新日语教程

第11課 空港で待っています
銭軍さん
 東京大学大学院への留学決定、おめでとうございます。
 来日は25日ですね。到着は何時の予定ですか。教えてください。その日は土曜日なので、空港まで迎えに行きます。空港の到着ロビーで待っています。
 私は日本に帰ってから、ある会社に就職しました。今、中国との貿易の仕事をしています。中国語も使います。毎日、残業しています。北京の日々はとても懐かしいです。
 住居については決して心配要りません。安くていいアパートを紹介します。安心してください。
 では、お元気で。ご家族の皆様にもよろしく。
3月8日
渡辺 早百合





第12課 日本人の留学
日本の若者にとって、現在留学や海外旅行は珍しい事ではありません。例えば、新婚旅行で国内旅行が選ぶ人はとても少ないと思います。多くのカップルはハワイやヨーロッパは言う待てもない,世界各地へ行きます。大学生は夏休みに短期留学やホームステイをします。中国各地を個人旅行する学生も大勢います。
日本は世界でも最も物価が高い国のひとつです。国内旅行のほうは,海外旅行より値段が高いと言う人もいます。また短期の旅行や留学の場合,ビザが不要な国もたくさんあります。
留学が簡単なのはいいことです。しかし,一生懸命勉強しない人が少なくありません。これは決していいことではないと思います。貴重な青春時代,一日一日が大切のは言うまでもありません。


第13課 インターネットと携帯電話
インターネットは、私達の生活に大きな変化もたらしました。
インターネットのお陰で,私達は世界中のことを知ることができます。図書館に行かなくても自宅で何でも調べることができます。また,インターネットのお陰で通信も便利になりました。手紙のときは何日も掛かりました。しかし,今ではEメールのお陰で,すぐにメッセージや写真を送ることができます。
携帯電話も私達の生活を変えました。以前は公衆電話を探すために走り回りました。今もう,その必要はありません。どこにいでも,家族や友達とおしゃべりすることができます。
しかし,インターネットには多くの問題も残っています。IT技術の進歩は,今後の私達の生活をどのように変えるのでしょうか。


第14課 一人っ子のしつけ
 中国の都市では、少数民族などの家庭を除けば,子供は皆一人っ子です。趙龍さんの息子さん,趙小龍君もそうです。趙さんは

息子さんについて、次のように話しています。皆さんはどう思いますか。
 息子は今九歳で,小学3年生です。勉強はまめまめですけれども,運動は下手です。太っているからで少雨か。
 息子は休みにはよくデパートへ行きたがります。そして新しい服をほしがります。また,ファーストフードの店でハンバーガーを食べたがります。中華料理のほうがいいと思いますが。
 私は息子に厳しいですが,妻は息子に甘いですね。どんどんわがままになっています。
 依然,家族でシャンヘイヘ行ったことがあります。あるデパートに言ったとき,息子がやはり五百間もする靴をほしがりました。でも,すでにたくさん持っているので,買いませんでした。すると息子は大声で泣き出しました。いったい,どのようにこの子をしつければいいのでしょうか。

第15課 バレンタインデー
 毎年,2月14日はバレンタインデーです。
 日本ではその日、女性は好きな男性にプレゼントをあげます。愛の告白です。昔,女性は自分から「好きです」「愛ています」ということがなかなかできませんでした。
 しかし、バレンタインデーのお陰で、女性も一年に一日だけ、愛の告白をする自由を得ました。その後、自由恋愛の進み、現在、バレンタインデーは単なるお祭りです。
 バレンタインの贈り物で、男性が一番によくもらうのはチョコレートです。チョコレートは、幸せな愛の象徴です。しかし、チョコレートをもらった男性はよく考えたほうがいいでしょう。贈ってくれた女性が自分を愛してくれている確率はそんなに高くないからです。
 上司などに単に付き合いとして贈るチョコレートを「義理チョコ」と言います。また好きな男性に送るチョコを「本命チョコ」と言います。男性たちはもらったチョコレートを見て、「義理チョコ」かもしれない、いや「本命チョコ」に違いない、と悩むのです。
 でも、たとえ義理チョコでも、もらわないよりはもらう方が、うれしいに違いありません。

第16課 日本生活のマナー
外国人が日本の生活を始めるとき、気をつけなければならないことがいろいろあります。
たとえば、日本では交通規則を守らなければなりません。また、日本人は音に敏感です。ドアは静かに閉めましょう。また、公共の場で大声で話すの避けたほうがいいでしょう。電車に乗ると、「携帯電話はご遠慮ください」ということが聞こえます。
特に、ゴミの捨て方には注意

しなければなりません。日本ではゴミの捨ててもいい曜日と時間は決まっています。また曜日ごとに捨てることができるゴミの種類も決まっています。決まった種類のゴミ以外は捨ててはいけません。


第17課 男尊女卑の国
 古い日本の映画では、威張った夫と従順の妻がよく登場します。
 事故とを終えて帰宅したご主人は、よく「飯、風呂、寝る」と言います。これはそれぞれ「ご飯を用意しろ」「風呂に入る」「先に寝る」と言う意味です。
 夫が「ばか」「でしゃばるな」と言う場面もよく出てきます。一方、奥さんは「はい」「すみません」と、おとなしく夫の命令に従います。
 そのため、日本は男尊女卑の国だと思っている外国人がたくさんいます。「日本の女性はかわいそうだ」「日本の男性とは結婚したくない」、こんな意見をよく聞きます。
 しかし、戦争前の世代と今の若い世代では、価値観が全然違います。社会も違います。女性が大学に行くのも当たり前になりました。結婚後、仕事を続けるのも普通のことです。
 夫婦共働きの家庭では、男性もよく家事を手伝います。昔の男性はスーパーへ行くことはほとんどありませんでした。今はご主人から奥さんに「一緒に買い物に行こう」と言う時代なのです。

第18課 成人式
 日本の若者は二十歳になると、成人としておとなの仲間入りをする。
 1月の第二月曜日は「成人の日」で、国民の祝日だ。二十歳を迎えた若者の多くはこの日、成人式に参加する。この日のために豪華な振袖を注文してきて来る娘さんもいれば、平服で来る娘さんもいる。一生に一度のことだからと思い切って大金を使う人、一生に一回しか着ないものに高いお金を払うのはつまらないと考える人、人によって考え方は違う。
 さて、二十歳になるとお酒を飲むこともタバコを吸うこともできる。バーに行って、タバコを吸いながら酒を飲んでもよい。一方、大人として、年金も払わなければならない。大人には権利もあれば義務もある。
 また、二十歳になると選挙権も得る。選挙は国民の権利でもあれば、同時に義務でもある。しかし、若者の大半は政治に対して無関心で、なかなか選挙に行かない。
 人はだれでも老人になる。9月15日は「敬老の日」だ。しかし、敬老の日でも電車でお年寄りに席を譲らない若者は多い。残念なことだ。


第19課 言うは易く…
 地球の温暖化は、人類にとって、最も難しい問題のひとつ

である。オゾン層の破壊も深刻である。ほかにも大気汚染など環境問題は数多い。
 私たち人間はこのような状況を見過ごしてはならない。美しくてすみやすい地球を守らなければならない。
 しかし、「言うは易く、行なうは難し」である。なぜなら人間は常に自然を犠牲にしてきたからである。多くの人が個人の経済的利益のために、木を切り、海や川を汚してきた。他人の不幸に無関心なのと同様、地球の悲劇に無関心な人が大勢いる。たとえ人々が何環境保護を呼びかけてき、彼らには届かない。
 すみにくい世界とは、実は環境ではなく、そこに住む人々の心の問題を指しているのかもしれない。


第20課 日本語は難しい
 日本の勉強は簡単ではない。中国にない発音もあるし。平仮名と片仮名を覚えるのも楽ではない。漢字の読み方も違う。
 でも、習っていくうちに少しずつ慣れていく。最初は「あかさたな」の発音も難しいが、二週間ぐらい勉強すると、平仮名や片仮名の読みは問題がなくなる。一か月程度で、正しい発音で文を読むことがで。きるようになる。
 けれども、勉強するにつれて、知らない単語はどんどん増える。それらを一つずつ覚えなければならない。動詞や形容詞などの変化もあるし、敬語はとても複雑だ。中国人学生の多くが「日本語は、勉強すればするほど難しくなる」という。
 漢字の意味の微妙な違いにも注意しなければならない。「手紙」は中国語では「トイレットペーパー」の意味になるし、日本語の「紹介」は、中国語では「介紹」と書く。
 それでも、こうした困難を乗り越えて、多くの先人が日本語をマスターしてきた。魯迅や郭沫若もその中の一人だ。「もし日本人と自由に話をすることができたら、どんなに楽しいだろう」。そう考えている皆さん、努力すれば必ず上手になる。がんばってほしい。


第21課 コンピューター社会
 コンピューター社会は、確かに便利だ。パソコンがあれば何でもできる。家庭内にネットワークを作り、テレビから駐車場まで全部リモコンで管理できる住宅も作られている。そんな家に住んでいる人はみんな、とても便利で暮らしやすいと言う。電子マネーも試験的に使われている。私も使ってみたら、とても便利だった。これが普及すれば、もう重い財布を持つ必要もないだろう。
 ただし、便利になったとはいえ、問題も残されている。まず、いったん停電してしまうと、逆に何もできなくなる。

また、コンピューターが故障しただけで電気も水道も止まってしまう。買い物もできなくなる。
 また、コンピューターで管理されている情報は、いつ、どこで、誰に見られるかわからない。クレジットカードを盗まれて、困った経験をした人も多いだろう。コンピューターウイルスも深刻な問題だ。ウイルスはいったん感染すると、インターネットを通じて世界中に広がってしまう。
 考えてみれば、昔はコンピューターがなくても、みんな何の不自由もなく生活していたのだ。私たちはコンピューターに依存する生活を見直したほうがいいのかもしれない。


第22課 日本旅行の思い出
 方さんは今年の夏、初めて日本へ旅行に行きました。
 中国に戻って一か月が過ぎた。しかし今でも、日本での日々が昨日のことように思い出される。
 日本でまず驚いたのは関西空港が海の上にあることだ。また、空港内のは未来都市のようだった。この空港に来る外国人は、きっと日本の科学技術のすばらしさを感じるはずだ。
 夕方、京都に着いた。バスから外に出ると、とても蒸し暑い、サウナにいるようだった。京都は古い神社やお寺が多い。日本人はスーパーで買い物をすると聞いていたが、京都には小さな店も多い。旅館で日本料理を食べた。刺身はとてもおいしいかった。日本料理は色がきれいで、まるで一つの芸術作品のように思われる。
 次の日、貴船に行った。貴船は京都の北にある観光地だ。店の下を冷たい水が流れている。むしあついきょうとだったが、ここにいると暑さを忘れそうだった。


第23課 コンビニ
 コンビニというのは、一年365日、一日24時間いつも営業しているミニスーパーのことである。
 コンビニの特徴は、狭いスーペーに日常生活に必要な物が、何でもそろっている点にある。棚の上には文房具のほかに、化粧品や石鹸などの日用品、お菓子などが並べてある。冷蔵庫には牛乳などが並んでいる。また、本や雑誌も置いてある。
 これだけなら、スーパーと似ているが、それだけではない。日本のコンビにでは写真のDPEや配達の依頼、コピーまでできる。また、客は毎月の電気料金を銀行や郵便局ではなく、コンビニで払うこともできる。これはとても便利だ。店によっては、旅行の申し込みもできる。
また、コンビにではお弁当もよく売れるが、客に温かいお弁当を食べてもらうために、電子レンジが置いてあり、客は自由に使うことができ

る。これは日本らしいサービスだ。それため値段はスーパーより少し高いが、コンビニにはいつも客が多い。




第24課 楊君の日記
2月10日 雨
 今日は春節です。中国では祝日だが、日本にいる私たちは、いつも通り学校に行った。
 今日悲しいニュースがあった。韓君のお父さんがなくなった。63歳だったそうだ。おととしの交通事故の原因で、ずっと入院していたそうだが、家族の人は韓君を心配させないために最近まで知らせなかったらしい。
 私のふるさとでは年々生活水準が向上し、社会が発展しつつある一方で、それにつれて多くの悲劇が生まれている。車が増えれば増えるほど豊かな社会になるという考え方は時代遅れだ、と先生も言っていた。一部の国や地域では車をやめて環境にいい自転車を使おうという動きがある。しかし、便利で豊かな生活を夢見ているわが国の人々に、「車を買うな」と呼びかけることは難しい。
 今日、吉田君が日本の高校の歴史の教科書を見せてくれた。確かに戦争のことは書いてある。だが、その記述はあいまいだ。しかし、それでいいのだろうか。平和を守り、歴史を正しく認識することはとても大切だと思うのだが。



第25課 餃子作り
 呂艶さんは京都大学の留学生です。呂さんのクラスは春節前に餃子パーティーをするこうになりました。そして、呂さんは餃子作りの先生役をさせられることになりました。明日は、いよいよその日。以下は準備に追われる呂さんの独り言です。
 ああ、困ったわ。私は中国人とはいえ、湖南省の出身から一度も餃子を作ったことがないし、餃子も好きじゃないのに。大学時代は毎日、学生食堂で食べていたし、料理に関する知識なんて何もないのに、まさか日本で料理教室を開かせられるとは思わなかったね。
 本当は王さんが適任なのに。東北の出身だから。私は女だけど料理をしたことはほとんどないのよ。ああ、頭が痛い。でも、やることになった以上、やはりがんばらなくては。
 餃子は皮が丸くできるかどうか心配だわ。中身は何が…、肉は牛肉よりは豚肉ね。野菜もいるわ。卵も。今日のうちにスーパーで買っておかなければ。
餃子のほかにも何か作ることにしよう。中華セラだがいいわ。でも、辛くしたらだめ。日本人の口に合わないから。果物もいるし。……ああ、こうしてはいられない。



第26課 マイホーム
 今わが国では、住宅購入は市民の最

大の関心事の一つなっている。
 かつてマイホームを持つことは、庶民にっとて夢のまた夢だった。しかし近年、人々の生活が豊かになって、住宅購入資金を銀行から借りることもできるようになり。夢は現実となったわけである。
 マイホームの普及に伴って、人々のライフスタイルもかわっできた。洋風の家具を購入したり、日本と同様、玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えたりする家庭が増えているらしい。
 もちろん日本でも、マイホームは庶民の夢である。ただ、日本では賃貸のアパートやマンション、1戸建てを借りで、それで済ませようとする人も少なくない。日本では転勤が多く、せっかくマイホーム買っても、また引越しをしなければならないという事情もある。
 さてわが国では、家を買った後自分で内装をしなければならないことが多い。そのため、いろいろ苦労することになる。安く済ませたいと思う一方で、せっかくのマイホームだから立派なものにもしたい。。その矛盾に悩むのである。



第27課 お金は万能か
 改革開放以来、中国の経済は発展し、市民生活も豊かになった。それで同時に、一部の人の間に拝金主義の風潮が出てきたのも事実である。
 お金があれば、確かに、広くて立派な家に住める。ドイツ製の高級車でドライブして、毎日、おいしい料理が食べられる。イタリア製の靴を履くこともできる。スイス製の時計も買える。海外旅行にも自由にいける。家事が面倒なら、人に任せることもできる。
 しかし、お金では決して買えないことがある。それは学問や人の心である。たとえどんなにお金持ちでも、一生懸命勉強しない限り、知識を身に付けることはできない。また、持つべき知識も持たず、善悪の判断もできず、大金を浪費することしかできないような人は、魅力的な人物と言えるだろうか。また、人は相手はお金持ちだというだけで、その人と結婚するだろうか。
 誠実で、強い意志お持ち、正しい判断ができる人。知性とユーモアと寛容な精神を持っている人。そんな人が本当の友人や温かい家庭を持つことができて、幸せになれるのではないだろうか。



第28課 無事、日本につきました
佐藤陽一様
拝啓
 先生、お元気でいらっしゃいますか。北京ではいろいろお世話になりました。
 私は先月、無事、日本につきました。今は元気に大学院へ通っています。先生は私のためにわざわざ黒田教授へイーメールを送ってくださ

ったそうですね。どうもありがとうございました。また、そのお礼が送れて申し訳ありません。
 先生がおっしゃったとおり、日本は清潔で便利な国です。しかし、最初、道に迷ったり、地下鉄を乗り間違えたりしました。でも、もう大丈夫です。
 日本語で論文を書くのは楽ではありませんが、北京にいる間に先生がいろいろご指導くださったおかげで、何とかなりそうです。完成したらすぐお送りいたします。ご感想をうかがうことができれば幸いです。
お正月は日本へお戻りになりますか。それとも中国国内をご旅行なさるのでしょうか。先生が帰国されたら、みんなで餃子パーティーを開いて先生をお招きしたいと考えております。またお目にかかれる日を楽しみにしております。
敬具
2001年11月15日
程 玉華

第29課 失敗は成功の元
 今日の午後、友人の好子が電話をかけてきた。今朝の飛行機でハワイへ旅行に行くはずだったが、事故で列車が遅れて、出発にまにあわなかったそうだ。ところが、その飛行機がエンジントラブルで引き返してきたという。おかげで今夜、一緒に行けろとのこと。運不運というのはなかなかわからないものだ。
 父だって先月、自転車を盗まれ、「犯人を見つけたら決して許さん」と起こっていたけど、それ以来、駅まで二十分の距離を歩いて通うようになったら、体重が6キロも減って、出ていたおなかが目立たなくなった。
 おとといの日本とフランスのサッカーの試合はその反対だ。日本が最初に2点とって、勝ったと思ったら、選手も安心しすぎたのか、結局、2対3で負けてしまった。逆転したフランスもすごいが、負けるにしてももう少しいい負け方をしてほしかった。
 私はおととし、大学に入学したばかりのころ、中国語のテストの成績がとても悪かった。それで、その年の夏休みに奮起したから中国語が得意になって、この間のスピーチコンテストで優勝できた。もし、最初から成績がよかったら、1位になれたとは限らない。「失敗は成功の元」とは、なるほどよく言ったものだ。
第30課 旅に出よう
 地図は年情報のデータベースだ。一冊の本の中に世界中の風景がある。いくら見ていても飽きることがない。
 そこにはさまざまな発見がある。たとえば京都の道は北京同様、東西南北にまっすぐ走っている。港町の神戸には教会や坂や階段が多い。そんな都市の様子が見えてくる。
 知らない町を想像の中で

訪ねることもできる。数千の人々であふれる新宿、富士山の近くを時速250キロ以上の速さで走る新幹線…。まだ見ぬ景色を家の中で見ることができる。地図を見ることで鳥になってどこでも自由にいけるし、地図を見ることで鳥になってどこでも自由にいけるし、つきになって地球全体を見ることさえできる。
 電子地図とは、何千ページ分もの情報が入っているCD―ROMのことを言う。そして、私たちはキーボードをたたくだけで、何でも見ることができる。しかも必要な情報が必要なだけ取り出せる。
 それでも、やはり本当のたびの魅力は捨てがたい。お金と時間を使って苦労しに行くようなものだが、そこには感動がある。喜怒哀楽と冒険と見知らぬ人々との出会いがある。
 若者よ、今こそ旅に出よう。大学という箱の中から飛び出して、未知の島へ泳いで行こう。


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