日语剧本《东京爱情故事》
东京爱情故事日语对白精选

完治:急になくなったから、みんな心配してる(因为你突然失踪了,大家都很担心你啊)利香:よかったね、名前のこってて(太好了,你的名字还在。
)完治:ああ……(啊……)利香:何年前?(多少年前?)完治:十年、や、十、十二年前なか,卒業式の日にさ(十年……不,十二年吧,在毕业礼当天)利香:完治がまだかわいいころだ(是完治还可爱的时候)完治:悪かった,今憎たらしくって(你是说我现在很讨厌啦。
)利香:私の名前も十年も二十年ものころかな(我的名字也会留在这里十多二十年吗?)完治:この春限りで廃校なるらしいんだここ。
(听说这个学校到了春天就会停办。
)利香:なくなっちゃうの?(停办?!)完治:取り壊したろうな(这里要拆了。
)利香:でも、まあ、いいや、わたしが覚えてるから,一秒でも完治と名前名ならんだってだけでだけでさ(不过不要紧,因为我会记住的,即使一秒也好,和完治的名字排在一起。
)完治:とりあえず,連絡だけでもしなきゃ,みんな心配してる(你不通知大家一声,大家会担心的。
)利香:完治も心配した?(完治你也担心我?)完治:したぞ、そりゃあ(是的,当然)利香:どうして?(为什么?)完治:え?(什么?)利香:どうしえ心配したの?分かれた女になんか用でもあった?そう、ねえ,案内して(你为什么担心我?和分了手的女孩有什么事吗?我瞎说的,带我去看看。
)完治:ん?(什么?)利香:完治の生まれた町,約束叶えてよ,赤いとはぶっつり切れちゃったけどさ、約束は約束でしょ、ねえ(看完治出生的地方,要实践你的诺言啊。
虽然红线已经断了,但诺言始终是诺言,对吧。
)……………………………………(镜头从理美和三上转回)完治:そうでさ,一年で一番俺達が盛り上るのが台風なんだよ。
(我还记得,我们一年里最兴奋的就是台风的时候)利香:あ、盛り上るの?(兴奋吗?)完治:ふん、この川なんかも決壊しちゃってさ,町中にサイレンが鳴り響いて、大人達はみんな真っ青の顔してんだけど、おれ達はわくわくしちゃってさ。
东京爱情故事日文脚本10

リカ 三上 リカ 三上 リカ 三上 リカ 三上 リカ 三上 リカ
結婚しちゃうんだ。 三上君ふられたわけだ?その子のこと好きなの? あ、好きだった。 過去形… 結婚したんだから、 それで、諦めちゃうの? しょうがないだろ! だめ、頑張れ! そっちはどうなんだよ?永尾と話したのか? なんか話あるとかっ言ってたけど、 まだ話してないのか? 知らん顔してやった。
きたらしい。 完治 和賀 完治 和賀 来旨に控えて、準備もしてたわけでしょ? そうなんだけどな。 今どこにいる? それはわからないんだよ。今朝事業部に電話があって、 しばらく休み
たいって言ったそうだ。 完治 和賀 家には? 電話しても出ない。そっか、お前も知らないのか。ロスの話断るぐら
いだ。長尾、お前らなんかあったか、詮索はしないけどな。 完治 和賀 完治 和賀 完治 部長、お願いがあるんです。 何だって言って見よう。 常務に断ったって話、もう少しホリエンできませんか。 それはできなくなることも…どうするつもりだ? 探します。リカ、絶対見つけます。ロスに行くにしても行かないにし
それと、つり来るでしょう。どうも言えば、どっちも言ってくれないんだね。 いいよ、わかった。振ってあげる。どうしてだろ、どうしてかな、顔が笑っち ゃうよ。泣ければいいのにね、こんな時。泣ければさ、ちゃんとさよならでき るのにね。こんなんじゃハッピーエンドになっちゃうよ。
リカ 完治 リカ
どうした?そんなにショックだった?ロス行ってもちゃんと… ホンとのことと言う、俺もうリカとやってく自信ない。だから… 何でそんなことというの?どの道終わりなるんだよ。 あたしがロスに
長崎 三上 長崎 三上 長崎 三上
どうして? 約束したろ、 どういうつもり? 王子様はさらいに来てやったよ。 もう遅いわ、 遅くないよ。俺と行こう!
东京爱情故事(日语对白)

リカ:いただきます。
完治:いただきます。
リカ:ねえ。
完治:うん?
リカ:もてるでしょう?
完治:何急に?全然もてない。
リカ:なんで?
完治:いや、なんでって、暗い青春引きずっちゃって。
リカ:なんの?
完治:うん、ずっと好きな子いたんだけどさ、なんか结局言い出せずじまい。
リカ:大学?
完治:いや、うーん高校。ああ、もういいじゃん、こんな话。
リカ:だめ、闻きたい。その子とはどうなったの?
完治:いや、どうも あの、一応今度会うんだけどさ。あの、こっちで同窓会あって。
完治:はいっ?
管理员:はい、以上です。お疲れ様。
完治:お疲れ様でした。
完治:あのう、终わりました。
リカ:ありがとう。行こうか。
完治:はい。
リカ:どうした?元気ないなあ、声に。
完治:そうですか。
リカ:八月三十一日の小学生みたい。なんか东京にいやなことでもあるの?
リカ:完治!永尾完治!完治!
完治:はい。
リカ:永尾完治!
完治:あの、ここです。
リカ:完治(かんち)君?
完治:あ、いいえ、永尾完治(かんじ)です。
リカ:いるだら早く言ってよ。事业部の赤名りかです。荷物これだけ?
完治:はい。
リカ:仓库へ行って商品の积み込みしなくちゃいけないの。付き合って。
里美:三上君。
三上:え?しょうがねえな。その代わり、俺が胜ったら、関口は俺のもんだ。
完治:えっ?
三上:胜っちゃったよ。
东京爱情故事

《东爱》脚本第1回「出会いと再会」第1回で、リカがガソリンスタンドに積(つ)んであった缶を、蹴飛ばした後、完治の手を引いて走り、公園まで行ったあと、完治を慰めるためなのか、自分のことを話したかったのか、とにかく、完治に話したこと。
リカは、小さいころから転校が多くて、10代の頃は海外暮らし。
長いつきあいの友達は一人もいない。
でも、明るく生きていたりするんだけれども、やっぱり寂しく感じる夜もあったんだろうな、なんて思わせてくれるセリフでした。
きっと、このセリフを聞いて、海外で生活している人や、会いたい人がいても、遠くに居てなかなか逢えない人は、じーんときたりしたんじゃないのかな。
僕も、その一人です。
リカ「仲良くしてた友達たちも、今はどこでどうしていることか、でも、寂しい訳じゃなくって、例えば、寂しいことがあっても、眠れない夜があってもさ、そんな時はこうやって、星空を見上げる。
きっと世界中にもこうしている人がいっぱいいてさ、みんな、それぞれ、一人っきり。
行ったり来たりしてるんだけど、でも、見上げた星空は一つなんだ。
(「東京ラブストーリー」第1回脚本:坂元裕二)いつまでたっても帰れないね公園を歩くリカとカンチ。
すでに夜中の12時を回っています。
場所は日本青年館の屋上からNHKホール北の広場に移っています。
家に帰らなくちゃとお別れを言おうとしますが、二人ともなかなか言い出せません。
完治「じゃあ、また明日」リカ「もう今日だよ」完治「あ、そっか」リカ「そ」完治「じゃあ、また後で」リカ「寝坊しないように」完治「目覚ましかけて」リカ「パジャマ着て」完治「歯磨いて」リカ「毛布にくるまって」完治「いい夢見て」リカ「カンチの夢でも見ようかな」完治「じゃあ、俺も」リカ「じゃ」1完治「じゃ」リカ「ばいばい」リカ「おやすみ」完治「おやすみ」完治「寝坊するなよ」リカ「それさっき言った」完治「ああ、そっか。
いい夢見て」リカ「それも」完治「そっか」リカ「なんか、これじゃ、いつまでたっても帰れないね」完治「そんな夜もあるよ」リカ「うん」リカ「じゃあさ、こうしよう。
东京爱情故事台词

东京爱情故事台词东京爱情故事台词。
男主角,我知道我们之间有很多问题,但我相信我们可以克服一切。
女主角,你怎么能这么说呢?我们之间的问题已经太多了,我不知道我们还能不能挽回。
男主角,我知道我对你不够好,但我会努力改变,让你觉得幸福。
女主角,你说过很多次了,可是每次都没有改变。
我不知道还能不能相信你。
男主角,请给我一次机会,让我证明我是真心爱你的。
女主角,我真的很累了,我们之间的问题已经太多了,我不知道还能不能再继续下去。
男主角,我知道我们之间有很多误会,但我相信只要我们坦诚相待,一切都会好起来的。
女主角,我不知道我们之间还有没有希望了,我觉得我们之间已经没有了爱情。
男主角,我知道我对你不够好,但我会努力改变,让你觉得幸福。
女主角,你说过很多次了,可是每次都没有改变。
我不知道还能不能相信你。
男主角,请给我一次机会,让我证明我是真心爱你的。
女主角,我真的很累了,我们之间的问题已经太多了,我不知道还能不能再继续下去。
男主角,我知道我们之间有很多误会,但我相信只要我们坦诚相待,一切都会好起来的。
女主角,我不知道我们之间还有没有希望了,我觉得我们之间已经没有了爱情。
男主角,我知道我们之间有很多问题,但我相信我们可以克服一切。
女主角,你怎么能这么说呢?我们之间的问题已经太多了,我不知道我们还能不能挽回。
男主角,我知道我对你不够好,但我会努力改变,让你觉得幸福。
女主角,你说过很多次了,可是每次都没有改变。
我不知道还能不能相信你。
男主角,请给我一次机会,让我证明我是真心爱你的。
女主角,我真的很累了,我们之间的问题已经太多了,我不知道还能不能再继续下去。
男主角,我知道我们之间有很多误会,但我相信只要我们坦诚相待,一切都会好起来的。
女主角,我不知道我们之间还有没有希望了,我觉得我们之间已经没有了爱情。
男主角,我知道我们之间有很多问题,但我相信我们可以克服一切。
女主角,你怎么能这么说呢?我们之间的问题已经太多了,我不知道我们还能不能挽回。
短剧大赛剧本 Love in TOKYO

第一シーン:(吉野琴子は今年28歳だが、まだ恋人がいない。
彼女は全然心配していないのに、両親は悩んでいる。
ある日、仕事がおわり、琴子は疲れきった。
)お母さん:ねえ、琴子。
あなたももう28歳よね、はやく恋人捜したほうがいいんじゃない。
隣の巻ちゃんはあんたより若いのに子供はもう3歳よ。
あんたは?毎日仕事ばかりで、いつ恋人ができるのよ。
女の子なんだから、ね、早くしないと、ねえ、聞いてるの……琴子:はいはい、わかった、わかったわよ。
母さん、私疲れてんの、くどくど同じこと言わないでよ。
お母さん:琴子、お父さんと相談したんだけど、明日、お見合い、どうかしら。
琴子:え、お見合い?ちょっと、何よ、勝手に…嫌よ。
お母さん:嫌でもいかなくちゃ。
相手の男性はとても優秀なのよ。
今年30歳ですって、ぴったりでしょ。
琴子:でも、明日は……お母さん:まあ、まあ、とにかく今日は早く寝なさい。
明日はきれいして、ね、お見合いに行ってちょうだい。
琴子:ふう、はいはい、わかった。
(お見合い当日、朝八時。
見合いに行く途中、琴子は交通事故に会って、入江に電話をかける。
)入江:もしもし、入江です。
琴子:あっ、入江君、琴子です。
あの私、交通事故に会ってしまって。
今度のデートはちょっと...入江:ええっ、どうしたんですか。
ひどいんですか。
琴子:いいえ、いいえ、大丈夫です。
私...入江:いまはどこですか。
迎えに行きます。
琴子:いや、いいですよ、そんな。
自分で歩けるくらいですから、大丈夫です。
ご心配なく。
入江:近くの人民病院ですか。
(琴子:えっ、うん)10分くらいで着けるので、待っていてください。
琴子:あっ、でも…はあ。
(10分後、入江着た)入江:琴子さん、どうですか、ケガのほう。
琴子:えっ、入江…先輩?どうしてあなたが?入江:はは、久しぶりだね。
もう七年でしょう。
この場面であなたに出会えるとは思わなかった。
琴子恥ずかしく笑って:はは、そうですね。
东京爱情故事剧本台词

东京爱情故事剧本台词完治:もしもし、永尾です。
永尾完治です。
はい、あ、今、羽田つきました。
はい?あ、向かいの方が、あ、済みません。
あのう、空港到着出口に女性、はい、紺のジャケット、はい。
到着出口だろう。
紺のジャケット。
リカ:完治!永尾完治!完治!完治:はい。
リカ:永尾完治!完治:あの、ここです。
リカ:完治(かんち)君?完治:あ、いいえ、永尾完治(かんじ)です。
リカ:いるだら早く言ってよ。
事業部の赤名りかです。
荷物これだけ?完治:はい。
リカ:倉庫へ行って商品の積み込みしなくちゃいけないの。
付き合って。
完治:はいっ?管理員:はい、以上です。
お疲れ様。
完治:お疲れ様でした。
完治:あのう、終わりました。
リカ:ありがとう。
行こうか。
完治:はい。
リカ:どうした?元気ないなあ、声に。
完治:そうですか。
リカ:八月三十一日の小学生みたい。
なんか東京にいやなことでもあるの?完治:それはやっぱ不安ですよ。
愛媛から一人出てきて東京で何かあるか分からないし。
りか:そんなの何があるか分からないから元気出るんじゃない。
完治:そう簡単ですか。
リカ:大丈夫。
笑って、笑って。
今この時のために今までのいろんな事があったんだって。
そんなふうに思えるように。
だからね、バッチつけて。
完治:バッチ?リカ:その日その日の思い出をぴかぴかのバッチにして胸に貼って歩いていくの、ね。
完治:はい。
リカ:元気!完治:あ、もうなんか一学期の終業式の小学生みたい。
リカ:うん、行こう。
完治:はい。
里美:日溜りの長い、長い廊下の突き当たに使ってない教室があったの。
そこが私たちの内証の溜まり場。
トキ子:ええ?里美:そんななんだけど弟みたいな三上君と子供なんだけどお兄さんみたいな永尾君、それから私。
いつも三人一緒だった。
トキ子:どっちが好きだったの?里美:二人が仲よく話してるとこ見てるのが好きだった。
トキ子:ううん。
里美:三人で学校をさぼって海見に行ったこともあった。
东京爱情故事

ひ とき ばしょ
★ あの日、あの時、あの場所で 那一天 那个时候 在那个地方
きみ あ
君 に会えな かあたら 如果不能遇到你的话
ぼく みし ふたり
僕らは いつまでも 見知らぬ 二人の まま我们永还是彼此不认识的两个人
いま きみ こころ うご
今 君 の 心 が 動いた 既然你的心己经变了
ことば と かた よ
仆等はいつまでも见知らぬ二人のまま 我们将永远是陌生人
谁かが甘く诱う言叶に
もう心揺れたりしないで 别再为他人的甜言蜜语而动心
切ないけどそんなふうに 虽然会有苦闷但我还是
心は缚れない 约束不了自己的心
明日になれば君をきっと 一天比一天更喜 Nhomakorabea你 今より好きになる 比现在更爱你
そのすべてが仆のなかで时を
言葉 止めて 肩 を寄せて 什麼都别说了 靠近我的肩
ぼくわす ひ きみ
僕 は忘れない この日を 君 を 我不會把我所没忘的这一天和你
だれ わた
誰 にも 渡さない。 让别人抢走
きみ ため
明日 になれば 君 をきっと 如果明天你就要消失的话
いま す
今 よりもっと 好きになる 从现在开始我會更爱你
ぼく なか
そのすべてが 僕 の中 で 那一切将會在我心中
ぼく みし ふたり
僕らは いつまでも 見知らぬ 二人の まま我们永还是彼此不认识的两个人
だれ あま さそ ことば
誰 かが 甘 く 誘 う言葉 に 请别在他人的甜言蜜语中
こころゆ
もう 心 揺れたりしないで 动摇了你的心
**君の 為に つばさみなる 我愿为了你变成一支翅膀
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「東京ラブストーリー」日文对白完治:もしもし、永尾です。
永尾完治です。
はい、あ、今、羽田つきました。
はい?あ、向かいの方が、あ、済みません。
あのう、空港到着出口に女性、はい、紺のジャケット、はい。
到着出口だろう。
紺のジャケット。
リカ:完治!永尾完治!完治!完治:はい。
リカ:永尾完治!完治:あの、ここです。
リカ:完治(かんち)君?完治:あ、いいえ、永尾完治(かんじ)です。
リカ:いるだら早く言ってよ。
事業部の赤名りかです。
荷物これだけ?完治:はい。
リカ:倉庫へ行って商品の積み込みしなくちゃいけないの。
付き合って。
完治:はいっ?管理員:はい、以上です。
お疲れ様。
完治:お疲れ様でした。
完治:あのう、終わりました。
リカ:ありがとう。
行こうか。
完治:はい。
リカ:どうした?元気ないなあ、声に。
完治:そうですか。
リカ:八月三十一日の小学生みたい。
なんか東京にいやなことでもあるの?完治:それはやっぱ不安ですよ。
愛媛から一人出てきて東京で何かあるか分からないし。
りか:そんなの何があるか分からないから元気出るんじゃない。
完治:そう簡単ですか。
リカ:大丈夫。
笑って、笑って。
今この時のために今までのいろんな事があったんだって。
そんなふうに思えるように。
だからね、バッチつけて。
完治:バッチ?リカ:その日その日の思い出をぴかぴかのバッチにして胸に貼って歩いていくの、ね。
完治:はい。
リカ:元気!完治:あ、もうなんか一学期の終業式の小学生みたい。
リカ:うん、行こう。
完治:はい。
里美:日溜りの長い、長い廊下の突き当たに使ってない教室があったの。
そこが私たちの内証の溜まり場。
トキ子:ええ?里美:そんななんだけど弟みたいな三上君と子供なんだけどお兄さんみたいな永尾君、それから私。
いつも三人一緒だった。
トキ子:どっちが好きだったの?里美:二人が仲よく話してるとこ見てるのが好きだった。
トキ子:ううん。
里美:三人で学校をさぼって海見に行ったこともあった。
永尾君は海はいいよなって本当に感動してるの。
でも、三上君は防波堤に腰掛けて、ずっと俯向きっぱなし。
私、三上君の踵踏んだ足下見ながら思った。
ずっとこのままでいたいなって。
トキ子:五年振りに会うんだ、二人と。
里美:永尾君とはあんしんしたいかなあ。
トキ子:三上とは会いたくない?里美:うん、会いたい。
部長:今日からうちの営業部に入りました永尾です。
事業部長の和田です。
完治:永尾完治です。
よろしくお願いします。
和田:あ、頑張ってください。
完治:はい。
部長:赤名!リカ:はい。
部長:お前春のキャンペーンの担当だったよな。
リカ:はい。
部長:うちの新戦力に事業の仕事をおおまか教えてやってくれないかな。
リカ:はい、分かりました。
部長:じゃ、頼むんだぞ。
完治:はい。
リカ:よろしくね、完治。
完治:あの、かんち?俺の名前はかんちじゃなくて、かんじなんですけど。
リカ:でも、私の小学校の同級生にね。
山村完治君という子がいたんだけど、その子皆からかんちって呼ばれたよ。
リカ:いただきます。
完治:いただきます。
リカ:ねえ。
完治:うん?リカ:もてるでしょう?完治:何急に?全然もてない。
リカ:なんで?完治:いや、なんでって、暗い青春引きずっちゃって。
リカ:なんの?完治:うん、ずっと好きな子いたんだけどさ、なんか結局言い出せずじまい。
リカ:大学?完治:いや、うーん高校。
ああ、もういいじゃん、こんな話。
リカ:だめ、聞きたい。
その子とはどうなったの?完治:いや、どうも******あの、一応今度会うんだけどさ。
あの、こっちで同窓会あって。
リカ:ここにあの片思いしてた子も来るんだ。
完治:そう。
五年振り。
リカ:そうか。
せんしゅんの1ページと再開するんだ。
うまく行くといいね、その子と。
完治:知り合いだったのか?三上:さき引っ掛けた。
完治:ひっか******三上:うん。
リカ:引っ掛けたんじゃなくて、引繰り返したんでしょう。
三上:そっちは?完治:えっ?リカ:ふふん、完治の彼女。
完治:違うだろう。
三上:あ、そう。
えーリカ:何を。
完治:え、違う、違う。
いや、違うって。
三上:ああ、行こうぜ。
完治:えっ、あ、二次会の店に決まってんだよ。
三上:構わねよ。
あんな連中。
今日はお前と飲むに来たんだよ。
完治:え、じゃ。
リカ:行こう。
里美:うん。
完治:ああ、またお前のせいで友達なくしたよ。
三上:そう言えば、お前高校の時からそうだったよな。
完治:お前が泣かした女の子一人一人慰めて廻ったとか。
リカ:ああ、玉葱とハンカチみたいな関係だったんだね、二人は。
完治:あのな。
里美:でもね。
永尾君が慰めた女の子はその後皆永尾君のこと好きになったんだよ。
完治:うそ。
俺そんないい目あった覚えなんかないよ。
三上:いや、それはお前が鈍感だから。
皆:ははは。
里美:でも、なんか嬉しい。
完治:ええ、何が?里美:ちょっと不安だったんだ。
もう五年も会っていなかったし、二人と会っても昔みたいに話せないんじゃないかと思った。
完治:あ、それは俺もそう。
関口がさ、腰にスカーフなんかまいて来たらどうしようかと。
里美:似合わないって、ねえ、覚えてる?三人で学校さぼって海見に行った時の事。
三上:ええ?ああ、ちょっと御免。
三上:よう!驚いた?尚子:何を。
三上:いや、随分変わるんだな、昼と夜じゃ。
大学で見た時はただの優等生のお嬢さんかと思ってたよ。
リカ:どうしたの?里美:うん?完治:うん?里美:何?リカ:焼いてるみたい。
里美:三上君に?まさか。
昔からそうだもんね。
完治:うん。
皆よく一致さ。
三上の人生にベッド心はあっても、ラブ心はないって。
里美:そう。
大体なんで私が三上君のことで。
リカ:あ、で、私の見間違いだ。
里美:あ、そうだ。
永尾君、ピンポン。
完治:ええ?里美:先の。
完治:あ、あ、いないんだ、彼氏。
里美:永尾君ってね。
何時も私の寂しいのとか、悲しいのとかそんな気持ちをひゅいってすくいあげてくれてたの。
本当、三上君とは全然正反対。
尚子の友達:御免ね、また。
尚子:ほかの店行こう。
三上:それじゃね。
バイバイ。
三上:御免、御免。
大学の研究所で一緒なんだ、今。
高校の時と一緒だな。
俺が女の子誘ったりしてるとなんか背中に冷たい視線感じてさ、なんだろうって振り向くと、何時も関口が蔑むような目で見てた。
相変わらずだな。
関口の潔癖症は不治の病かもな。
完治:三上!里美:私、帰るね。
三上:あ、いい、いい。
俺が出るよ。
ここは永尾の奢りね。
完治:えっ?三上:それじゃ。
バイバイ。
リカ:バイバイ。
完治:あ、ちょっと、おい!ちょっと待ってよ。
あ、あの、すぐ戻って来るから。
三上!リカ:彼のこと嫌いなの?里美:嫌いっていうんじゃないけど。
三上君といると苛苛するの。
リカ:でも、いいよね。
こうやってさ、同級生って今でも会ったりできるのって。
里美:そう言うのないの?リカ:私の友達ね、皆海の向こうなのよ。
里美:海外に住んでたんだ。
リカ:うん。
里美:私なんかどっちかというと、そういうほうが羨ましいけどな。
リカ:ねえ、電話番号教えて。
里美:うん。
3、3、4、6、****** リカ:6、サンキュー。
完治:あ、帰った。
完治:何?リカ:何?完治:何って。
呼んだから。
リカ:手首の邉婴颏筏郡韦省¥ⅰ⑹驻芜動もしたのかね。
完治:そうだ。
昨日のあれ、関口の電話番号だってじゃないか。
リカ:そうだよ。
掛けたの?完治:かけたのって。
掛けたの知らなかったから。
リカ:どうだった?完治:どうだったって。
リカ:どうしたの?完治:いや、どうしたって。
夜待ち合わせしたけど******リカ:やったじゃん。
どこ、どこ?完治:教えない。
リカ:なんで?ピパパ、もしもし。
完治:ビービービリカ:誰と話中なのよ。
完治:教えたら冷やかしに来るんだろう。
リカ:それは行くよ。
完治:だから。
リカ:じゃさ、じゃさ。
顔に書いてあげるよ。
僕は君が好きだ。
完治:やめろよ。
三上:まだ怒ってるのか?里美:何?三上:動くなよ。
はい。
里美:ああ。
三上:変わってないな。
卒業アルバムのままだ。
里美:どうしたの?三上:ええ?里美:急に誘ったりして。
三上:何か問題ある?里美:だって、今までこんな事なかったじゃない。
五年も前からお互い東京にいて。
三上:忘れたからな。
忘れたはずだったのかな。
里美:御免、三上君急に来ちゃって。
完治:ああ、いや、いいよ。
三上:悪いな。
リカ:あっ。
部長:赤名、どうした?リカ:甙嶂肖违去楗氓锥几撙鞘鹿省部長:甙嶂校拷袢栅伟k表会のか?リカ:あの、ラケットはさらに在庫があるんですけど、ウエアが全く。
部長:で、事業部には誰もいないか?リカ:全員会場式になんです。
倉庫のほうにサンプルが幾つかあるはずなんですけど。
部長:分かった。
うちの連中に連絡取って見る。
リカ:はい。
部長:テニスの発表は何時か?リカ:九時です。
部長:うん。
どうした。
リカ:あっ。
部長:早く行け。
リカ:はい。
里美:はは。
完治:下手くそ。
里美:じゃ、永尾君やってみて。
完治:え、いいよ。
俺はバッターみたいびょんびょん飛んじゃうよ。
里美:1、2、3、4、5、あ、凄い。
完治:へへへ。
里美:今度は三上君。
三上:え、俺はいいよ。
永尾に花持たしてやるよ。
完治:そんなとげのある花いらねえよ。
里美:三上君。
三上:え?しょうがねえな。
その代わり、俺が勝ったら、関口は俺のもんだ。
完治:えっ?三上:勝っちゃったよ。
完治:ああ、御免。
ちょっ、ちょっ、ちょっと。
もしもし、あの、永尾ですけど。
リカ:完治!完治:あ、あの、何かあったんですか。
リカ:今どこにいるの。
完治:ちょっと会社のほうがドライブちゃってさ。
わるいけど、ここで。
里美:行っちゃうの?完治:御免。
あと二人でさ。
三上:時間かかるのか?完治:さあ。
三上:昨日の店にいるよ。
仕事が終わったら来いよ。
そのほうが関口にもさ。
完治:いいの?里美:待ってるから。
完治:じゃ、悪いけど三上:永尾がいなくなった途端、黙り込むんだな。
高校の頃からそうだった。
里美:怖かったのかな、三上君と二人きりになるのが。
三上:俺のこと、そんなに嫌いだったのか。
永尾によろしくな。
里美:帰るの?嫌いなんか、嫌いなんかなれたら、どんなに楽だったろう。
五年前、東京に出て来る時、駅までの桜並木を歩きながら思ったの。
胸の奥んとこにしがみついて思いで全部ここにおいて行こうって、あんなやつの事なんか全部忘れちゃえって。
里美:もう皆星みたいに変わらない距離でいられたらいいのにな。
完治:ああ、いた、いた、いた。
里美:三上君?三上:俺ずっと関口にきらがってるばかりおもってた。
一番ずるいのは関口お前じゃないか。
里美:だって、三上君あの頃は******里美:私のことなんか好きじゃないくせに。
三上:俺はな******里美:聞けないよ、聞けないよ。