02-镰仓名词解释

１） 縁起絵 （融通念仏縁起絵巻・春日権現験記・北野天神縁起絵巻・ 石山寺縁起絵巻）
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東大寺の再建
（とうだいじのさいけん）
宇治上神社
14 (うじじょうじんじゃ)
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絵画・工芸
(かいが・こうげい)
２）伝記絵（法然上人絵伝・一遍上人絵伝） ３） 合戦絵／物語絵 （平治物語絵巻・蒙古襲来絵詞・男衾三郎絵巻） ４）似絵（神護寺三像（伝源頼朝像など） ・後鳥羽上皇像） ５）頂相（聖一国師像）
工芸では、芸術性の高い刀剣、武器、陶器など盛んに なった。
『平家物語』は、鎌倉時代に成立したと思われる、平家の栄華と没 落を描いた軍記物語である。 保元の乱・平治の乱勝利後の平家と敗れた源家の対照、 源平の戦 いから平家の滅亡を追ううちに、 没落しはじめた平安貴族たちと新 たに台頭した武士たちの織りなす人間模様を見事に描き出してい る。 和漢混淆文で書かれた代表的作品であり、 平易で流麗な名文と して知られ、 「祇園精舎の鐘の声……」の有名な書き出しをはじめ として、広く人口に膾炙している。
『第８課―鎌倉文化』の名詞解釈
順 第八章―鎌倉文化 序
源 頼朝は、平安時代末期、鎌倉時代初期の武将である。鎌倉幕府 の初代征夷大将軍として知られる。 平安時代末期に河内源氏嫡流の源義朝の三男として生まれ、父・ 義朝が平治の乱で敗れると伊豆国へ流される。 伊豆で以仁王の令旨 を受けると平家打倒の兵を挙げ、関東を平定し鎌倉を本拠とする。 弟たちを代官として源義仲と平家を滅ぼし、 戦功のあった末弟・源 義経を追放し、 諸国に守護と地頭を配して力を強め、奥州合戦では 奥州藤原氏を滅ぼす。建久 3 年（1192 年）に征夷大将軍に任じら れた。
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『平家物語』
(へいけものがたり）
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仏像彫刻
(ぶつぞうちょうこく)
源平の争乱で焼失した奈良の諸寺院の復興には、源頼 朝らが協力し、多くの仏像や肖像の彫刻を作り出した。 その作風は、天平彫刻の伝統を受け継ぐとともに、新し い時代の精神を生かした力強い写実性をもち、人間性豊 かな表現であった。 宋、元の書風が伝えられ、平安時代以来の和様をもと にし、青蓮院流が創始された。
日本と中国の宋朝（南宋）の間で行われた貿易である。10 世紀 から 13 世紀にかけて行われ、日本の時代区分では平安時代の中期 から鎌倉時代の中期にあたる。 中国の唐朝に対して日本が派遣した 遣唐使が停止されて以来の日中交渉。 日本へは宋銭、陶磁器や絹織物、書籍や文具、香料や薬品、絵画 などの美術品などが輸入された。 日本からは銅や硫黄などの鉱物や 周防など西国で産した木材、 日本刀などの工芸品が輸出された。 日 本に輸入された宋銭は、日本社会における貨幣利用の進展に役立 ち、仏教経典の輸入は鎌倉仏教にも影響を与える。 懐良親王（かねながしんのう元徳元年(1329 年)? - 弘和 3 年/永徳 3 年 3 月 27 日(1383 年 4 月 30 日)）は、後醍醐天皇の皇子である。
名 詞
解 釈
１
源頼朝
（みなもとのよりとも）
これにより朝廷から半ば独立した政権が開かれた。 この政権は後 に鎌倉幕府と呼ばれ、幕府などによる武家政権は明治維新まで約 680 年間に渡り、存続することとなる。
（1147－1199）鎌倉幕府初代将軍。義朝の三男。平治 の乱後、伊豆に流されたが、以仁王(もちひとおう)の平 氏討伐の令旨を受けて挙兵。鎌倉を本拠に関東に勢力を 伸ばし、弟範頼・義経を西上させて義仲を討ち、次いで 一ノ谷・壇ノ浦などの合戦で平氏を全滅させた。のち、 義経追討を名目に守護・地頭設置の許可を得て武家政権 の基礎を確立。建久 3 年（1192）征夷大将軍に任ぜられ た。
３
武家社会・文化
（ぶけしゃかい・ぶんか）
的な一体感がもたらされた。 経済：武士が日本各地の土地を支配することにより隔地 間交易が盛んになると共に、政権が南宋・元貿易を積極 的に進めたため全国的な銭貨の輸入により貨幣経済が広 がり、さらに為替の制度も生まれるなど、その後の日本 における経済的発展が準備された。 宗教と文化：武士や民衆を目指した仏教が鎌倉へ積極的 に布教したため、鎌倉には禅宗・浄土宗・律宗・日蓮宗 などの仏教の宗派が興隆し、大陸の文化様式は鎌倉から 京都をはじめとして全国各地に広がって日本文化の新た な発展を導いた。 源氏の将軍は頼朝・頼家・実朝の三代で滅び、以後は 摂家将軍・親王将軍が立ったが実権は代々執権を継いだ 北条氏が握った。中央に侍所・政所・門注所の諸機関を 設け、全国各地に守護・地頭を置き封建制国家を確立し た。 1185 年に、源頼朝は大江広元の献策を容れて弟の源義 経の追討を目的に全国に守護・地頭を設置する。守護は 一国に 1 人ずつ配置され、地頭は公領や荘園ごとに設置 され、年貢の徴収や土地管理などが役割であった。鎌倉 幕府の権威を背景に荘園を侵略し、豊作凶作にかかわり 無く一定額の年貢で荘園管理を一切請け負わせる地頭請 や、荘園を地頭分と領家分に強引にわける下地中分など、 一部で横暴も多くあった。
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鎌倉書道
（かまくらしょどう）
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日宋貿易
（にっそうぼうえき)
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懐良親王
(かねよししんのう)
母は二条為道の娘。南北朝時代、 南朝の征西大将軍であったことか ら征西将軍宮（せいせいしょうぐんのみや）と呼ばれる。肥後国隈 府（熊本県菊池市）を拠点に征西府の勢力を広げ、九州における南 朝方の全盛期を築いた。
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東アジアとの交流
（ひがし～こうりゅう）
鎌倉に武家政権が置かれたことで、日本社会には東西 交流と融合がもたらされた。また鎌倉に成立した武家政 権は鎌倉の自然環境を背景として、禅宗をはじめとする 南宋文化を積極的に導入して独自の文化を形成した。こ れにより武家の精神や信仰が高まり、以後の日本人の価 値観や行動様式に大きな影響をあたえた。武家の文化は 日本文化の発展に極めて重要な役割を果たし、鎌倉は中 世東アジアの特色ある都市となった。
鎌倉時代は、京都の公家と鎌倉の武家との二元的支配 が進みながら、次第に武家の支配が公家の支配を圧倒し、 公家文化の伝統を受け継ぎながら、武家や庶民に支持さ れる新しい文化が成長していった。 平安時代末期から鎌倉時代にかけて発生した仏教変革 の動きを指す。特に浄土思想の普及や禅宗の伝来の影響 によって新しく成立した仏教宗派のことを鎌倉新仏教 （かまくらしんぶっきょう）と呼ぶ。平安仏教が貴族仏 教であったのにたいして、鎌倉新仏教はあらたに台頭し てきた武士階級（特に臨済宗・曹洞宗）や一般庶民へと 広がっていった（浄土宗・浄土真宗・時宗･日蓮宗） 。 法然上人滅後１５年、嘉禄３年（１２２７）天台宗の ある僧が法然上人の著書『選択本願念仏集』を非難した が法然上人の弟子がそれを論破した。そのためいよいよ 憤り、法然上人の霊廟を破却して遺骸を鴨川に流そうと 企て同年６月２２日霊廟が襲撃された。鎌倉幕府の六波 羅探題が制止して事なきをえたが、門弟達はその夜、法 然上人のご遺骸を嵯峨の地にお移しし、隠密にしていた が、同月２８日太秦西光寺に再びお移し申し上げた。翌 年安貞２年１月２５日の夜明け前西光寺より西山粟生の 光明寺にお移しし火葬申し上げた。この法難を浄土宗で は嘉禄の法難という。 浄土真宗は、鎌倉時代初期、法然の弟子親鸞（1173 年 -1262 年）が、法然の教え（浄土宗）を継承発展させ、後 に教団として自立した仏教の日本独自の宗旨。 1260 年（文応元年）8 月 27 日に立正安国論を著わし、 前執権で幕府最高実力者の北条時頼に送る。この書は、 地震・洪水・飢饉・疫病などの災害が起こる原因は、民 衆や幕府が主に法然の念仏をはじめとする邪法を信仰す ることにあるとし、仏教経典を根拠に、正法たる法華経 を立てなければ自界叛逆難、他国侵逼難などの災いが起 こると説かれている。安国論が建白されて 40 日後、批判 に恨みを持っていた他宗の僧ら数千人により、松葉ヶ谷 の草庵が焼き討ちされるも難を逃れる。その後、ふたた び布教をおこなう。 当時の関東では武士に大きな勢力をもったのは禅宗で あった。禅宗は当時の中国で盛んで、１２世紀末ころ宋 に渡った天台の憎栄西によって日本に伝えられた。栄西 以来、幕府は臨済宗を重んじ、宋から多くの禅宗を招き、 鎌倉に円覚寺などの大寺を次々と建立していった。それ は、禅宗の厳しい修行が武士の気風にあっていたためで あるが、海外の新しい文化を吸収する狙いもあった。
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幕府と仏教
７
（ばくふとぶっきょう）
８
嘉禄の法難
（かろくのほうなん）
９
浄土真宗
（じょうどしんしゅう）
10
日蓮布教
（にちれんふきょう）
11
幕府と禅宗
(ばふくとぜんしゅう)
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三大随筆
（さんだいずいひつ）
清尐納言の「枕草子」 、鴨長明の「方丈記」 、吉田兼好 の「徒然草」 。 東大寺は治承 4 年(1180 年)、平重衡の南都焼打によっ て伽藍の大部分を焼失。大仏殿は数日にわたって焼け続 け、大仏（盧舎那仏像）もほとんどが焼け落ちた。 東大寺の再建には財政的、技術的に多大な困難があっ たが、養和元年（1181 年） 、重源は被害状況を視察に来た 後白河法皇の使者である藤原行隆に東大寺再建を進言 し、それに賛意を示した行隆の推挙を受けて東大寺勧進 職に就いた。幾多の困難を克服して、重源と彼が組織し た人々の働きによって東大寺は再建された。文治元年 8 月 28 日（1185 年 9 月 23 日）には大仏の開眼供養が行わ れ、建久 6 年（1195 年）には大仏殿を再建し、建仁 3 年 （1203 年）に総供養を行っている。 宇治上神社は神託を受けた醍醐天皇が延喜元年 (901 年)に社殿を築造したことに創まるという説があるが、詳 細は明らかでないようである。平安時代には現在の宇治 神社、宇治上神社の両神社を合わせて宇治鎮守明神、離 宮明神といわれていたらしい。境内にはその他、鎌倉時 代に建てられた摂社春日神社（鎌倉時代・重文）や、稲 荷社などがある。 「桐原水」は宇治七名水最後のひとつで 小屋に囲われ大切に保存されている。 絵画では、絵巻物が全盛期を迎え、物語の挿絵から発 達した。