中日文化比较

中日文化比較婚儀・葬式・現代の家族婚儀•結納（ゆいのう）•改姓（かいせい）•結婚式•披露宴（ひろうえん）•お色直し結納•もともと結納（ゆうのう）とは、婚姻に先立って、婿方（むこがた）が女性の家に持参（じさん）縁起のよい酒肴（しゅこう）、もしくはその儀礼そのものを指した。

結納は結婚式の三ヶ月前くらいに行うのが多い。

結納で備（そな）えるもの•結納金•結納品•目録（もくろく）•家族書•親類書•受書結納金•結納金とは、結納の際に新郎家から新婦家へ贈（おく）られる金であり、「御帯料」「小袖料」「帯地料」などと呼ばれる。

結婚情報誌などでは新郎の給料の2、3ヶ月分が目安だとされるが、明確な規定や標準金額は存在しない。

•新婦側は、一定の金品を、結納返しとして新郎側へ贈る。

着物地に対して袴地を贈ったことから、「御袴料」（おんはかまりょう）、「袴地料」とも呼ばれる。

結納品•長熨斗（ながのし）：のしアワビ。

長寿をイメージし、おめでたい贈り物の象徴•金包包（きんぽうづつみ）：結納金をいれる。

新郎側の結納金は「御帯料」、新婦側からの結納金は「御袴料」とも。

•勝男節（武士）（かつおぶし）松魚(料)（まつうおりょう）：鰹節。

男性の力強さ•寿留女（するめ）：スルメ。

末永く幸せを願うため•子生婦（こんぶ）：昆布。

子孫繁栄を表す•友白髪（ともしらが）：白い麻繊維。

白髪になるまで夫婦仲良く•末広（すえひろ）：本来は男持ちの白扇と女持ちの金銀扇子の一対。

省略されて白い扇子一本の場合も。

末広がりの繁栄を願うため•家内喜多留（やなぎだる）柳樽(料)（やなぎだるりょう）：酒樽。

家庭円満•小袖料（こそでりょう）：結納金を入れる（京都では「帯地料」、神戸では「宝金」という）。

一般的に「松の水引飾り」添えられる。

•結美和（ゆびわ）：婚約指輪。

•高砂（たかさご）：尉（じょう。

老翁。

）と姥（うば。

老婆。

）の人形。

年老いるまで仲睦まじくという意味。

また、京都では結納金「帯地料」と呼ぶ。

結納品日本の結婚式の種類 10% 50% 40%神前式クリスト教式その他神前結婚式•先ずは斎主が禊（みそぎ）をします。

それから、花嫁と花婿は結婚生活で信じ合うことを誓約（せいやく）します。

•三献の儀(三三九度の盃）•指輪も一緒に交（こう）します。

新郎新婦は神殿の前で榊（さかき）の枝（えだ）を神に捧げます。

•新しい夫婦の家族と親戚は酒杯を交（か）わして一つになることを記念します。

神前結婚式キリスト教式結婚式•牧師（ぼくし）が司式し、主に先に新郎が入場して祭檀の前で待つ。

•ウエディングブーケを持ち、ウエディングドレスを身にまとった新婦がエスコートする者と共に入場。

•エスコートする者が新郎に新婦を引き渡す。

•賛美歌、聖書の朗読、誓いの言葉、それに対する祝福、指輪の交換などが行われる。

仏前結婚式•仏教では男女が結ばれるの前世（ぜんせ）からの因縁（いんねん）であり、仏の導きによるものとされている。

式の順序：1.一同の入堂2.司婚者の敬白文（けいびゃくもん）朗読3.結婚指輪の交換4.念珠（ねんじゅ）の授与5.司婚の辞6.焼香（しょうこう）7.誓杯（せいはい）の儀8.司婚者祝辞9.退堂披露宴•結婚式のあとの、新郎・新婦の文字通りお披露目の宴が披露宴である。

•結婚祝・受付結婚祝は、現金または品物（しなもの）を贈る。

結婚披露宴では、現金を祝儀として渡す。

招待客は、結婚披露宴の受付で記帳（きちょう）し、水引をかけて「寿（ことぶき）」と書かれた祝儀袋に入れて祝儀を渡す。

祝儀金について親族ーー5万円から10万円、恩師・上司ーー5万円、友人・同僚ーー3万円•2万円や4万円など偶数（ぐうすう）は「割れる」数とされ、無礼になる。

なお、祝儀袋は入れる金額に応じて変えられる。

•なお、北海道や東北地方の一部では、会費制（1人1万2000円から2万円前後が主流）とされることが多い。

結婚披露宴の招待客•結婚式・結婚披露宴への招待は、新郎新婦の連名（れんめい）か、新郎新婦の父親の連名で行われることが多い。

•結婚披露宴は、新郎新婦の親族、親しい友人・知人のほか、恩師や職場の上司・同僚、両親の友人・知人なども招待される。

特に、恩師や上司は、結婚披露宴の主賓（しゅひん）とされ、会場最前列（新郎新婦と対面する位置）に席が用意される。

お色直し結婚式と披露宴を分けて行うことが多くなった。

そして、新婦は結婚式では白い着物｢白無垢しろむく｣を着、披露宴の途中で一時的に宴を離れ、装い（よそおい）を色つきの着物にかえて再登場する。

これはいわゆる｢お色直し｣である。

お色直しとして新郎新婦が中座（ちゅうざ）し、和装（わそう）から洋装へ、あるいは純白（じゅんぱく）のウェディングドレスから華やかなカクテルドレスへ着替える。

新郎新婦の衣装返回招待客の服装•招待客の服装は、男性は黒いスーツかダーク・スーツに白や明るい色のネクタイを着けることが多い。

•女性は和服ならば色留袖（いろとめそで）か訪問着（ほうもんちゃく）、中振袖（ちゅうふりそで）、一つ紋（もん）の色無地（いろむじ）、付け下げなど、洋服ならば純白以外（白は新婦の色である）の派手にならないドレスを着ることが多い。

中国の結婚式中国の結婚式葬式•葬儀の様式にはそれを行う人たちの死生観、宗教観が深く関っており、宗教の違いがそのまま葬式の様式の違いになる。

•また、葬儀は故人（こじん）のためだけでなく、残されたもののために行われるという意味合いも強くある。

•残された人々が人の死をいかに心の中で受け止め、位置付け、そして処理するか、これを行うための援助となる儀式が葬儀である。

葬式の種類•仏教•神道•キリスト教•カトリック教会•プロテスタント大体の過程末期（まつご）の水•医師に臨終（りんじゅう）が近いのを知らされたら、近親者（きんしんしゃ）は病人に末期の水を与える。

末期の水は、もともと仏教では「死に水」といい。

あの世では食事をしたり水を飲むことが出来なくなると考えられている。

死に装束（しにしょうぞく）•仏式の死に装束の例経帷子（きょうかたびら）・帯（おび）天冠（てんかん）頭陀袋（ずだぶくろ）・六文銭（ろくもんせん）木製の杖（つえ）・手甲（てこう）・脚絆（きゃはん）・草履（ぞうり）・編み笠（あみかさ）数珠（じゅず）なお、着用については経帷子を左前（ひだりまえ）とし、手甲・脚絆・草履を左右逆（または裏返し）とすることが多い。

死装束枕経•枕経（まくらきょう、まくらぎょう）とは、本来死んでゆく人が不安にならぬ様、案内として枕元で死をみとりながらお経あげる事。

現在では死後すぐに行われる儀式の1つで、死者に初めて経を聞かせるという意味がある。

宗派によっては枕経を行わない場合もある。

納棺•枕経のあと、遺体を棺（ひつぎ）に安置する納棺の儀式になる。

位牌（いはい）と戒名（かいみょう）•位牌（いはい）とは、死者の祭祀のため、死者の戒名などを記した木の板をいう。

•戒名（かいみょう）基本的に戒名は2字で表現される。

身分の上下や精進、報恩の多少に関係なく、仏の世界が平等であることを表す。

例1 「ＯＯ院△△ＸＸ居士」例2 「○○院ΔΔ××大姉」上記の例の場合、「ＯＯ」・「○○」が院号、「△△」・「ΔΔ」が道号、「ＸＸ」・「××」が戒名、「居士」・「大姉」が位号である。

通夜•通夜（つや）とは、葬儀前夜に夜通しで行う儀式のことである。

午後７時から９時ぐらいまで。

•誰かが寝ずの番をして（交代でもよい）、夜明けまで灯明や線香の火を絶やさないようにしなければならない（魔除けの意味がある）。

•仏教においてのみならず、神道、キリスト教においても行われる。

［お通夜のながれ］受付準備（弔問客を受け入れる準備をします）→受付開始→着席→僧侶到着・入場→開式→読経→僧侶退場→閉式→お通夜ぶるまい→夜とぎ•親族は交替で、お通夜の一晩中線香の火を絶やさぬようにします。

告別式告別式の挨拶•このたびはご愁傷（しゅうしょう）様です。

•心からお悔（く）やみ申し上げます。

•胸中お察（さっ）しいたします。

•このたびはとんだこどで・・・喪服•日本のこれまでの葬儀での習慣として、葬儀を悲しむべき死者との別れとの見解から、一般に華美な服装は歓迎されず、ほとんど規格化した黒の喪服が利用されてきた。

これは親の死は、子供の誠意が足りなかった結果と考え謝罪の意を示すためである。

•日本での通夜、告別式など、親族以外の者が集まる場合、各々の服装については一般に黒を基本とした服装が好まれる風潮がある。

避（さ）けるべきとされてきたもの•毛皮（けがわ）素材・ファー（殺生（さつせい）を意味するため）•貴金属類（真珠（しんじゅ）は可（か））•濃い口紅（くちべに）•華美（かび）な服香典（こうでん）•香典（こうでん）とは、仏式等の葬儀で、死者の霊前等に供える金品をいう。

•仏式の香典袋は、白無地か蓮の花の絵柄が入った包みに、「御霊前」・「御香料」・「御香奠（御香典）」と表書きし、白黒あるいは双銀（銀一色）の結び切りの水引をかける。

•神式では、香を用いないため香典と呼ばない。

白無地の包みに、「御霊前」・「御玉串（料）」・「御榊料」と表書きし、白黒あるいは双白（白一色）の結び切り水引や麻緒（あさお）の結び切りをかける。

•キリスト教式では、教派によって多少異なるが、白無地の封筒か「御花料」の表書きや白百合・十字架などが印刷された市販の封筒を用いる。

水引はかけないもしくは双銀の結び切りにする。

カトリックの場合には「御ミサ料（御弥撒料）」と書かれる香典袋の書き方•香典袋の表には、「御霊前（ごれいぜん）」などの文字の下に自己の姓名を書く。

（薄墨でも濃い墨でもどちらでもよい）袋の裏は、上側を上にする。

袋の中には白無地の封筒（中袋）に紙幣を入れる。

香典の金額•香典の金額は、故人・遺族との付き合いの深さ、自己の地位・年齢、地域などによって異なる。

おおむね、故人が、父母ならば5万円から10万円、兄弟姉妹ならば3万円から5万円、それ以外の親族ならば1万円から3万円、勤務先関係・友人・隣近所ならば5000円から1万円であることが多い。

[要出典]金額や紙幣の数を奇数とする伝統的な禁忌（奇数が陽数、偶数が陰数とされる）や、3＝惨、4＝死、9＝苦など語呂合わせにより禁忌とし、紙幣の数でそれらを避ける人もいる。

香典返し•香典返しの金額は、香典の3割から5割であることが多い。

香典返しの品は、食品や消耗品が多いが、茶・菓子・のり・砂糖・タオル・寝具・せっけん・食器など様々である。

•香典返しには、仏式ならば「志」「忌明志」と表書きし、白黒あるいは灰色の結び切りの水引をかける。