浦岛太郎与桃太郎日文版
桃太郎的故事

がんばりました 。
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力四遭 〃个到 伙鬼 伴的 一阻 起挡 努〄
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。雉 が 鬼 を つ っ つ こ ま す
。猿 が 鬼 を ひ っ か き ま す
。犬 が 鬼 に 噛 み つ き ま す
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そして桃太郎は剣で戦って 、とうとう鬼の大将を降参 させてしまいました。
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鬼は今まで村々から夺っ た宝物を桃太郎たちに差 しだし、もう二度と乱暴 を働かないと誓いました 。
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猴一犹激丸能“只又前 子个豫你子将好小遇进当 桃 〄 的 给 那 猴 到 的 心 时 。 给将。我用的子了〄太 了那”吃爱桃便一在郎 这糯桃呢心太对只崎与 只米太?做郎桃小岖小 饥丸郎我成啊太猴的白 饿子便将的〃郎子山狗 的拿毫会糯能说。路继 小出不感米不:这中续
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儿开爷子老桃边里有 从吃回捡奶子洗砍一 桃。家回奶从衣柴天 子发了家很上服〄〄 中现〄。开游。来老 飞一把然心漂有奶爷 出个桃后的下一奶爷 来男子老把来个去去 孩切爷桃〄大河山
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扰村 人子 们里 。出 桃现 太了 郎鬼 说〄 【困
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桃太郎的故事

桃太郎的故事
很久很久以前,日本乡村里有一对老夫妇,他们渴望有个孩子,可是一直没有
如愿。
有一天,老太太在洗衣服的时候,发现了一个大桃子,她非常惊讶,于是她叫老头来帮她把桃子切开。
切开桃子的时候,老夫妇惊讶地发现里面躺着一个小男孩。
他们给他取名叫桃太郎,用心呵护他长大。
桃太郎渐渐长大,变得非常强壮,他决定要去打败一直困扰乡村的鬼怪。
他向
父母告别,踏上了征途。
在路上,他遇到了一只狗、一只猴子和一只鸟,他们都被鬼怪欺负得很惨,于是他们决定一起去打败鬼怪。
他们一行人来到了鬼怪的巢穴,桃太郎大声喊道,“鬼怪们,快出来受死吧!”鬼怪们听到了桃太郎的声音,纷纷涌了出来,桃太郎和他的伙伴们开始了一场激烈的战斗。
经过一番激战,桃太郎和他的伙伴们终于打败了鬼怪,乡村恢复了和平。
桃太郎和他的伙伴们受到了全乡村人民的热烈欢迎,他们成为了英雄。
从此以后,乡村再也没有受到鬼怪的困扰,人们生活得非常幸福。
桃太郎的故事告诉我们,正义勇敢的人永远都不会被恶势力打倒,只要我们齐
心协力,就一定能够战胜一切困难,迎来美好的明天。
日本童话(日语)

一寸法師(いっすんぼうし)子供のない老夫婦が子供を恵んでくださるよう住吉の神に祈ると、老婆に子供ができた。
しかし、産まれた子供は身長が一寸(現代のメートル法で3cm)しかなく、何年たっても大きくなることはなかった。
子供は一寸法師と名づけられた。
ある日、一寸法師は武士になるために京へ行きたいと言い、御椀を船に、箸を櫂にし、針を刀の代わりに、麦藁を鞘の代りに持って旅に出た[1]。
京で大きな立派な家を見つけ、そこで働かせてもらうことにした。
その家の娘と宮参りの旅をしている時、鬼が娘をさらいに来た。
一寸法師が娘を守ろうとすると、鬼は一寸法師を飲み込んだ。
一寸法師は鬼の腹の中を針で刺すと、鬼は痛いから止めてくれと降参し、一寸法師を吐き出すと山へ逃げてしまった。
一寸法師は、鬼が落としていった打出の小槌を振って自分の体を大きくし、身長は六尺(メートル法で182cm)になり、娘と結婚した。
ご飯と、金銀財宝も打ち出して、末代まで栄えたという。
鉢かづき昔、河内国に寝屋備中守藤原実高という長者が住んでいた。
長谷観音に祈願し、望み通りに女の子が生まれ、やがて美しい娘に成長した。
しかし母親が亡くなる直前、長谷観音のお告げに従い娘の頭に大きな鉢をかぶせたところ、鉢がどうしてもとれなくなってしまった母親の死後この娘(鉢かづき姫)は、継母にいじめられ家を追い出された。
世をはかなんで入水をしたが、鉢のおかげで溺れることなく浮き上がり、「山蔭三位中将」という公家に助けられて、風呂焚きとして働くことになった。
中将の四男の「宰相殿御曹司」に求婚されるが、宰相の母はみすぼらしい下女との結婚に反対し、宰相の兄たちの嫁との「嫁くらべ」を行って断念させようとする。
ところが嫁くらべが翌日に迫った夜、鉢かづき姫の頭の鉢がはずれ、姫の美しい顔があらわになった。
しかも歌を詠むのも優れ、学識も豊かで非の打ち所が無い。
嫁くらべのあと、鉢かづき姫は宰相と結婚して3人の子どもに恵まれ、長谷観音に感謝しながら幸せな生活を送った。
日语中文阅读对照世界童话寓言-桃太郎

(日本昔話)むかしむかし。
おばあさんが、川で洗濯せんたくをしていると、大きな桃ももがどんぶらこっこすっこっこと流れてきました。
おばあさんは、桃を家に持って帰ると、包丁ほうちょうで切きろうとしました。
すると、桃がぽんと二つに割われて、中から元気げんきな男の子が出てきました。
男の子は、桃から生まれたので、桃太郎と名前を付つけられました。
ある日、桃太郎は、おじいさんとおばあさんに言いました。
「わたしは、これから鬼おにが島しまに行って、鬼を退治たいじしてまいります。
」「気をつけていくんだよ。
」とおじいさんが言いました。
「それでは、お弁当べんとうに、日本一にっぽんいちの黍団子きびだんごを作つくりましょう。
」とおばあさんは言いました。
桃太郎が山道やまみちを行くと、犬が出てきました。
「桃太郎さん、桃太郎さん、どちらにお出かけですか?」「鬼が島に鬼おに退治に。
」「腰こしに付けたものは何ですか?」「日本一の黍団子。
」「一つください。
お供ともします。
」こうして、犬は桃太郎の家来けらいになりました。
次に、猿さると雉きじが桃太郎の家来になりました。
みんな元気に、鬼が島を目指めざして行きました。
鬼が島に着つくと、鬼たちは、鉄てつの門もんを閉しめました。
桃太郎ももたろうそこで、雉が中に飛んでいって、鬼たちの目めをつつきました。
鬼たちが驚おどろいている隙すきに、猿が岩いわを登のぼって門を開ひらきました。
「それ、いまだ!」桃太郎たちは、勇いさんで鬼の城に飛び込みました。
雉は目をつつきます。
犬は足に噛かみ付つきます。
猿は顔をひっかきます。
「痛い、痛い。
」鬼たちは、次々と降参こうさんしました。
鬼の大将たいしょうは、桃太郎と戦たたかっていました。
でも、力の強い桃太郎にはかないません。
地面じめんに押おさえつけられて、「宝物たからものを残のこらず差さし上あげますから、許ゆるしてください」と言って、降参しました。
桃太郎たちは、鬼からもらった宝物たからものを車くるまに積つんで、家に向むかいました。
桃太郎(Momotaro)

The old man and woman had no children so they were really grateful the gods had sent them a boy in this peach. Since he was born in a peach, they decided to call him Momotaro which means "peach-boy". The old woman cooked a meal for the little boy who ate as much as he could; the more he ate, the more he grew. Soon he became a tall and strong boy.
Momotaro entered and said to the ogres, who were having a feast, "My name is Momotaro, and I came to punish you." The ogres laughed at him, but the dog ran in and bit them as Momotaro fought using his sword. Momotaro and his companions, having eaten the best millet cookies of Japan, knew no fear and were strong.
"The best millet cookies of Japan."
"Can I have one and go with you?" offered the monkey. Momotaro gave the monkey a cookie and the three of them went along together.
桃太郎(PDF版)

がいこく しまじま
かえ き
するとそのころ、ほうぼう 外 国 の 島 々 をめぐって 帰 って来
はなし
すえ
た人があって、いろいろめずらしい、ふしぎなお 話 をした 末 に、
なんねん なんねん ふね
とお とお うみ
「もう 何 年 も 何 年 も 船 をこいで行くと、 遠 い 遠 い 海 の
おに しま
ところ
い
かみ
くだ
ほしいと言っていたものだから、きっと 神 さまがこの子をさずけて 下
さったにちがいない。」
い おじいさんも、おばあさんも、うれしがって、こう言いました。
ゆ そこであわてておじいさんがお湯をわかすやら、おばあさんがむつきを
おお
あか
だあ
ゆ
そろえるやら、 大 さわぎをして、 赤 さんを抱き上げて、うぶ湯をつか
い とおばあさんも言いました。
にわ そこで、おじいさんとおばあさんは、お 庭 のまん中に、えんやら、え
うす も だ
と
んやら、大きな 臼 を持ち出して、おじいさんがきねを取ると、おばあさ
んはこねどりをして、
「ぺんたらこっこ、ぺんたらこっこ。ぺんたらこっこ、ぺんたらこっこ。」
と、おべんとうのきびだんごをつきはじめました。
ももたろう
いさ た
すす
桃 太 郎 はいよいよ 勇 み立って、またずんずん 進 んで行きますと、
うみ やがてひろい 海 ばたに出ました。
ふね そこには、ちょうどいいぐあいに、 船 が一そうつないでありました。
ももたろう
けらい
ふね の こ
桃 太 郎 と、三にんの 家 来 は、さっそく、この 船 に乗り込みま
桃太郎

桃太郎很早很早以前,在某个地方住着一位老爷爷和一位老奶奶。
有一天,老爷爷上山砍柴去了,老奶奶到河边去洗衣服;当老奶奶正在洗衣服的时候,只见从上游河里哗啦哗啦地漂流过来一些桃子。
老奶奶顺手捞上一个桃子咬了一口,真有说不出的好味道。
她嘴里说:“这桃子真好吃,带一个回去给老头子也尝尝。
甜桃子快过来,苦桃子快流开!”老奶奶这么一念叨,真的有一个特别大的桃子哗啦哗啦地流近身边。
“这真是个大桃子,一定香甜好吃的!”老奶奶说着把它捞起,拿回家去,小心地放在柜橱里。
到了傍晚,老爷爷背着柴禾回来了。
“老伴儿,老伴儿,我回来了!”“老头子,你回来啦。
今天我在河里捡了一个大桃子,放在橱柜里给你留着哪,这会儿把它切开,吃了吧!”老奶奶说着从橱柜里拿出大桃子,放在案板上,想切开桃子,她拿起菜刀正要切,说时迟那时快,桃子却噗啦一声自己崩裂开了,从里面蹦跳出一个可爱的小男娃娃来,哇哇哇地直哭。
老两口儿吓了一大跳,说:“哎哟,哎哟,这可不得了!”老两口儿一时忙得不可开交。
过了一会儿,稍微安静下来以后,老爷爷说:“这是从桃子里生出来的孩子,应该叫他作桃太郎!”就这样,给他起了个名字叫桃太郎。
从此,老两口儿非常细心地抚养他,给他又喂稀饭,又喂鱼。
说也奇怪,桃太郎每吃一碗饭,就长一寸,吃两碗就长两寸,他的个子就这样一天天地成长起来。
而且他聪明伶俐,简直是达到教一懂十的程度,所以很快就学会了许多东西。
加上他越长越有劲,不久,这一带没有一个小孩能比得上桃太郎的了。
他非常乖觉,臂力过人,长成一个仪表堂堂,令人羡慕的英俊少年。
老两口儿对桃太郎爱如掌上明珠,口中不断亲昵地呼唤“桃太郎,桃太郎!”万般小心抚养。
有一天,桃太郎来到老两口儿面前,端端正正地坐着,双手着席,毕恭毕敬地对他们说:“爹,娘我都长得这么大啦,想去鬼岛讨伐恶鬼。
请给我做些干粮带去,我要日本最好的黄米面团老爷爷老奶奶异口同声地说:“你年纪还小!不管怎么说还是个小孩子呀,去鬼岛与鬼作战,怎能打得过那些魔鬼呢?”虽然老两口儿苦苦劝阻,但桃太郎就是不听,一定要去。
桃太郎

桃太郎芥川龍之介一むかし、むかし、大むかし、ある深い山の奥に大きい桃(もも)の木が一本あった。
大きいとだけではいい足りないかも知れない。
この桃の枝は雲の上にひろがり、この桃の根は大地(だいち)の底の黄泉(よみ)の国にさえ及んでいた。
何でも天地開闢(かいびゃく)の頃(ころ)おい、伊弉諾(いざなぎ)の尊(みこと)は黄最津平阪(よもつひらさか)に八(やっ)つの雷(いかずち)を却(しりぞ)けるため、桃の実(み)を礫(つぶて)に打ったという、――その神代(かみよ)の桃の実はこの木の枝になっていたのである。
この木は世界の夜明以来、一万年に一度花を開き、一万年に一度実をつけていた。
花は真紅(しんく)の衣蓋(きぬがさ)に黄金(おうごん)の流蘇(ふさ)を垂らしたようである。
実は――実もまた大きいのはいうを待たない。
が、それよりも不思議なのはその実は核(さね)のあるところに美しい赤児(あかご)を一人ずつ、おのずから孕(はら)んでいたことである。
むかし、むかし、大むかし、この木は山谷(やまたに)を掩(おお)った枝に、累々(るいるい)と実を綴(つづ)ったまま、静かに日の光りに浴していた。
一万年に一度結んだ実は一千年の間は地へ落ちない。
しかしある寂しい朝、運命は一羽の八咫鴉(やたがらす)になり、さっとその枝へおろして来た。
と思うともう赤みのさした、小さい実を一つ啄(ついば)み落した。
実は雲霧(くもきり)の立ち昇(のぼ)る中に遥(はる)か下の谷川へ落ちた。
谷川は勿論(もちろん)峯々の間に白い水煙(みずけぶり)をなびかせながら、人間のいる国へ流れていたのである。
この赤児(あかご)を孕(はら)んだ実は深い山の奥を離れた後(のち)、どういう人の手に拾われたか?――それはいまさら話すまでもあるまい。
谷川の末にはお婆(ばあ)さんが一人、日本中(にほんじゅう)の子供の知っている通り、柴刈(しばか)りに行ったお爺(じい)さんの着物か何かを洗っていたのである。
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<浦岛太郎>
むかしむかし、ある村に、心のやさしい浦島太郎(うらしまたろう)という若者がいました。
浦島(うらしま)さんが海辺を通りかかると、子どもたちが大きなカメを捕まえていました。
そばによって見てみると、子どもたちがみんなでカメをいじめています。
「おやおや、かわいそうに、逃がしておやりよ」
「いやだよ。
おらたちが、やっと捕まえたんだもの。
どうしようと、おらたちの勝手だろ」
見るとカメは涙をハラハラとこぼしながら、浦島さんを見つめています。
浦島さんはお金を取り出すと、子どもたちに差し出して言いました。
「それでは、このお金をあげるから、おじさんにカメを売っておくれ」「うん、それならいいよ」
こうして浦島さんは、子どもたちからカメを受け取ると、
「大丈夫かい?もう、捕まるんじゃないよ」
と、カメをそっと、海の中へ逃がしてやりました。
さて、それから二、三日たったある日の事、浦島さんが海に出かけて魚を釣っていると、
「・・・浦島さん、・・・浦島さん」
と、誰かが呼ぶ声がします。
「おや?誰が呼んでいるのだろう?」
「わたしですよ」
すると海の上に、ひょっこりとカメが頭を出して言いました。
「このあいだは助けていただいて、ありがとうございました」
「ああ、あの時のカメさん」
ゅうぐう)へ行った事がありますか?」
「竜宮?さあ?竜宮って、どこにあるんだい?」
「海の底です」
「えっ?海の底へなんか、行けるのかい?」
「はい。
わたしがお連れしましょう。
さあ、背中へ乗ってください」カメは浦島さんを背中に乗せて、海の中をずんずんともぐっていきました。
海の中にはまっ青な光が差し込み、コンブがユラユラとゆれ、赤やピンクのサンゴの林がどこまでも続いています。
「わあ、きれいだな」
浦島さんがウットリしていると、やがて立派なご殿(てん)へ着きました。
「着きましたよ。
このご殿が竜宮です。
さあ、こちらへ」
(おとひめ)さまが、色とりどりの魚たちと一緒に浦島さんを出迎えてくれました。
「ようこそ、浦島さん。
わたしは、この竜宮の主人の乙姫です。
このあいだはカメを助けてくださって、ありがとうございます。
お礼に、竜宮をご案内します。
どうぞ、ゆっくりしていってくださいね」
浦島さんは、竜宮の広間ヘ案内されました。
浦島さんが用意された席に座ると、魚たちが次から次へと素晴らしいごちそうを運んできます。
ふんわりと気持ちのよい音楽が流れて、タイやヒラメやクラゲたちの、それは見事な踊りが続きます。
ここはまるで、天国のようです。
そして、
「もう一日、いてください。
もう一日、いてください」
と、乙姫さまに言われるまま竜宮で過ごすうちに、三年の月日がたってしまいました。
ある時、浦島さんは、はっと思い出しました。
(家族や友だちは、どうしているだろう?)
そこで浦島さんは、乙姫さまに言いました。
「乙姫さま、今までありがとうございます。
ですが、もうそろそろ家へ帰らせていただきます」
「帰られるのですか?よろしければ、このままここで暮しては」「いいえ、わたしの帰りを待つ者もおりますので」
すると乙姫さまは、さびしそうに言いました。
「・・・そうですか。
それはおなごりおしいです。
では、おみやげに玉
手箱(たまてばこ)を差し上げましょう」
「玉手箱?」
「はい。
この中には、浦島さんが竜宮で過ごされた『時』が入っております。
これを開けずに持っている限り、浦島さんは年を取りません。
ずーっと、今の若い姿のままでいられます。
ですが一度開けてしまうと、今までの『時』が戻ってしまいますので、決して開けてはなりませんよ」
「はい、わかりました。
ありがとうございます」
乙姫さまと別れた浦島さんは、またカメに送られて地上へ帰りました。
地上にもどった浦島さんは、まわりを見回してびっくり。
「おや?わずか三年で、ずいぶんと様子が変わったな」
確かにここは浦島さんが釣りをしていた場所ですが、何だか様子が違います。
浦島さんの家はどこにも見あたりませんし、出会う人も知らない人ばかりです。
「わたしの家は、どうなったのだろう?みんなはどこかへ、引っ越したのだろうか?・・・あの、すみません。
浦島の家を知りませんか?」浦島さんが一人の老人に尋ねてみると、老人は少し首をかしげて言いました。
「浦島?・・・ああ、確か浦島という人なら七百年ほど前に海へ出た
きりで、帰らないそうですよ」
「えっ!?」
老人の話しを聞いて、浦島さんはびっくり。
竜宮の三年は、この世の七百年にあたるのでしょうか?
「家族も友だちも、みんな死んでしまったのか・・・」
がっくりと肩を落とした浦島さんは、ふと、持っていた玉手箱を見つめました。
「そう言えば、乙姫さまは言っていたな。
この玉手箱を開けると、『時』が戻ってしまうと。
・・・もしかしてこれを開けると、自分が暮らしていた時に戻るのでは」
そう思った浦島さんは、開けてはいけないと言われていた玉手箱を開けてしまいました.
モクモクモク・・・。
すると中から、まっ白のけむりが出てきました。
「おおっ、これは」
けむりの中に、竜宮や美しい乙姫さまの姿がうつりました。
そして楽しかった竜宮での三年が、次から次へとうつし出されます。
「ああ、わたしは、竜宮へ戻ってきたんだ」
浦島さんは、喜びました。
でも玉手箱から出てきたけむりは次第に薄れていき、その場に残ったのは髪の毛もひげもまっ白の、ヨポヨポのおじいさんになった浦島
さんだったのです。
<桃太郎>
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
おばあさんが川でせんたくをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。
「おや、これは良いおみやげになるわ」
おばあさんは大きな桃をひろいあげて、家に持ち帰りました。
そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると、なんと中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました。
「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。
桃太郎はスクスク育って、やがて強い男の子になりました。
そしてある日、桃太郎が言いました。
「ぼく、鬼ヶ島(おにがしま)へ行って、わるい鬼を退治します」
おばあさんにきび団子を作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。
旅の途中で、イヌに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。
おともしますよ」イヌはきび団子をもらい、桃太郎のおともになりました。
そして、こんどはサルに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。
おともしますよ」そしてこんどは、キジに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。
おともしますよ」こうして、イヌ、サル、キジの仲間を手に入れた桃太郎は、ついに鬼ヶ島へやってきました。
鬼ヶ島では、鬼たちが近くの村からぬすんだ宝物やごちそうをならべて、酒盛りの真っ最中です。
「みんな、ぬかるなよ。
それ、かかれ!」
イヌは鬼のおしりにかみつき、サルは鬼のせなかをひっかき、キジはくちばしで鬼の目をつつきました。
そして桃太郎も、刀をふり回して大あばれです。
とうとう鬼の親分が、
「まいったぁ、まいったぁ。
こうさんだ、助けてくれぇ」
と、手をついてあやまりました。
桃太郎とイヌとサルとキジは、鬼から取り上げた宝物をくるまにつんで、元気よく家に帰りました。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎の無事な姿を見て大喜びです。
そして三人は、宝物のおかげでしあわせにくらしましたとさ。
おしまい。