也为了破镜重圆抱着你哭。

10、真令人感伤,人不在了,只有歌声还依然荡漾。

11、爱情是永恒的,有一个可以思念的人,是幸福的。

12、雨伞未遮住梦,却藏住了身影。

13、那双眼睛总是清澈的,是我迄今为止见过的最漂亮的眼睛。

可能是因为我喜欢他,才这样觉得吧。

14、不用担心,即使赔上我的老命,我也要在四十分钟之内赶到(医院)。

15、有时候爱情比时间还残忍,有人变得盲目,而奋不顾身,忘了爱要两个同样,用心的人。

日语情书

日语情书

兵庫県男性15歳君のしかけたイタズラに你那些恶作剧僕はわざとひっかかるんだ我是故意中招的だって君の笑顔がみたいから因为想看见你的笑颜京都府女性25歳「がんばれ!」と背中を押したのも推我一把叫我“加油”的「がんばれなくてもいい」と抱きしめくれたのも抱着我让我“不用硬撑也可以”的あなだでした。

都是你。

熊本県男性21歳俺について来い跟着我いやか?不喜欢吗?いやなら俺がついていく。

如果不喜欢那我就跟着你走東京都男性35歳もし天国で僕を見つけても如果你在天堂遇见我どうか知らんぶりでいて欲しい请装作不认识我的样子今度も僕からプロポーズしたいから因为下一次我也想由我向你求婚大阪府女性15歳試合前で緊張している私に对这考试前紧张的我「がんばって」とあなたが一言你说的那句“加油”別のドキドキが加わりました又让我心跳多出一分愛知県男性31歳携帯見れば今も残っても手机里依然留着「好きです」“喜欢你”たった一言の未送信メール那句未曾送出的信息東京都女性18歳電話でケンカした电话里吵了架それでも会いたい即使如此却还想见你それだから会いたい正因如此才想见你広島県男性37歳手のひらの短い生命線をじっと見て凝视掌心短短的生命线「運命って本当にあるのかな」と独り言自言自语是否真有命运妻は黙って油性ペンで手首まで生命線を伸ばしてくれた沉默的妻只是拿来笔将它延伸到手腕神奈川県男性79歳妻よ妻啊愛してるなんて言えないけど虽然开不了口说爱俺より先に死んでくれるな但不准比我先死奈良県男性18歳メールが来た。

今何してるの?って短信来了。

你问我在干什么ぼーっとしてるって返した“在发呆”我这样回到君のメール待ってたなんて送れへんよ“在等你的短信”这样的话发不出去啦北海道男性17歳父さんが作れるたった一つの料理爸爸做的唯一一道菜しょっぱい卵焼き咸鸡蛋饼どんな料理よりも優しい味比什么都好吃千葉県女性34歳本当の事はあなたにも言った事がないの真相连对你也未曾提起过不器用なあなたが私の為に泣いた事笨手笨脚的你竟然为了我而哭泣それがお嫁さんになった理由那就是我嫁给你的理由大阪府男性16歳君からメールが届いた收到你的消息。

日文情书要有翻译

日文情书要有翻译

日文情书要有翻译日文情书要有翻译あなたが好きなのあなたが好きなの。

あなたの瞳が好き。

春の银河のようにきらめく瞳が、春の日差しのような优しい眼差しが好き。

あなたのが好き。

微风にひらめくシルクのような、さらさらのが好き。

あなたの唇が好き。

蜜のような口付けをくれる、切ない吐息を闻かせくれる唇が好き。

あなたの声が好き。

高く甘い、心に沁みむ、澄み切った声が好き。

あなたの体が好き。

抱きしめると折れしまいそうな华奢な腰が、薄くで形のよい胸が、重ねた肌からわっくる温りが好き。

で、一番好きなのは、あなたの心。

脆く伤つきやい、でどまで纯で美しい、决し谁责めたりしない、べを许、优しさにちた魂。

好きよ。

大好き。

あなたのべが爱しくたまらないの、子。

あなた以外ののなんかう何いらない。

ただあなただけが欲しいの。

喜欢你。

喜欢你的眼睛。

那如春天的银河般闪烁的双瞳、如春日的阳光般温柔的眼神。

喜欢你的头发。

那如在微风中飘荡的丝绢般柔滑的长发。

喜欢你的嘴唇。

那给我甜蜜的吻、吐出悲伤的叹息的嘴唇。

喜欢你的声音。

那高亢而美丽、沁入心脾的清澈声音。

喜欢你的身体。

那纤细得拥抱起来就好像要折弯的腰、细小但形状漂亮的胸脯、交叠的肌肤传来的体温。

可是,我最喜欢的是你的心灵。

脆弱而容易受伤、却非常纯洁而美丽,不会怪责别人、甚事也会原谅、充满温柔的灵魂。

喜欢你。

最喜欢你。

我爱你的一切,爱得不得自已。

我不需要你以外的任何东西,只是想要你。

情书(日文)

情书(日文)

情书
xxちゃん、お元気ですか?
仆は相変わらず元気で过ごしてます。

あなたと离れてから随分时间を経ったけど、毎日あなたのことを头から离れません・・あなたのことを思うと胸がぎゅっとして痛いくらい恋しいです。

毎日あなたが仆の梦から出て来て、その一瞬间、仆にとってなんて幸せなことでしょう?xxちゃん、日本で一生悬命顽张ってるあなたがきっと疲れてるでしょう?日本へ飞んで行ってあなたを助けて行きたい、あなたを暖かく抱きしめたい、あなたにキスしてあげたい・・でも、あまり远くてできないことです。

二人は远く离れてるですけど心は一つを繋がっていますよ。

私达の爱を信じて、そのうちの出会いに顽张ろう。

いつまでもxxちゃんを爱してます。

仆の爱を日本にいるxxちゃんに届けるようにお祈りします。

永远にあなたを爱している
xxx
翻译:
xxx、你好?
我没有什么变化很健康的度过着每一天。

和xx分手后也有一段时间了。

可是、xxx的一切却每天在我的脑子里不能忘却。

一想起你我的胸口就会一阵阵绞痛般的思念你。

每天你会在我的梦中出现、那一瞬间、对于我来说是最最幸福的一刻。

你在日本拼命的努力一定很劳累吧?我真想马上飞到日本去邦助你、去温暖的抱拥你、去亲吻你···可是相离太远是件不能实现的事。

我们两人虽然相隔千里可是心却是紧紧相连的。

永远爱你。

祝愿我的爱能够传送给日本的xxx而祷告···
永远爱你的xxxx。

日本电影情书经典台词

日本电影情书经典台词

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日本电影情书经典台词
如果是日本岩井峻二导演的那部的话,
我个人比较喜欢后来博子在雪山木屋里,与秋叶,熊山一同喝酒时,回想树“求婚”的那段对白,大意是树在博子面前拿出戒指,然后沉默了两个小时,博子只好说:“我们结婚好吗?”树表示同意。

以及,在小餐馆内,秋叶说自己私自寄了封信给女藤井树时,博子表示强烈反感的独白,句句触动心灵,叫人感动。

还有图书馆里,少女树对男树说,早苗同学想与你交往时的对白(但要配上电影画面才能真切地感受那份情怀)。

以上对白大都比较长,不知道能否算得上经典?
[p]渡边博子:你好吗?我很好[/p]@@@[p]女藤井树:藤井树先生,你好吗?[/p]@@@[p]渡边博子:你好吗[/p]@@@[p]女藤井树:我很好,你好吗[/p]@@@[p]渡边博子:我很好,你好吗[/p]@@@[p]女藤井树:我很好,你好吗?...。

日影《情书》日语剧本

日影《情书》日语剧本

----------------------- Page 1-----------------------(情书)脚本藤井の父本日はご多用の中、息子樹三回忌にこのように多数の方にご出席いただきまして、まごとにありがとうございます。

生前お世話を承りました皆様、親交厚くさせていただきました皆様にお目にかかれ、樹もさぞ喜んでいることと存じます。

【読経】「なんじは時に宝塔の内より」「大音声だいおんりょう)を出(い)だして、ほめてのたまわく」藤井の父あ、あのう、お手隙の方から、これ、どうぞ!男おっ、甘酒!気イきくがな、ほんま言うたら、うない方がええんやけどな。

藤井の父安代、お前アレ、菊正かなんかあったろ。

藤井の母あとで、たっぷり飲むんでしょう。

藤井の父いいから、供養供養。

同級生博子さん、「秋葉さんたちがよろしくて、顔出せへんですんません」て。

博子そうですか。

同級生先輩たち今日は自宅謹慎ですわ。

博子自宅謹慎?同級生みんな未だに罪の意識なんですよ。

同級生秋葉さんなんかあれからまだ一度も山登ってへんもん。

同級生あの人たちにしたら、先輩が死んだこともまだ昨日のことみたいなんやな。

同級生みんなちょっと集まって。

同級生お、名カメラマンの登場やで。

同級生本間言うとね、秋葉たちが今夜こっそり墓参りに来る計画らしいですわ。

藤井の父博子ちゃん、すまん、今日帰りにこいつ家の前で落っことしてってくれ。

博子はい。

藤井の父なんか急に頭痛いなんていい出すもんで。

藤井の母痛い、痛い、突き飛ばさなくたって。

同僚博子さんでしたっけ?同僚治夫さんもう酔っ払ってんの、菊正一人で全部飲んでしまいよりました。

同僚博子さん。

----------------------- Page 2-----------------------藤井の父堪忍やで、博子さん。

同僚博子さん、よく聞けよ。

山男や惚れるなよ。

博子お父さんもたいへんですね。

藤井の母大変な振りしているだけよ。

日语三行情书带翻译

日语三行情书带翻译

日语三行情书带翻译
1,你的笑容常常伴我入梦。

あなたの笑颜は常々で私が眠りに入ることに同伴する
2,你的声音常常萦绕耳边。

あなたの声は常々で耳方にまつわる
3,你,多想再次看到你,想重新回到曾经的温暖中
あなたが,どれだけ再度见えたいと考えて、再度帰着して以前中を暖まりたいと考
1.あなたの笑颜は、しばしば梦に私を伴っている
2.耳が、あなたの声が多く残る
3.あなたは、の暖かさで一度戻りたい、あなたを参照してください、もう一度考えてみ
应该是吧……
1,你的笑容常常伴我入梦。

君の笑颜が何时も伴に梦に入る
2,你的声音常常萦绕耳边。

君の声が何时耳元に闻こえる
3,你,多想再次看到你,想重新回到曾经的温暖中。

君、もう一度君に会い、もう一度尝てのぬくもりの中へと、、、、、、再看看别人怎么说的。

1.你的笑容常常伴我入梦(お前の笑颜をよくてく寝つくことだ)
2.你的声音常常萦绕耳边(君の声が响いてくる耳がちだ)
3.你,多想再次看到你,想重新回到曾经的温暖中(あなたは、会いたいあなたを见て、再びしようとしたが、また暖かさの中だ)。

藤井树的《情书》

藤井树的《情书》

藤井树的《情书》《情书》是日本作家藤井树于1995年发表的短篇小说集,共收录了七个故事,描写了人与人之间情感的复杂与纠葛。

第一篇《情书》以一个年轻男子的视角展开,他在大学时代与同班女生结下了深厚的友谊。

他却发现自己不仅喜欢上了她,而且对她产生了一种无法自拔的爱意。

他写给她一封情书,表达了自己的感情,但由于内心的犹豫和胆怯,他没有寄出这封信。

这个故事揭示了爱情中常见的困惑和障碍,同时也表达了作者对爱情的思考。

第二篇《独行》讲述了一个中年男子流浪的经历。

他已经和妻子离婚,并无固定的职业,整日游荡在城市的街头巷尾。

他独自一人孤苦伶仃,却寻找着一种自由和放浪的生活方式。

他游走于各地,有时与人交往,有时独自一人。

这个故事表现了一个受伤的灵魂在追寻自由与解脱的过程中的孤独和困惑。

第三篇《午后的客人》描述了一个女人在午后等待一个她深爱的男人的到来。

男人却没有如约而至,女人陷入了无尽的焦虑和思念之中。

故事通过女人的内心独白和回忆展示了一段无以言表的爱情和对爱情的渴望。

第四篇《母女情深》讲述了一个女儿对母亲的痴迷和依赖。

女儿为了与母亲一起生活,不惜放弃了自己的工作和生活。

母亲却突然去世,女儿陷入了巨大的失落和绝望之中。

故事通过女儿对母亲的描写和回忆,表达了一个女儿对母爱的追逐和执着。

第五篇《分手》描述了一个男人与女人分手后的情感纠葛。

男人在和女人分手后,一直无法释怀,对往事念念不忘。

男人的感情似乎已经失去了方向,他陷入了对过去的纠结与懊悔中。

这个故事通过男人的独白和对往事的反思,描绘了一段爱情走到尽头后的落寞和迷茫。

第六篇《海滩上》描述了一个男人在海滩上偶遇了一个年轻女子。

他们之间产生了一种异样的吸引力和温暖的感情。

由于各种现实的问题和情感的纠葛,他们最终没有能在一起。

这个故事表现了生命中的一瞬间的美好和温暖,同时也揭示了现实的无情和人性的脆弱。

最后一篇《旅人的情书》以一个男人在旅途中写给心爱女人的情书为故事的主线,将七个故事串联起来,共同展示了作者对人们情感纠葛和追逐爱情的深刻思考和感悟。

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て。
博子
そうですか。
同級生 先輩たち今日は自宅謹慎ですわ。
博子
自宅謹慎?
同級生 みんな未だに罪の意識なんですよ。
同級生 秋葉さんなんかあれからまだ一度も山登ってへんもん。
同級生 あの人たちにしたら、先輩が死んだこともまだ昨日のことみたいな
んやろな。
同級生 みんなちょっと集まって。
同級生 お、名カメラマンの登場やで。
【郵便配達のウーウーというバイクのモータが止まる】

ゴホッ、ゴホッ、
配達
あれ?樹ちゃん、今日どうしたのよ?休み?

風邪引いたのよ。
配達
そう、今年のはしつこいってよ。

誰かさんみたいね、
配達
ね、あのさ、映画のチケットあんだけどさ、一緒に行かない、土曜とかさ。樹行かない、配達
じゃ、日曜は、

うん、寒い、
博子
でも、面影がありますね、
藤井の母 なんか今見ると、不吉な写真ね、あ、ケーキ食べる?
博子
あ、いえ、
藤井の母 コシムドアのよ、
博子
じゃ、藤井……. 樹、あった!
藤井の母 博子 藤井の母 博子 藤井の母
何企んでるの?秋葉さんたち。 あ、今夜夜襲かけるんですって。 夜襲? 夜、こっそりお墓参りするんですって。 じゃ、あの子、今夜眠れないわね。

何を!?
友達 証拠よ。

どんな証拠よ?
友達 住民票の写しとか。

なんであたしがそんなもん提出しなきゃなんないの。
友達 じゃ、保険書は?

あたしね、もうこれ以上関わらないことに決めたの。いくら手紙は来
ても相手してあげないわ。
友達 樹、偽物よばわりされて黙ってる気?
博子 なんか…..指名手配の写真みたい。
(情书) 脚本
藤井の父 本日はご多用の中、息子樹三回忌にこのように多数の方々 にご出席 いただきまして、まごとにありがとうございます。生前お世話を承りました皆 様、親交厚くさせていただきました皆様にお目にかかれ、樹もさぞ喜んでいる ことと存じます。
【読経】「なんじは時に宝塔の内より」「大音声(だいおんりょう)を出(い) だして、ほめてのたまわく」
【唄: 〜】 学生 秋葉 学生 秋葉 博子 秋葉 博子 秋葉 博子 秋葉
あ〜、私の恋は〜 風に乗って走るわ〜 ―松田聖子―「青い珊瑚礁」 じゃ、先生、お先に。 あ、気イつけてな、 博子さん、お先に。 そっちはどうやったん? えっ? 法事のほうは? うん、まあ、いろいろ、 いろいろって? いろいろって、いろいろ、 なんかええことでもあったんかいや、なんかそんな顔やで、
同級生 本間言うとね、秋葉たちが今夜こっそり墓参りに来る計画らしいで
すわ。
藤井の父 くれ。 博子 藤井の父 藤井の母 同僚 同僚 した。 同僚
博子ちゃん、すまん、今日帰りにこいつ家の前で落っことしてって はい。 なんか急に頭痛いなんていい出すもんで。 痛い、痛い、突き飛ばさなくたって。 博子さんでしたっけ? 治夫さんもう酔っ払ってんの、菊正一人で全部飲んでしまいよりま 博子さん。
博子
お母さん、頭は?
藤井の母 え?ああ、あれね、仮病。何?
博子
みんないろいろ企むもんだなあって。
藤井の母 可愛いもんでしょう、あたしするのは、
博子
秋葉さんたちも何か企んでるみたいですよ。
藤井の母 ぜんぜん遊びに来てくれないんだから、たまには顔見せてよね、
博子
すいません。
藤井の母 途中まではやったのよ、でも今日の準備もあったじゃない。なんだ
秋葉 おお、どないした?
学生
あの、ちょっと忘れ物。
秋葉 なんの?
学生 あ、いいんです。失礼します。
秋葉 見られてしもたな、どないしよ、しゃあないもんな、これで既成事実
成立っちゅうことで手工打てへん?藤井にな、お願いしてきたんや、墓参りん
時、君と結婚させてくれや言うて、もういい加減、あいつを自由にしたってっ
2
博子 そう?何? 秋葉 なんやねん?それこっちが聞きたいわ。 博子 あの人のうちでね、卒業アルバムを見せてもらったの。 秋葉 卒業アルバム? 博子 そう、中学時代の、小樽に住んでたごろ。 秋葉 ふーん、 博子 そのアルバムの最後のところにね、名簿がついてて、その中に、あの 人の住所もあった。 秋葉 そりゃあるやろな? 博子 でも、今は国道になっちゃって、もうないだって、お家は、だから、 いまはもうない住所なの、そうでしょう? 秋葉 まア、そうやな、 博子 その住所に手紙書いて送ったの、あの人に宛てて。 秋葉 はあ、そんなん、そんなん、書いたって届かへんやろう? 博子 届かないから送ったのよ、だって天国に送ったんだもん。 秋葉 またけったいなこと思いつくやな、君は、 博子 でもね、そうしたらね、返事が来ちゃった。 秋葉 天国から? 博子 そぅ。 秋葉 そんな阿呆な…… 「拝啓渡辺博子さま、私も元気です。」 博子 不思議でしょ? 秋葉 「でも、ちょっと風邪気味です。藤井」こんなん誰かの悪戯やろ。 博子 かもしれないけど、でもちょっと嬉しくて。 秋葉 やっぱ、アレかな?やっぱり忘れられへんのかな、樹のこと、そんな けったいな手紙まで書いて、 博子 秋葉さんは?もう忘れちゃったの? 秋葉 そんな、そういうことはないやろ?ほな、俺と君の関係がどう定義す るの?な、な、博子ちゃん!な、なって、なって、俺真面目な話しとんのやで、 博子 そんなこというたかて、ようわからへんがな。 秋葉 都合の悪い所だけ関西弁、つかうんやもんな。
藤井の父 あ、あのう、お手隙の方から、これ、どうぞ!

おっ、甘酒!気イきくがな、ほんま言うたら、甘うない方がええん
やけどな。
藤井の父 安代、お前アレ、菊正かなんかあったろ。
藤井の母 あとで、たっぷり飲むんでしょう。
藤井の父 いいから、供養供養。
同級生 博子さん、「秋葉さんたちがよろしくて、顔出せへんですんません」
秋葉 これ傑作やな、や、しかし本間に藤井樹ちゅうのがおったんやな、い や、俺の作戦も大成功やね、あ、実はな、俺もこっそりこいつに手紙書いたっ てよ、お前本間に藤井ちゅうんだったら、証拠見せろ言うてな、しゃげど、こ んなのも送ってくるとは、敵も猿もんやで、それでな、博子ちゃん、小樽行っ てみへん、俺のツレが小樽でガラスやっとってんやけど、そいつ展覧会んる言 うて案内くれたんよ、面倒くさいからことは思ったんやけど、ちょうどええや ん、なア、せっかくやから、小樽行って、敵の正体暴いてみへん。 博子 敵じゃないよ。 秋葉 うん? 博子 そうじゃなかったのに、ひどいよ、秋葉さん、でももうこれで最後、 みんなおしまい。風邪治ったのかな?あの風邪薬飲んでくれたのかな。 秋葉 博子ちゃん、 博子 あの人の手紙だったの、そう思いたかったの、でも、もういい。 秋葉 こんなん来るからいかんのや、樹なわけないやん!あいつが手紙書け るわけないやろ!つらいで博子ちゃん、いっつもその席に座りよるしな、俺と あいつが最初に君に会うた時、やっぱりそこに座ったもんな、あいつ初対面で 君にいきなりつきおらて言うたん、覚える?最初に誘ったんは俺やでそれも女 の子なんかとも口もようきかんかったのにやっぱりあん時俺が最初に口説くべ きやったな。もし、そうなっとったら、俺たち、どないなっとったんかなあ。 小樽行ってみへんか。探してみよ。もう一人の藤井樹。
4
えよ!博子ちゃんがそう思うとったらええやん、俺は俺のやり方でことの真相 明らかにすることに全力をつくさかい、ちょっと貸して、貴重な証拠物件やか ら。

「もしあなたが本当の藤井樹なら、何か証拠を見せてください。」喧嘩
売ってるかしらね、だいたい、最初に手紙を寄越したのは向こうよ。
友達 ね、ちょっと送ってみなよ。
藤井の父 堪忍やで、博子さん。
同僚
博子さん、よく聞けよ。山男や惚れるなよ。
博子
お父さんもたいへんですね。
藤井の母 大変な振りしているだけよ。今日だって、これから一晩中どんちゃ
ん騒ぎ。あまり喜んでると、体裁悪いから、忙しぶってるだけ、供養だ供養だ
なんて言ったって、お酒飲みたいだけなのよ、あの連中は、

うん、
樹の母 結婚して名前変わったでしょう、ほら、そうでしょ。

あれは遠藤さん、ティッシュ、
樹の母 うん、

ティッシュ、

渡辺博子渡辺博子渡辺博子渡辺博子、ああ、もういらつくな!
「拝啓渡辺博子様、私も元気です、でもちょっと風邪気味です。」 「拝啓藤井樹様、風邪の具合はいかがですか?お薬飲んで、早く治してくださ い、渡辺博子。」

ちょっと違うと思うけど、
樹の母 おじいちゃん、ご飯、

神戸の渡辺さん、ママ覚えない?
樹の母 渡辺さん?

はい。
樹の母 あんたが忘れてるだけじゃないの、

そんなことないって、絶対知らないもん、渡辺博子、変よ、これ、
絶対、ね、変よね、おじいちゃん。
お爺さん どれ、

神戸に知り合いなんかないじゃん、あたし。
てええやろ?なあ、君も自由になれよ。
「拝啓藤井樹さま、今日帰りの坂道で桜の蕾が膨らんでいるのを見つけました。 こちらはそろそろ春の気配です。渡辺博子」
同僚 樹 同僚 樹 同僚 樹 同僚 樹 同僚 樹
キテるわ。 梶井基次郎(かじいもとじろう)にあるでしょ。 「桜の木の下に死体が埋まっている」。 あとほら、坂口安吾のさ…… 「桜の森の満開の下」。 そうそう。 やっぱ冷暗ね。 桜というのはそういうもんよね。 そういうもんよ。 そのわけの分からない手紙でしょ?風邪薬でしょ?それに桜と春の気
樹の母 知らないわよ、あんた病院行かなかったの?
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