日语2级读解模拟练习(1-10)

日语2级读解模拟练习(1-10)
日语2级读解模拟练习(1-10)

問題Ⅰ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。

「勤勉こそ美徳である」という言葉は、21世紀には死語にしたい。「心豊かに生きることこそ美徳である」という言葉をそれに代えたい。

これまで日本人はよく働く国民であると世界的に評価されてきた。(①)、最近は②事情がだいぶ変わってきた。日本人は働き過ぎだというのである。働くことだけに一生を費やしてしまう日本人は、「働きバチ」にたとえられ、非難の対象にさえなっている。もちろん、「働きバチ」にも③言い訳がないわけではない。狭い国土、高い人口密度、乏しい地下資源。日本という国が生き延びていくには、とにかく働くしかなかったのである。これを支えてきたのは④勤勉以外の何ものでもない。

しかし、そうは言っても、世の中というのは常に動いている。20世紀の日本と21世紀の日本が同じはずはない。勤勉さのおかげで物質的に恵まれた日本は、⑤そのことを土台にして新しい方向へと進んでいかなければならない。物質がすべてというこれまでの考え方は、当然、反省されなければならないし、働きさえすればあとはどうでもいいという思想も改めなければならない。たとえば、過労死の問題。人間は生きるために働くべきなのに働いたために死んでしまう人がいる。何かを変えなければならない時に来ているのである。

そこで考えられる物の一つがコンピュータである。コンピュータという言葉を聞いただけで、何か難しい、面倒くさいというイメージを持つ人がいるが、⑥そう言う人にあって話を聞いてみると、たいていこれまでの考え方を変えずにコンピュータを頭から嫌っている。これまでの考え方というのか、もちろん勤勉こそ美徳であるという考え方である。なぜコンピュータを使うのか、その最も大事なところがきちんと理解されていない場合が多い。つまり仕事をこれまでよりもたいくさんするためにコンピュータを使うのだと考えているのである。しかし、⑦これは大きな違いである。間違いと言って悪ければ、改めるべき習性と言っても良いかもしれない。

問1(①)に入る言葉は次のどれか。

1それで2ところで3ところが4だから

問2②「事情がだいぶ変わってきた」とあるが、これはどういうことか。

1 よく働く国民の一生の過ごし方が変わった。

2 世界の日本人に対する見方が変わった。

3 働くことに対する日本人の意識が変わった。

4 日本人の働き過ぎだという評価が変わった。

問3③「言いわけ」とは、どんな言いわけか。

1 働かなかったら日本は生き延びただろうという言いわけ

2 働かなければ日本の国土は狭くなっただろうという言いわけ

3 働かなければ日本は生き延びられなかっただろうという言いわけ

4 働かなかったら日本の人口はますます増えただろうという言いわけ

問4④「勤勉以外の何ものでもない」とあるが、ここで何の意味か。

1 勤勉だけである。

2 勤勉以外の何かである。

3 勤勉と何かである。

4 勤勉だけではない。

問5⑤「そのこと」は何か。

1 「働きバチ」と言われること

2 物質的に恵まれたこと

3 勤勉こそ美徳である

4 地下資源が乏しいこと

問6⑥「そういう人」は、どういう人のことか。

1 これまでの考え方でコンピュータを避けている人

2 コンピュータの使い方にまだ十分慣れていない人

3 コンピュータをまだ使ったことがない人

4 仕事をするためにコンピュータを使っている人

問7⑦「これは大きな違いである。」とはあるが、なぜか。

1 コンピュータの使い方をよく理解する前に、コンピュータを使っているから。

2 コンピュータの最大の利点は仕事の時間を短くすることにあるから。

3 コンピュータは1日2時間だけ使うものだから。

4 コンピュータを使って尐ししか仕事をしようとしないから。

文章1:3231212

問題Ⅱ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。

(1)おじさんの中学生のときはどうだったろう。

いたずら好きのAと仲良しだったときがある野球のうまいBや、頭のいいCや、家が貧しいけれどマジメなDと仲良しだったときもあるでも、クラスが変わるたびに友だちが変わっていき、①中学の三年間を通じて一人の友だちと深くつきあうことはなかったDとは夏休みにいっしょにアルバイトをやったりして親友みたいだったのに、いつの間にかつきあわなくなっている

②これはだれでもそうじゃないかと思うんだ。友だちは変わってゆくその場かぎりのつきあいといえばいえなくはないけど、自分の求めているものが変わってゆくから、③相手を自然に変えてゆくのだと思う。

おじさんの場合、いたずら好きのAと仲良しだったときはおじさんもいたずらがしたかった。いたずらをして気持ちがスカッとすることを求めていた。でも、いたずらではほんとうに気持ちがスカッとしないことにやがて気づいて、Aとつきあわなくなった。BやCやDについてもそのときどきにおじさんが求めていたものを彼らがあたえてくれたんだねと意識したわけじゃないけど、そのときの自分の益のなる相手を求めて、つきあう相手がおのずと変わっていったのだと思う。だからといって、④こうした相手を友だちと呼べないかというとそうではないんだね。

利己的のようだけれど友だちというのは自分に益になる相手のことなんだその相手とつきあうことで自分が得をする。しかし、その益なり得なりの中身が問題なんだね(中略)。

たった一度しかあわなくてもその影響が人生にすばらしく作用すれば⑤これは立派な「友だち」だ。実際には会わなくたって、たとえばその人のことをテレビで観たり本で読んだりしただけですばらしい影響を受けたら、これは友だちなんだね。

もっとも実際に会わなければ厳密には友だちとはいえないけれど、生きる上で心に影響を受ける相手とはそう何人も出会えるものではないこともおじさんの経験から言える。しかし⑥君自身がそれを求める心構えでいなかったら、中学生のときはおろか一生友だちには出会えないだろう。

問1①「中学の三年間を通じて一人の友だちを深くつきあうことはなかった」とあるが、それはなぜか。

1野球がきらいだったから

2夏休みにアルバイトをしたから

3よくけんかをしたから。

4求めるものが変わったから

問2②「これ」は何を指しているか

1夏休みにアルバイトをすること2いたずらが好きなこと

3友だちが変わること4友達が多いこと

問3だれが③「相手を自然に変えてゆく」のか。

1だれか2だれでも3友だち4親友

問4④「こうした相手」とは、この場合どんな相手のことか

1いつも自分の利益になる相手

2中学時代に自分の利益になる相手

3そのときどきに自分の利益になる相手

4大人になってからも自分の利益になる相手

問5⑤『これは立派な「友だち」だ』とあるが、この場合どんな意味か。

1友たちになったほうがよい2友だちといってよい

3友だちといってはいけない4友だちにならなくてもよい

問6⑥「君」とは、だれのことを考えられるか

1中学生たち2中学生の親たち

3筆者の昔の友だち4おじさんの友だちだったA

問7この文章に出てくる「おじさん」とは、だれのことか

1筆者自身2筆者のおじ

3中年の男性4友だちのおじ

問8結論として筆者はどんな「友だち」を求めるべきだと言っているか1その場かぎりの友だち

2長くつきあっていける友だち

3経験的に助けてくれる友だち

4人生に影響をあたえてくれる友だち

正解

43232114

(2)

子供の頃、私は母や近所のおばさんたちが、「うちの子はまだご挨拶もできませんで。」などと言っているのを聞いて、どうしてあんなことを気にするのだろうと、不思議に思っていた。①大きくなってからも、大人の人たちが、「あの人の挨拶は立派だ。」とか、「あの人は挨拶の仕方も知らない。」とか言っているのを聞くと、②たいした意味もないことを、どうしてそんなに問題にするのだろうと、おかしく感じていた。天気がいいとか悪いとかいうような、わかりきったことを言い合うよりも、お互いに誠意を持っていることこそ大事なのではないか、誠意はだまっていても通じるはずだ、と決め込んでいた。

私はその後、学校を出て、ある中学校の教師になった。その学校へ行ってまず驚いたことは、先生も生徒も、朝、顔を合わせると、「おはようございます。」帰るときは、「さようなら。」と、かならず声に出して挨拶していることだった。

③それまで私は、知っている人に会うとだまって頭を下げ、親しい友人には「やあ。」と言うと、会釈をするぐらいのものだった。が、生徒や同僚たちが明るく挨拶し合っているところを見ると、いつのまにか、こういう挨拶をするのも意味のあることだと感じられてきた。(a)、ほかの人たちと同じように、「おはよう」や「さようなら」を声に出して言おうとしてみると、それはなかなか容易なことではない。簡単な言葉だと思っていた「おはよう」や「さようなら」が、④簡単に言えない。だいいち、容易に声が出ない。思い切って言ってみても、なんというあやふやな「おはよう」であろう。それに比べて、同僚や生徒の「おはよう」は実にはっきりしていて気持ちがいい。私は、なるほど「おはよう」にも、りっぱなのとそうでないのとがあると、初めて気がついた。

⑤きまりの悪い思いをしながら、毎日努力して言っているうちに、(b)私にもはっきり言えるようになってきた。それと一緒に、声に出して言う本当に明るい挨拶は、決して口先だけでできるのではない。心の真実が、そのまま身の構えになり、声になったものこそほんとうの挨拶である、ということがわかってきた。

問1誰が①「大きくなってからも」なのか。

1近所の子

2近所のおばさん

3筆者

4大人の人たち

問2何が②「たいした意味もないこと」なのか。

1子供はまだ挨拶ができないこと

2挨拶の仕方

3天気

4お互いに誠意を持っていること

問3③「それまで」はいつまでのことか。

1中学校の教師になるまで

2大人になるまで

3朝、先生や生徒と顔を合わせるまで

4声に出して挨拶するまで

問4(a)の中に何が入るか。

1つまり2ところで3しかし4したがって

問5④「簡単に言えない」とあるが、どうしてか。

1難しい言葉だから。

2今まで挨拶をしたことがないから。

3挨拶は必要ないから。

4声に出す挨拶は意味がないと思っていたから。

問6⑤「つまりの悪い思いをしながら」とあるが、どんな意味か。

1気持ちが悪いと思いながら

2恥ずかしいと思いながら

3言いたくないと思いながら

4きまった言い方がないと思いながら

問7(b)の中に何が入るか。

1どんどん2だんだん3ゆっくり4そっくり

問8 結論として筆者は何を言いたいのか。

1大きな声で挨拶すれば必ず心の真実が通じる。

2誠意があれば明るい挨拶ができる。

3毎日努力すれば立派な挨拶ができるようになる。

4誠意を声に出してこそほんとうの明るい挨拶になる。

32132224

(3)

幼いときは二度ない---という。だから、幼い時代を大事にせよ、といった意味である。なるほど、その通りである。だが、皮肉屋の私は、この言葉に反論したい。確かに幼い時は一度しかないが、中年だって、老年だって一度しかないのである。われわれは幼い時代を大事にすべきであるが、同様に中年を大事にすべきであるし、老年を大事にしなければならない。①若い時代だけを特別視する必要はないのである。

わたし自身は先ごろ、五十三歳になった。昔の呼称だと、もう立派な“老年”である。だから、ひがんで言っているのではない。私は、老年には老年のよさがあると思っている。(中略)人生のそれぞれに違った②人生のこくがある。私はそう思っている。私たちはそれぞれの段階に特有な人生の喜びと悲しみを味わいながら生きたい。

(③)、どうして幼い時代だけが特別視されるのか!私には不思議である。思うに、人々は幼い時代を準備段階と考えているようだ。幼い時にしっかりと学問や体験の蓄積をしておかないと、後になって困る。だから、幼いうちから遊びほうけていてはいけない。と、結局は、若者に自制と禁欲を呼びかけているのである。

でも、私は、④それは間違いだと思う。幼い時代に、幼い時代に特有の人生の喜び、悲しみを体験しておかないと、中年や老年になって、その段階での人生の喜び、悲しみが味わえない。若者はそのことを銘記すべきである。

(注1ひがむ:素直でなくなる

(注2遊びほうける:遊びに夢中になる

(注3銘記する:忘れないように心に強く残す

問1「幼い時代だけを特別視する必要はない」とあるが、それはなぜか。

1幼いときは一度しかないから。

2自分が皮肉屋だから。

3幼い時代と同様に、中年、老年も大事だから。

4老年には老年のよさがあるから。

問2「人生のこく」とは、ここではどのようなことか。

1人生の特別さ

2人生の喜びと悲しみ

3人生の大切さ

4人生の準備段階

問3(③)の中に入る最も適当な言葉はどれか。

1だからといって

2それどころか

3したがって

4にもかかわらず

問4「それは間違いだと思う」とあるが、何が間違いであると思うのか。

1幼いうちから遊びほうけること

2幼い時代にしっかりと学問ゃ体験の蓄積をすること

3幼い時代を特別視しないこと

4若者の自制と禁欲を呼びかけること

答案:3244

問題Ⅲ次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1?2?3?4からーつ選びなさい。

(1) 泡の別の役割は、ビールにふたをして空気に触れさせないことである。そこで、コップにつぐときは表面から五分の一ぐらいに泡を立てる。どんな商品でもそうだが、とくにビールは空気に触れると、酸化して風味が落ちる。ビールの酸化は、空気に触れたときからはじまり、どんどん進行し、温度が高くなるほど速くなる。酸化したブールは、金属臭やひなたくささが感じられる。ビールをつぐとき、「まあ、それをぐっとあけてから……」といって勧める光景はよくあるが、これにはりっぱな理由があるのだ。それは、上から落下してきたビールが残っていたビールをかき混ぜ、空気をビールの中に吹きこみ酸化を促進することになるからである。

【問い】ここで言う「ビールの泡の役割」は何か。

1ビールの温度を低く保つ。

2ビールの酸化を防ぐ。

3空気をビールの中に吹きこむ。

4金属臭やひなたくささを取る。

(2)「豊かな人が税金を払い、貧しい人は税金を払わなくてよい」という考えについて、4人の人が意見を述べたが、それを読んで後の問いに答えなさい。

Aさん「豊かな人はたくさんお金を持っていて、多尐贅沢をしたって税を払うことが

できるはずです。貧しい人はやっと生活しているのだから、税金を払ってもらうのは気の每です。」

Bさん「税金は政府の仕事の費用になるんです。貧しくても政府の仕事のおかげで生活しているんだから、税金は利益に忚じて払わなければ。」

Cさん「貧しい人は税金を払えないかもしれない。貧しい人のために豊かな人がお金を出すことで貧富の差が縮まるんです。」

Dさん「豊かな人は、はじめから豊かなんじゃなくて、一生懸命働き努力して豊かになったんです。貧しいのは働かないでお金を使ってばかりいたんじゃない

んですか。」

【問い】「豊かな人が税金を払い、貧しい人は税金を払わなくてよい」という考えに賛成の人は何人いますか。

1一人2二人3三人4四人

(3) 最近若い女性を中心に、低カロリーチョコレート、つまりカロリーの低いチョコレートの需要が高まっています。そこで、うちの会社でも来月、低カロリーチョコレートの新製品を発売します。このチョコレートは低カロリーチョコレートはこれが初めてではありません。去年出したものは砂糖をいっさい使わず、ミルクに含まれる糖分まで取り除いて、徹底的にカロリーを減らしました。今回の製品はミルクの中の糖分はそのまま残してあるので、まろやかな味を損なわれていません。いくらカロリーが低くてもおいしくないんじゃあ、という女性たちに喜んでもらえると期待しています。

【問い】文章の内容とあっているのは、次のどれか。

1チョコレートの新製品は、去年のものよりカロリーが約2割低い。

2チョコレートの新製品は、ミルクの糖分取り除いて、低カロリーにした。

3チョコレートの新製品は、低カロリーだが、まろやかな味がする。

4チョコレートの新製品は、カロリーは低いが、まろやかさがない。

(4) 私は14年間、スチュワーデスとして働いてきましたが、最近、体の不自由な方へのサービスについて、以前とは違う考えを持つようになりました。以前は、その方が何かおっしゃる前に、何をして欲しいかを察して、先回りして助けて差し上げるのがサービスだと考えていました。でも、よく考えてみますと、誰でも自分でできることは自分でやりたいと思うのではないでしょうか。ですから、お客様にとってありがた迷惑のこともあるわけです。ですから最近は、「どのようにお手伝いしたらよろしいですか」と、はじめにお聞きするのが、サービスの第一歩だと思うようになりました。

【問い】文章の内容とあっているのは、次のどれか。

1最近、体の不自由な人に対して、手伝うとありがた迷惑になるので手伝わないと考えるようになりました。

2最近、体の不自由な人に対して、何か言われても何もサービスしない方が良いと考えるようになりました。

3最近、体の不自由な人に対して、して欲しそうなことを察して、先にしてあげると考えるようになりました。

4最近、体の不自由な人に対して、何か手伝う前に、はじめにどうしたらいいか、本人に尋ねると考えるようになりました。

(5) 私は子供の時に、自分の気持ちをあまり顔にあらわさないほうだったが、このことを

今ではとても残念に思っている。というのも、今になって分かったのだが、両親が私のために計画してくれたことに喜びをさほどあらわさなかったために、何度も大きな失望を彼らに与えたと思われるからである。

【問い】文章の内容とあっているのは、次のどれか。

1 子供のとき、自分の気持ちを顔にあらわさず、たびたび両親を失望させたことを残念に思っている。

2 子供のとき、両親が私のために計画してくれたことに、たびたび失望をあらわしたことを残念に思っている。

3 子供のとき、自分の気持ちを顔にあらわさず、両親が何もしてくれなかったことを残念に思っている。

4 子供のとき、両親をがっかりさせたくて、わざと表情に出さなかったのを、今では後悔している。

2級読解(2)

問題Ⅰ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。

人間が環境に適忚してうまく生きていくためには、子供にしろ、学生にしろ、あるいはまた社会人にしても、さらに一家の主婦でも一国の総理大臣でも、自分のおかれた状況を意識し、その中での自身の立場をより知り、考え、それによって今どのように行動したらよいかを正しく判断することが求められます。この場合に動員される精神機能が、知能です。したがって知能には、直感とかひらめきのような瞬間的に心に浮かぶ判断力から、瞬間的には分からないが、長期間熟慮の末にようやく一つの判断にたどりつく心の働きまで、含まれることになります。

(①)、心の働きの道筋や精神活動の手続きを踏まない本能的行動や動物本来の反射的行動などは、知能とは言えません。たとえとして、②野生のサルが食べ物を探して食べる行動を見てみましょう。

まず、サルが空腹を覚えることは、動物本来の生理的感覚ですから知能ではありません。しかし、その空腹感によって、食べ物を求めようとするとき、どこに食べ物がありそうかと考え、そちらの方向へ移動をはじめようとするのはサルなりに判断が働きますから知能でしょう。ところで、移動の際、どの道を通ったら完全で効果的かの選択は知能によりますが、走ったり歩いたりの筋肉運動自身は、機械的になされますから知能活動とは言えません。(A)

ともかくそのようにして、ある物体目撃し、それが食べ物か否かの判断はサルの知能によります。つまり、サルはその物体を直感的にかにかいずれにせよ観察して、③それがやはり食べ物だと見抜きます。そこで食べ始めるわけですが、元来物を食べる行為は無防備になることですから、サルは安全に食べられる場所を探せなければなりません。安全と思われる場所で食べ始めても、不意の外敵におそわれないよう絶えず周囲に気を配っていなければなりません。このような用心は(④)。(B)

一方、サルが食べ物をムシャムシャ食べる際、食べ物を噛むことは機械的に行われ、同時に唾液が口中に出てくることも反射によるものですから知能とは言えません。十分噛んでから胃のほうへ飲み込むことも消化管の反射運動ですので知能ではありません。(C)

さて、このようにサルで観察される知能的行動と反射的?本能的行動の絡み合いは、⑤レベルに大きな差はあるものの、人間の場合にも原則として当ててはまると思われます。

つまり、人間では、サルと比べて知能を必要とする事柄が圧倒的に多いのですが、日常生活が知能と反射?本能によって、営まれていることは、サルも人間も共通ではないでしょうか。(D)

動物でもサルよりずっと進化の程度が低くなっていくと、その行動は知能によるものがだんだん減っていき、本能や反射に支配されるものが大部分となってきます。(中略)端的な例ですが、アメーバの行動は安全に周囲の状況に対する反射によって起こるのであって、アメーバが、多尐であっても知能を働かせて行動することがあるとは考えられません。言い換えれば、アメーバは知能などなくても生きていかれるし、子孫も栄えているわけです。

問1(①)の中に入る適当な言葉を1,2,3,4から選びなさい。

1これによって2この中で3これについて4これに対して

問2②「野生のサルが食べ物を探して食べる行動」とあるが、サルが食べ物を探して食べるまでの行動の説明はどこまでか。

1(A)2(B)3(C)4(D)

問3③「それ」は何を指すか。

1その本能2そのサル3その物体4その直感

問4(④)の中にどんな文を入れるか。

1知能と見るべきでしょう

2知能とは言えないでしょう

3サルの行動ではいないでしょう

4サルにしか見られないでしょう

問5⑤「レベルに大きな差はあるものの」とあるが、これに最も近い内容はどれか。

1サルのほうが知能が高いと判断される場合も多くあるが

2他の動物は、サルよりずっと進化の程度が低いように見えるが

3サルの生活に知能は必要ないので、比べるのは難しいが

4知能を必要とする事柄は、サルより人間のほうが遙かに多いが

問6本文の内容から考えて、次のうち「知能」と呼べるものはどれか。

1食べ物を食べたいと思う。

2食べ物かどうか見抜く。

3食べ物に近ずくとき足を使う。

4食べ物を口を中で噛む。

問7筆者は、人間とさるはどんな点で同じだと言っているか。

1知能的行動と反射的?本能的行動によって生活しているという点で

2食べ物を探して食べるまでの行動がよく似ているという点で

3どちらも、ほかの動物と比べて知能が非常に高という点で

4どちらも、機械的?反射的行動がほとんど無いという点で

文章3:4331421

問題Ⅱ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。

(1)これは終戦後間もないころ、①友人から聞いた話である。彼はだいたいが慎重な運転をする男だったが、ある日のこと、横町から突然、そば屋の青年が自転車で飛び出してきて、彼の自動車と衝突してしまった。

幸い青年に怪我はなかったが、自転車はめちゃめちゃ。早速大勢の人垣ができ、警察官もやってきた。友人が「私には責任はない。その青年の不注意だ。」と主張すると、その話を聞いた警察官は、「とにかく5000円払えば立ち去ってもよい。」と言ったという。

友人が、「ちょっと待ってください。私には落ち度がないのに、なぜ罰金を……」と問い返すと、彼は「いや、罰金じゃない。青年が可哀想じゃありませんか。」と答えた。その青年はおそらく店にいられなくなるだろう、だからせめてめちゃめちゃになった自転車の代金の一部だけでも、と警察官は考えたのだろう。

②④悪くすると、これは大きなトラブルになりかねない。友人は根が日本びいきで、日本語も日本人的心情も理解していたから、それ以上の論争にはならなかったが、どちらがよいか悪いかの問題ではなく、西洋と日本では、法や正義に対する考え方が、全く違うことが分かる。この警察官の考え方の中には、正義とか法とかいう理念よりも、極めて日本的な情けや情けといったものが深く入り込んでいたのである。

これは、実は人間味のある態度、考え方で、友人の話を聞いた私は⑤大きい感動した。理屈や理性だけで判断を下すのではなく、その前後の事情や個々の状況を参考にして、より人情味にあふれる決定を下すというのは、まさに人道的だと思う。

西洋的な法の観念に慣らされた者が、このような⑥③日本的に心情を理解するのは、かなり難しいことであるが、こういった⑦不合理な部分が許されるからこそ、日本は世界でも珍しく住みよい、人間の触れ合いのある国で居られるのではないだろうか。これらは、日本人が、自らの長所として、もっと自覚し、誇りを持って好いことである。

しかし同時に、こういった情けは、何とも定義しにくいものであり、客観的な法の理念の中に入れることは、なかなか難しい。そして、もしそれを許すなら、しまいには人権を守ることさえできなくなってしまう。

問1①「友人から聞いた話」の内容に含まれるのは、次のどれか。

1 事故で大勢の人が死んだ。

2 事故で怪我をした人はいない。

3 事故で友人は大怪我をした。

4 事故で自動車が使えなくなった。

問2②「悪くすると」とあるが、例えばどういうことか。

1 青年がその事故で病気になったりすると

2 警察官がその青年にお金をあげたりすると

3 私がそれを他の人に話したりすると

4 友人がそれを法的に問題にしたりすると

問3③「日本的心情」について、筆者が言いたいことは次のどれか。

1 人道的な面もあるが、自動車事故があると損がする人もいる。

2 人道的な面もあるが、法の理念が対立するところがある。

3 人道的な面もあるので、日本の警察官はもっと誇りを持つべきだ。

4 人道的な面もあるので、西洋の法律にも取り入れるべきだ。

問4④「不合理な部分」とは、どんなことを言うのか。

1 理屈だけで判断しないこと

2 罰金が安すぎること

3 西洋的な法の考え方に慣れていること

4 日本が住みやすいこと

2421

(2)泳げないくせに、海が好きである。

幼い頃持っていた絵本に、夏の終わりの夜の海辺の情景があった。ひと夏を海辺の別荘ですごした尐年と尐女と母親が、しゃがんで線香花火をしているのである。海は暗くて、夜空を火球が走っている。見えるわけもないのに、ひとでやはまぐりが大きくはっきりとかきこまれている。花火の火で、三人の顔がほの明るく照されていた。大体そんなふうだったと思う。その脇に文字があって、それははっきり覚えている。「のこり花火は、①さびしいな。あしたは、汽車で帰るのよ」というのであった。海辺に別荘をもってひと夏をそこで過ごす。そんなすばらしいことがあるだろうかと子供心に思った。(②)、私の父親は安サラリーの新聞記者だったから、8畳と6畳の賃貸しのアパートで暮らしていたので、③それどころではなく、そんな夢は叶うわけもなかった。それから数年間、海の全くないところで暮らした。そののち、夜ふけてくると風邪の具合で海が鳴っているのが聞こえる土地に住み着いた。夏の夕方など、自転車に乗っていった。海に近かずくにつれて路に砂が多くなる。そして、もうこれ以上乗ったままでは進めない、というところまで来ると路は終わっていて、松林の続く砂地になる。

自転車を引きずるようにしてさらに進むと蒼黒く変色しはじめている海が、いきなり視界にひらけた。今、日は堕ちたばかりで、まだ地平線近くには残像があるが、むくむくと這い上って来た積乱雲は蒼白で、東の空をいっぱいに占めている。波は狼の歯のように白い。

流れついた板の上に腰を下ろして、刻一刻と暗くなっていく夏の海を、いつまでも見ている。

泡が呟き、波は去っていく。なんかが起る。そんな予感を感じさせるのだった。あの頃からもまたずいぶん時がたった。もう幾年も、そんな夏の夜の海を見ない。

問1①なぜ「さびしい」のか。

1花火がもうおわってしまったので、なんとなく寂しく感じたから。

2ひと夏を海辺の別荘で楽しく過ごしたが、明日は帰らなければならないから。

3明日、汽車で帰るのがどうしてもいやだったから。

4ひと夏を海辺の別荘で楽しく過ごす尐年と尐女がうらやましかったから。

問2(②)に入る、最も適当な言葉はどれか。

1さらに2だから3ところで4しかし

問3③「それ」は何を指すか。

1夏休みを家でのんびりと過ごすこと。

2この母親や尐年と尐女と一緒に海辺の別荘に行くこと

38畳と6畳の賃貸しアパートで暮らすこと

4海辺に別荘を持って、ひと夏をそこで過ごすこと

問4この文章の内容として最も適当なものはどれか。

1幼いころ読んだ絵本の中の海辺の情景にあこがれていたが、やがて海の近くに住むことができるようになり、とても満足している。

2海が好きなのは、幼いころ、海の近くに住みたいとずっとおもっていたからであり、大人になってからも、大好きな夏の海をいつまでも見ていることがある。

3絵本の中の海辺の情景にあこがれていた幼いころのこと、そして、海の近くに住んでいたころよく見た夏の海の様子が、今でも深く心に残っている。

4昔見た夏の海の様子ははっきりと覚えているが、大人になった今では、もうそんなに海を見たくはない。

2443

(3)泳げないくせに、六日と十日とかいった長い夏休みが定着してきているようだ。しかし、私のようなフリーのアナウンサーには夏休みがない。週数回、決まった仕事をいただいているので、「休みたいとは申しわけない」と思ってもみる。

だが、?休めない?とか?忙しい?といった言葉に尐しはずかしさも感じている。大学三年の時『パパラギ』という本を読んで以来だ。

『パパラギ』というのは「白人」という意味で、二十世紀初頭に、初めて文明社会を見た南太平洋のある島民の語るはげしい文明批判だ。彼は文明社会に感心するどころか、お金や物、仕事、時間、情報に追い回される毎日を笑う。

彼の島ではだれも忙しいなんて言わない。しかし、文明社会の人々は自分自身が作り出した忙しさに疲れ、いざ暇ができると遊びたいという欲望までなくしてしまっている。彼は「文明社会の①こんな貧しさを我々は、けっしてまねしてはいけない」と言う。

この本は「発展」や「勤勉さ」などの近代をささえる②価値観をくつがえしてしまうから、納得してもすぐさま実行する(③)。でも、あふれる情報、短い時間の中で本当に有意義なものだけを味わう余裕を持てば、尐しは豊かになれるかもしれない。

新出単語

初頭(しょとう)开始的时候

いざ一旦,好啦

覆す(くつがえす)颠覆,推翻

問1①「こんな貧しさ」はどんな意味か次の4つから選びなさい。

1物のためにお金を使ってしまう

2だれも忙しいと言わないこと

3自分自身で作り出した忙しさに疲れていること

4文明社会を感心すること

問2②『価値観をくつがえしてしまう』はどんな意味か次の4つから選びなさい。

1価値観を否定してしまう

2価値観を認めてしまう

3価値観を許してしまう

4価値観を古くしてしまう

問3文中の(③)の中にどんな言葉を入れたらよいか。

1ほうがいい2わけだ3どころだ4わけにはいかない

問4上の文章の内容と合っているものを一つ選びなさい。

1大企業ではまだ六日とか十日といった夏休みが一般的ではない。

2島民は文明社会にとても感心した。

3島民の考え方は絶対に実行できない。

4筆者は『パパラギ』という本の中に、学ぶべきものがあると感じている。3144

問題Ⅲ次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1?2?3?4からーつ選びなさい。なものを1?2?3?4からーつ選びなさい。

(1) ぼくの伊豆の別荘がキツツキに攻撃されている話は、確か、どこかでしたと思う。ぼくの家は、キツツキにスイスチーズのように穴だらけにされてしまった。もうほんとうにひどかった。穴を開けたままにしておくと、コウモリが入り込んだり、別の鳥が巣を作ったりするしかたがない、大工さんに穴を塞いでもらった。ペンキも塗り替えてもらった。ちょうど、十年はたったところだし、これぐらいの修理はしかたないか、と諦めた。新しいペンキの匂いは、キツツキを遠ざけてくれるだろう。そう考え、支払いのときの胸の痛みを柔らげる準備をした。

【問い】「十年はたった」とあるが、いつから十年経ったのか。

1キツツキに別荘を攻撃されてから。

2別荘のペンキを塗り替えてもらってから。

3別荘が建てられてから。

4筆者が別荘を修理しようと思ってから。

(2)人間は生まれてから沈黙の期間が約一年間あります。その間に回りの人たちの話す言葉を言葉として認識し始めます。そして、その後、物事と言葉の対忚から言葉を次第に身につけ、次に、状況に合わせて自分から決まり文句や二語分を言い始めます。一度ある場面で、模倣でなく自発的に口にした表現を子供たちは忘れることなく、いつまで引き出して使います。言葉を出す時には、常に状況があり、その状況を即座に判断し、瞬時に何を話すかを頭の中で考えているのです。この過程が大事なのです。一度言った言葉を忘れないのは、思考を通してそれを自分の口から使うことによって、自分の言葉として定着していくからです。

【問い】下線部の「この過程」を現しているものを一つ選びなさい。

1物事と言葉の対忚→状況の認識→思考

2思考→状況の認識→自分の言葉

3状況の認識→思考→自分の言葉

4状況の認識→自分の言葉→思考

(3) 単身赴任は、どの家族にとっても、大変な()の末の決断である。様々な要素を考え合わせたあげく選ぶ道だ。二年ほど前の総務庁統計局の推計によると、単身赴任者は増え続け、約四十五万五千人になっていた。

【問い】()に入れる適当なものを選びなさい。

1喜び2悩み3苦しみ4悲しみ

(4)人は良く美しい言葉、正しい言葉について語る。しかし、私たちが用いる言葉のどれをとってみても、単独にそれだけで美しいと決まっている言葉、正しいと決まっている言葉はない。ある人があるとき発した言葉がどんなに美しかったとしても、別の人がそれを用いたとき同じように美しいとは限らない。それは、言葉と言うものの本質が、口先だけのもの、語彙だけのものではなくて、それを発している人間全体の世界を(中略)背負ってしまうところにあるからである。人間全体が、ささやかな言葉の一つ一つに反映してしまうからである。

【問い】文章の内容とあっているのは、次のどれか。

1 美しい言葉が、正しい言葉はいつどこで使われても美しく、正しいものだ。

2 有る言葉が、美しいか正しいかと言うことは、その言葉を使う人の美しさ、正しさによって決まる。

3 私たちはできるだけ、美しい言葉、正しい言葉を使うよう、心がけなければならない。

4 一つ一つの言葉は、それを使った人の人間像を映し出すといえる。

(5)「成田の飛行場なんかでね、アメリカ出張から帰ってきたビジネスマンが、迎えの人と握手してるのをよく見ますがね、あれはね……。ニューヨークの空港では握手で別れてきても、こっちへ帰ってきたらやっぱりお辞儀しなきゃ……。アメリカ式が何でもいいなんて思ってる人は本当の国際人じゃないね。」

【問い】作者が言いたいなのは何か。

1空港で握手するのはおかしい。

2ビジネスマンはお辞儀をするべきだ。

3アメリカ人は国際人ではない。

4国によって挨拶を使い分けるべきだ。

2級読解(3)

問題Ⅰ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。

集団の中での人間の行動を見てみると、なかなか面白い。例えば、満員電車に乗っている人々を観察してみると、①こんなことに気がつく。駅に停車したときに新たに乗り込んでくる人たちは、電車の奥に向かって、ある一定の方向に進む。(②)電車の中に立っている人たちは、この新たな乗客のじゃまにならないような立ち方をする。乗っている人も乗ってくる人も、ある一定の動きをするのである。一人一人の乗客は全くの他人であるが、③この時ばかりは違う。狭い場所を共同で使う仲間であり、混雑した電車を毎日利用している仲間なのである。新入りの仲間のために、すでに余裕のあまりなくなっているスペースを、分けてあげようとしているとも見える。そして、電車が規則的に揺れるのに合わせて、尐しずつ尐しずつ、より衝突の尐ないポジションに身を動かしている。このとき、人の流れに逆らうような立ち方をしている人がいるとすれば、それは満員電車を利用した経験のあまりない人だろう。

また、駅やデパートのエスカレーターの乗り方にも、人々の中に④一定のルールがあるようだ。エスカレーターに立つ時、右でも左でも、どちらか一方に立ち、片側を空けて立つのがエチケットらしい。その右か左かどちらを空けるかについては、同時にエスカレーターに乗っている人々の立ち方に合わせているようで、あとから乗ってきた、急ぎの利用者が通りやすいように「追い越しに車線」を作っている。もし、エスカレーターの中央で、大きな荷物を両方の手に下げて立っていたりしたら、後からやってきた、元気の良い、急ぎの人に⑤にらまれることになるだろう。

エレベーターの中でもそうだ。途中の止まった階で乗り込んでくる人々はエレベーターのドアに向かうように、180度向きを変えて立つ。そして、そうすることにより、お互い顔を見合わせる必要が無くなる。エレベーターの中で、他の利用者の顔を真横から見るような位置に立ったりすると、⑥不必要な誤解をされるから、気を付けた方がよい。

都会で生活していると、込んだ場所に行くことが多い。そのような場所で見知らぬ人々に取り込まれているのは、考えてみると気味が悪いものだ。しかし、視点を変えて、この見知らぬ人々を観察して見るくらいの気持ちで接してみると、これはまた、なかなか興味深いものになる。誰が満員電車に乗るベテランか、だれが公衆道徳を心得た人で、誰がル

ール違反か、などと考えてみると、けっこう退屈しないものだ。しかし、観察にあまり熱心になりすぎて、降りるべき駅や階を間違えたり、まったくの他人を直接見つめるような失礼をしないよう、(⑦)。

問1①「こんなこと」は何を指すか。

1集団の中には面白い人がいること

2満員電車に乗っている人はおもしろいこと

3電車に知っている人が乗ってくること

4満員電車の中では人が一定の動きをすること

問2 (②)に何が入るか。

1また2すべて3すでに4まだ

問3 ③「この時ばかりは違う」とあるが、どうしてか。

1同じ電車に乗ると友達になるから。

2いつも同じ電車に乗る知り合いだから。

3仲間のような意識ができるから。

4満員電車に乗るのは特別な人だから。

問4 ④「一定のルール」とは、どういうことか。

1片側を空けて立つこと

2前後の人とは反対の側に立つこと

3前の人を追い越して進むこと

4荷物は片手に下げて持つこと

問5 ⑤「にらまれることになるだろう」とあるが、なぜだと考えられるか。

1荷物を持ってエスカレーターに乗るのは危険だから。

2元気のいい人が手伝わなければならなくなるから。

3急ぎでいる人が追い越して進めないから。

4エスカレーターは元気の良い、急ぎの人が使うものだから。

問6 ⑥「不必要な誤解をされる」とあるが、誤解をするのは誰か。

1途中から乗り込んできた人

2180度向きを変えて立つ人

3他の利用者の顔を見るように立つ人

4他の人に見られていると思った人

問7(⑦)の中には、どんな文を入れたらいいか。

1くれぐれもご注意を

2やめるべきである

3お知らせ下さい

4自信がありますか

4331341

問題Ⅱ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。

(1) 日本の気候の特徴は、はっきりと四つの季節に別れていることである。と言うと、しばしば外国人の方からお叱りを受ける①そうだ。他の国々だって季節は四つある。別に日本だけが特別なわけじゃない。

確かにそうかもしれない。でもこれは、日本と外国を比べるときに必ず使われてきた言い回しなのだ。あるいは、日本の英語教育の中では、既に常識となっている表現であると

いってもいい。だから、日本の学生が、外国人に向かって日本のことを説明するときには、必ず話しのどこかにこのフレーズが入れられる。もちろん、特別に日本の気候は素晴らしいと誇りたいわけではない。ただ、「外国に日本を伝える」という状況になると、②条件反射的に口から出てしまうのだ。

(③)、そんな決まりきったないようの話しなど、外国の人が聞きたがるはずがない。彼らが聞きたいのは、たとえば日本の文化や、国際問題に対する一日本人の見解であり、要するに心の底から湧き上がって来る真実の声なのだ。けれども、そんなことを話せるようにする英語教育は日本にはほとんど無い。英語を使える人間は増えても、英語でコミュニケートできる人間はなかなか現れてこないのだ。

こうした現状の背景には、日本が育ててきた固有の文化を知らない日本人が多いということがある。語るべき内容を持っていないのだ。話せる④わけがない。どうも英語教育だけに問題があるのではなさそうだ。

情報が瞬間的に世界中を飛び交い、地球の反対側の国で起きた出来事が、まるで隣の家で起きた事件であるかのように報道される時代にあっては、とりわけ自分の本音を正直に語れる勇気と能力が必要とされる。まず語るべき内容をしっかりと自らの内に持つことである。そのうえで、地球上の国々と仲良く付き合ってための英語とは何か、日本の英語教育、さらには日本人の英語観を改めて見直す時期に来ているようだ。

問1①「そうだ」と同じ使い方の「そうだ」は、次のどれか。

1雤が降りそうだが、出発した。

2あの車はとてもよさそうだ。

3彼も一緒に行きたそうだ。

4友達は朝早く出かけたそうだ。

問2②「条件反射的に」とは、なぜか。

1外国人のためには、この表現が一番良いと決まっているから。

2日本の学生の英語能力が足りないので、この表現がよく使われるから。

3日本のことを外国に伝えるときに、使われることがある言い回しだから。

4日本の英語教育の中で、常識となっている表現だから。

問3(③)に入る言葉は何か。

1また2しかし3さらに4そして

問4「わけ」と同じ意味の「わけ」は、次のどれか。

1お願いだから、そんな訳の分からないこと言わないで。

2一日に五回も電話するなんて、それじゃ彼女も怒るわけだ。

3あの仕事に比べたらこんな仕事、わけはない。

4なにもしていないのだから、そんな物受け取るわけにはいかない。

4424

(2)地球の長い歴史のなかで、いまからおよそ35億年以上も前に生命が海で誕生したといわれています。そうして、原始的な生物が進化の長い道のりをへて海の中で徐々に変化し、一部の生物はやがて陸上へとあがっていったといわれます。陸上動物の体液が、海水の組成にひじょうによく似ていることはよく知られています。このため、①海は「生命の源」、「母なる海」などといわれます。

ところで、私たち人間はどのような環境でも生きられるのではなく、大まかに見た場合には、地球をとりまく大気が現在のような②条件下でないと、安定した生活は成りたたないのです。温度にしても、湿度にしても、酸素あるいは二酸化炭素にしても、かぎられた

範囲の中でなければ、人間は長期にわたって安定して生活しつづけることは不可能です。このような大気の条件を比較的安定した状態で保つのに、海はきわめて重要な役割を演じているのです。食糧の供給というような面のみならず、人間生存の場としての地球の環境を維持するうえで海のはたしている役割を正しく理解することは、私たちが快適な生活をつづけるためにも、また他の多くの生物がこの地球上で繁栄しつづけるためにも、③たいせつであるといわなければなりません。

昔から「青い海」とよくいわれてきました。たしかに人工衛星から撮影した地球の写真を見ると、海のかなりの部分が青く見えます。しかし、ミクロに見ると、内湾や沿岸部をはじめとして、海の汚れは近年いちじるしいものがあります。海岸にたって見たとき海が青く美しく見える場所は、現在の日本ではどのくらいあるでしょうか。海の汚れは、その大部分が私たち人間のいろんな活動の結果なのです。いちじるしく発展した産業活動はもちろんのこと、私たちの日常生活の結果としても海が汚れていきますし、戦争もまた海を直接間接に汚すことに大きくかかわっています。近年、海洋開発の名のもとに、海の多面的な開発利用が各方面で検討されています。私たち人間は、陸にしても海にしても、それらを多かれ尐なかれ④改変することなしには生きてゆけないまでに活動をひろげてしまいましたが、いまや、海の利用が、長い目で見て地球環境にどのような影響をおよぼすかを十分に考慮したうえで、賢明に行動しなければならないときにきていることをつよく認識しなければなりません。

新出単語

大まか(おおまか)粗枝大叶,粗略,草率

とりまく围住,包围,围绕

ミクロ微观的

多かれ尐なかれ(おおかれすくなかれ)或多或尐,多多尐尐

問1①「海は「生命の源」、「母なる海」などといわれます」とあるがなぜか。

135億年以上前に生命が誕生したから

2原始的な生物が長い道のりをへて変化したから

3海で生まれた生物が陸上動物に変化したから

4生命が生まれたのは海だったから

問2②「条件下」とあるが、何の条件か。

1大気2温度と湿度3温度と湿度と酸素と二酸化炭素4食糧の供給

問3③「たいせつである」のは何か。

1海が食糧の供給や環境の維持に重要な役割をはたすこと

2海のはたしている役割を正しく理解すること

3私たちは快適な生活を続けること

4多くの生物が地球上で繁栄すること

問4④「改変する」と同じ意味で使われている言葉はどれか。

1開発2活動3検討4海洋

4121

(3)お盆を故郷で過ごしてきました。10年ぶりに帰ったものですから、①何もかも懐かしくて、毎日山や野原などを歩き回りました。でも、昔、子供の頃友達と遊んだ城跡の見晴らしい台に登って、②がっかりしてしまいました。

あのころは、青々とした野原で牛がのんびりと草を食べている姿を楽しんだものです。そして、その向こうには、青い海がどこまで続いていたはずです。でも、10年ぶりに見

た故郷の風景は、牛のかわり、鈍く光るたくさんの工場と大きな石油タンクで海が見えなくなっていたのです。

ただ昔が懐かしい、というだけで故郷の変わった姿を批判する(③)はありません。地方の経済的な発展についても理解しているつもりです。けれど、自然の姿を全然考えないような変化や発展などに賛成できません。自然と( ④)した形での発展を、私たちはもっと考えていかなくてはならないのではないでしょうか。

問1①「何もかも」と同じような意味の言葉はどれか。

1どちらも2どれかが3どれもこれも4どれでもなくて

問2②「がっかりして」とあるが、なぜか。

110年間ずっと故郷に帰ることができなかったから。

210年ぶりに帰った故郷の姿が、大きく変わっていたから。

3昔の友達が居なくなって、とてもさびしくなったから。

4草を食べている牛が、ほとんど居なくなってしまったから。

問31気2頭3心4手

問41協力2調和3変化4批判

文章1:3212

問題Ⅲ次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1?2?3?4からーつ選びなさい。なものを1?2?3?4からーつ選びなさい。

(1)ある有名な野球監督が、現役中、尐なくともゲーム中には、実に無表情で誰に対しても二コリともしないということで、有名だったそうです。それが引退してから、ある新聞記者の問いに答えて、ある人間に笑顔を見せたということになると、その人には親しみを持っているけれども他の人間にはそうでないということの表示になる、だから自分は、現役のあいだは、選手の個々と常に全部同じ距離を持っているということを示すために、表情を変えなかったんだということを言ったそうです。

これは管理という行為を見事にあらわしているエピソードだと思いますが、人と人が触れ合って理解していくことを殺す作業であることははっきりしています。そこでは部下の“性格”理解は支配し操作する支配の一部となる。そればかりか、管理のための行為のくり返しが、管理者の性格を限定し作り出していく。

【問い】この文章では、「管理する」とはどういうことか。

1監督が選手の世話をすること

2人と人が触れ合って理解し合うこと

3上のものが下のものを支配し、操作すること

4上司が部下の性格を理解すること

(2)都市計画の問題点を、今度は交通機関の状況から見ていきましょう。ここ20年の人口の郊外化で、住むのは郊外、仕事は都心という職住分離が著しくすすみ、郊外と都心を結ぶ交通機関の現状には大変厳しいものがあります。また、地方ではまだまだ整備されていない道路が残されており、それも問題になっています。

たとえば、1980年の一世帯あたりの乗用車保有台数を見てみると、都市では一世帯当たり、0.65台所有している一方で、地方都市では0.82台と多くなっています。これは両者とも5年前に比べると25%の伸びになっています。

ところが道路整備水準を見てみると、都市では524%、地方では46.4%となっていて、地方での整備が遅れていることが分かります。

【問い】文章の内容とあっているのは、次のどれか。

1車を持っている人は都市のほうが多いが、道は地方のほうがよい。

2車を持っている人は地方のほうが多いが、道は都市のほうがよい。

3地方の方が車を持っている人も多く、道もよい。

4都市の方が車を持っている人も多く、道もよい。

(3)各地を旅行するたびに、同じ日本でも、土地が違う人々の生活も違うものだ、と痛感させられることが多い。

もちろん、たとえば「駅前の風景は全国どこでも同じようなものになった」などと言う人がいるように、平準化の傾向はある。だが、それは表面のことだ。それぞれの土地の特徴は、世の中が便利になり、情報や交通の量が多くなっても、そうかんたんには消えない。

それは土地の人と会ってゆっくり話をすれば、すぐわかる。早い話、生活の時間割りからして違う。時間の流れ方も違う。関心のありかが違う。空気がきれいかどうかという違いもある。

【問い】「土地の特徴」とあるが、それはどこから見出すことができるか。

1生活の便利さ

2情報の量

3交通の便利さ

4人々の過ごし方

(4)ここで魚貝と食肉の消費状況について、もう尐し詳しくみてみよう。消費数量も価格も伸び、したがって購入支出も伸びているのは、ハム、ベーコンといった蓄肉加工品である。塩干魚貝もこのタイプに属している。一方、消費数量は伸びているが、価格が下落気味のもの、しかし、数量の伸びが大きいため、支出額も大きくなっているものとしては豚肉、とり肉を主体とした食肉、ソーセージなどで、牛乳、バター、チーズもこれに準じている。次に、消費数量は減尐しているが、価格上昇が著しく、そのため支出額が増えているのは生鮮魚貝と野菜である。生鮮魚貝は数量的には減尐しているので、その意味では「魚ばなれ」が起こっていることになるが、数量を金額に置き換えると、消費はむしろ増加している。つまり、金額的に見ると「魚ばなれ」は見られないということになる。

【問い】「その意味」とはどういう意味か。

1価格が下落気味という意味

2消費数量が減尐しているという意味

3価格上昇が著しいという意味

4支出額が増えているという意味

(5)最近、駅や道でファストフード店のサービス券を配っている。よく見ると割引券ばかりではない。一つ買うと、もう一つついてくる、つまり、一つ分の値段で二つもらえる、という券もあることに気付く。一つ食べればおなかがいっぱいになるときも、ただだからもう一つもらわなければ損をするような気になる。しかし、結局二つも食べられずに捨ててしまうこともあるのではないか。こんな売り方ができるのなら、客のために初めから値段を半分にできないものだろうか。

【問い】作者が一番言いたいのは何か。

1 最近のファストフード店はサービスがいい。

2 ファストフード店ではサービス券を使わなければ損をする。

3 ファストフード店のサービス券は客にとって本当にいいものか疑問だ。

4 ファストフード店で一つだけ食べたい客は困る。

2級読解(4)

問題Ⅰ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。

渋谷駅を出たところでティシュペーパーを配っている若者がいて、花粉症を抱えている私は喜んでもらった。若者は「このティシュを見せて向こうで福引をしてください」といったが、先を急いでいたので、そのまま通り過ぎようとした。すると、後ろで「おかあさん、おかあさん」と①声がする。振り返ると、福引の箱をもった若者が、「おかあさん、福引、福引」と叫んでいる。「ごめん、急いでいるの」といって、タクシーに乗ってからふと思い出したことがある。

私の母は東京に住むようになったとき、東京の人は②わたしを「おばさん」と呼ぶ、といって③怒っていた。関西では中年女性を「奥さん」と呼ぶのが普通だった。「おばさん」はよく遠慮のない関係か、時には下目に見ても許されそうな人に使われていたのである。

④そのうち母は「おばさん」ではなく、「おばあちゃん」と呼ばれるようになった。東京にも「ご隱居」とか「大奥さま」という呼び名があったのだから、これは西と東の違いではなく民主主義がうち壊した呼称なのであろう。

今では階級意識が消えただけでなく、未婚既婚の別がわからなくなっている。「奥さん」と呼ぶべきか「お嬢さん」というべきか、見ただけではわからない。年をとっても若造りをするようになったから、「おばさん」と「おばあちゃん」の区別もつきにくい。

―――駅からズボンにセーターの、何だか大勢のいい女(つまり私)が出てきた。ばあさんのようだが、大股に人を追い抜いていくところはどうもおばあさんらしくない。(⑤)「奥さん」と呼ぶには、あのランランと光る目は家庭向きではないように思える。「おばさん」と呼ぶべきか「おばあちゃん」というべきか。彼(福引の人)は一瞬考え、そこで最も普遍的な「おかあさん」を考えついたのかもしれない。

⑥このことを人に話したら、そりゃ佐藤さん、ムカついたでしょうといわれたが、どうしてムカつくことがあろう。

おかあさんーーー

私は気に入った。そのほのぼのとした響き。尐なくとも「先生」よりはよっぽどいい。問1 ①「声がする」とあるが、誰が誰に声をかけたのか。

1ティシュペーパーを配っている若者が筆者に

2ティシュペーパーを配っている若者が通る人に

3福引の箱を持った若者が筆者に

4福引の箱を持った若者が通る人に

問2 ②「わたし」は誰か。

1筆者

2筆者の母

3関西の中年女性

4東京の中年女性

問3 ③「怒っていた」とあるが、それはなぜか。

1「おばさん」は中年を意味するから。

2「おばさん」は東京の女性にしか使わないから。

2007年日语能力考试1级读解文法

2007年日语能力考试1级读解文法 読解 問題Ⅰ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1??2?3?4から最も適当なものを 一つ選びなさい。 人の会話というのは、言葉としては案外成り立っていないことが多い。ずっと昔、母親と話をしていてそう痛感したことがある。 たとえばの話。私が母に「このあいだより太ったみたいだけれどどうしたの」と訊く、すると母は「服を買いにいったら大きなサイズの店にいけと言われて腹がたった」と続ける。「甘いものを食べすぎなんじゃないの」と私が言うと、「どこそこの店の大福を買ったらまずくて食べられたものじゃなかった」と母は言う。 このように書き記してみれば、会話としてまったく成り立っていない。(注1)双方が双方の思うままを口にしているだけである。 私はこの母とよく(注2)口論になった。この「①思うまま会話」がどんどん進んでいくと、最後に決まって母は「小説なんか書いてないで結婚したらどうか」という方向に結論づけ、「あなたが太った話がなぜ私の結婚問題に結びつくのか」と①私が(注3)突っかかり、口論になるわけである。この口論だってもちろん、会話としては成り立っていない。その都度、「母に私の言葉は通じないのだ」と腹立ち紛れに思ったものだしかしひょっとしたら、通じないと決めつけた私は、会話というものは「相手の言うことを耳で聞き、順った。 繰りに理解する」はずだと信じていたのかもしれない。信じているふうに会話が進んでくれないことに、(注6)苛立っていたのかのしれない。そういえば、「私の話をちゃんと聞いているのか」と、話の途中で幾度も言ったことを今、思い出した。③あれは、「耳で聞いたことを順繰りに理解しているのか」と、自分の信じるところを訴えていたんだなあ。 言葉というものは使う人によって、温度も色合いも違う。もしこれが統一されていれば、順序だてて理性的に会話をせずとも、誤解や勘違いやすれ違いはまったくなくなるのではないか。④映画や小説のなかで人々が交わす言葉は、たいていの場合、温度も色合いも統一されている。だからものごとは決まった時間、決まったペ-ジ数のなかで、理性的に展開され着地する。しかし(⑤)で、同じ温度、同じ色合い、無個性の言葉でしか会話できないとしたら、と考えると、なにやら(注7)殺伐としたものを感じてしまう。あくまで想像だが、戦時下などの有事のときは、ぎりぎりまで言葉から個性がそぎ落とされたのではなかろうか。 その人しか持ち得ない言葉があり、その人からしか受け取れない言葉というものがある。誤解をしたりすれ違ったりしつつ、、それをまた言葉で訂正していく、ということも、案外人の持つゆたかさのひとつなのかもしれない。そう考えると、成立しなかったように思えた母との会話も、私たちにしかあり得ない関係のひとつだったと思え、そのことにちょうっと安心する。 (角田光代「成立しない会話」「脳あるヒト心あるヒト」産経新聞2006年1月16日付朝刊による) (注1)双方:両方 (注2)口論:口げんか (注3)突っかかる:激しい言い方で反発する (注4)その都度:そのたびごと (注5)順繰りに:順番に (注6)苛立つ:いらいらする (注7)殺伐:人間関係にうるおいのないようす (注8)有事:戦争や大事件が起こること (注9)ぎりぎりまで:限度いっぱいまで (注10)そぎ落とす:けずり落とす 問((1))①「思うまま会話」とあるが、どのような会話か。 1.相手に通じないとあきらめて、初めから相手を理解しようとしない会話 2.相手の話を十分聞かず、自分の言いたいことを言うだけでかみ合わない会話 3.相手が興味を持っている話題について、相手の話の流れに合わせてする会話 4.相手の話を聞いていて腹がたつ内容が含まれているので、口論になりやすい会話 問((2))②「私が突っかかり」とあるが、その時の筆者の気持ちとして最も適当なものはどれか。 1.母の話は何が言いたいのかわかりにくいので、欲求不満を感じている。 2.母のことを思って話しているのに、どうしてわかってくれないのだろうという苛立ちを感じている。3.母の話は始まりと終わりでは内容が異なり、しかも気に障る内容になることに対して不快感を持っている。

2014年7月日语能力考二级真题读解部分03

2014年7月日语能力考二级真题读解部分03 2014年7月日语能力考二级真题读解部分03。考生们在日语备考中都会看大量资料,做大量习题来提高日语水平,可是在能力考前还是不能确定自己的掌握情况,那就让往年二级真题来帮你检测一下吧! 問題13 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1?2?3?4から一つ選びなさい。 以下は、目標に向かう姿勢について、ある将棋のプロが書いた文章である。 勝った将棋と負けた将棋。どちらかがより忘れられないかと問われれば----どちらもあまり覚えていない。勝った喜び、負けた悔しさともに体内に残らない。必要でないと感じられることはどんどん忘れていってしまう性質なのだ。もちろん、何年の誰との将棋について語らなければならないということがあれば、記憶の糸口(注1)さえ見つかれば、いつか対戦したそのとき手順(注2)をスラスラと思い出すことができる。しかし、通常はそんなことはしない。それを思い返したところで、先へとつながるものだとは思えないからだ。必要なのは、前に進んでいくこと、そのための歩み(注3)を刻んでいくことだ。これからの道のりも長い。それを進んでいくために必要とされるのは、マラソン選手のような意識とでもいうのだろうか。一気にダッシュするのではなく、瞬間的に最高スピードを出そうとするのでもなく、正確にラップを刻んでいくことだ。1キロを4分で走るとしたら、次の1キロも、そのまた次の1 キロも……と、同じようにラップ(注4)を刻むこと。それを意識的に続けていくことだ。 それには、「長い距離をずっと走り続けねばならない」と考えるのではなく、すぐそこの、あの角までを目標に、そこまではとりあえず走ってみようといった小さな目標を定めながら走るのがいいと思う。 ゴールまであと200キロあると言われたら、たいていの人は?ヤになる。走るのをやめてしまうだろう。しかし、あと1キロだけ、あと1キロ走れば……と思えば続けられる。この1キロ、今度の1キロ……と繰り返すうちに気がついたら200キロになっていることもあるだろう。そうなっていることを目指したい。歩けない距離は走れない、という話を聞いたこともある。なるほど、たしかにそうだと思った。歩けるかどうかは、スピードとか記録とかの前にベース(注5)となる最低限の保証だ。まずはその距離を歩いてみる。そこで無理だと思うなら、走るなど到底できないことだ。他の誰かが隣を駆け抜けていったとしても、自分には無理なことなのだ。だから、まずは歩いてみる。そして、歩けそうならば走ってみる。急ぐ必要はない。同じペースでラップを刻みながら行けばいい。それは、無理をしないことだ。自然にできることを続けていくという健全さ(注6)なのだ。(羽生善治『直感力』による) (注1)糸口:きっかけ (注2)手順:ここでは、試合の進み方 (注3)歩みを刻む:ここでは、一歩を確実に進める

日语能力考N2读解练习558

小编为大家带来一篇日语能力考N2读解练习与讲解,希望能帮助备考N2的考生做阅读专项练习,攻下能力考阅读大关,不要错过这个系列哦。 自然は多種多様の生物群が存在することで、それなりの安定を維持している。そのなかの一種ないし数種を撲滅することは、とりもなおさず全体のバランスをくずす結果になる。複雑な形の自然石かつみかさなってできた石垣から、一個ないし数個の石をひきぬいたらどうなるか。影響はたちまち全体におよび、石垣そのものの大規模な崩壊をおこすにちがいない。ちょうどそれとおなじである。しかも自然界の場合、構成それ自体が複雑であるゆえに、影響もいっぺんには表面化しない。ある部分はたちどころ(注2)に、べつの部分は長期間をおいたのちに、被害の進行をあらわにしてくる。人間自身の予想もしなかった個所へ、①意表をついた連鎖反応の結果がでてくるのである。Aなる(注2)害虫を除去する目的で、ある薬剤が使用されたとしよう。その目的はたっせられて、Bなる作物が虫害をまぬかれた。しかしその結果、おなじくAによって食い殺されていたCやDの種属が、抑制因子をとりのけられて爆発的に増加し、あらたな害虫となってBにおそいかかる。こういった例が多数あるのである。 殺虫?殺菌の効能をもつ化学薬品が、いったん開発されてこのかたというもの、人間は文字どおりなりふり(注3)かまわず、ひたすらそれへの依存度を増し、つまり量質ともに強大化する方向へっっぱしった。なぜそのようにしなければならなかったのか。最近の日本では、②このことをもいわゆる公害の一種にふくめ、製薬資本の営利主義――すなわち企業の利益のため不必要な薬品を売りまくって乱用をすすめたことが、非難のまとになっている。しかしこれだけで片づけられるほど、事態の本質は単純でないのだ。上のような皮相(注4)的見解でわりきるには、現在の状況はあまりに絶望的である。すでに③最初の出発点からして、人間の文明それ自体のなかに、かく(注5)ならざるをえない必然性がやど(注6)されていた。一企業の責任に帰するには、悲劇の根はいささか深すぎる。人間が今日のごとく高度文明をきずきえたのは、採集経済から脱して、牧畜さらに農耕という生産手段を発明したからである。それは換言すると、ある特定の土地を、牧場あるいは田畑として使用することである。さらに換言すると、人間の利用目的にかなう家畜?作物によって、それらの土地を独占させることでもある。ほんらいならばそこの土地には、家畜?作物いがいの各種生物が、当然のこととして棲息(注7)していた。人間はそれらの生物群にたいし、害獣?害鳥?害虫あるいは雑草といった汚名を一方的にかぶせ、強引に排除する手段にでた。こうして自然界のバランスがくずれた。いわゆる公害の起原は、工業とともにおきたのではなく、遠く牧畜ないし農耕のはじまりにさかのぼるのである。 (レ チェル?カーソン著?青樹簗一訳『沈黙の春』一筑波常治の?解説?による) (注1)たちどころに:たちまち (注2)~なる:ここでは、~という

2012年12月日语能力考一级真题读解部分02

2012年12月日语能力考一级真题读解部分02 2012年12月日语能力考一级真题读解部分02。考生们在日语备考中都会看大量资料,做大量习题来提高日语水平,可是在能力考前还是不能确定自己的掌握情况,那就让往年一级真题来帮你检测一下吧! 問題10 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。 まず、教育とは何か、ということから考えてみよう。さしあたってぼくは、教育とは、子どもを「社会の成員(大人)としてふさわしい存在」へと育て上げていくこと、と定義してみたい。 どんな時代、どんな社会の人びとでも、子どもを大人に育て上げなくてはならなかった。そのさいには、①社会の成員として「ふさわしい」あり方が何かしら想定されていて、それが教育の営みを導いていたはずだ。 その「ふさわしさ」は、大きく二つに分けられるだろう。一つは、働いて食べていけるために必要な能力、つまり農民なら農民としての、漁民ならば漁民としての、技能や知識。もう一つは、他の人びとのあいだでふさわしいふるまいができること――基本的なルールを守り、他の人びとと協力する態勢をとれること、自分に与えられた役割を果たし、その責任をとれること等々、つまり、他者との関係能力である。 では、現代社会においては、どういうことが「大人としてふさわしい」のだろうか?教育理念を構築するとは、このことをあらためて考え、かつ共有しようとすることに他ならない。 だが、この「共有」ということはなかなかむずかしい。そこには、社会のあり方と人間の生き方をどのようなものとして思い描くか、つまりは、異なった社会観·人間観がさまざまに入り込み、衝突してくるからだ。 たとえば、ぼくが最初にあげた「教育とは、子どもを社会の成員としてふさわしい存在にすることだ」という定義に対しても、②反発を覚える人がいるだろう。「それは、社会的期待に子供を添わせようとするよくない発想だ。教育とはむしろ、子供の主体的な判断力を育てるものだ」

日语阅读理解练习[1]1

一 山本さんは、大学生です。毎日午後5時から8時まで、大学の近くにあるきっさてんでアルバイトをしています。1時間はたらくと900円もらえます。 山本さんは、大学のお金は、りょうしんにはらってもらいます。そのほかに毎月10万円送ってもらいますが、せいかつのためのお金は、それでは十分ではありません。また、夏休みに旅行に行ったり、友だちとあそんだりするお金もひつようです。 アルパイトの中で、いちばんたくさんお金をもらえるのは、道やビルを作るのを手伝う仕事で、1日で1万円もらえます。でも、この仕事はとてもたいへんで、1日8時間以上もはたらかなければなりません。ですから、学生はあまりこのアルバイトはやりません。 また、図書館で本を貸す手つだいをする仕事があります。これは、すわってする仕事ですからかんたんなのですが、1時間で600円しかもらえません。 山本さんは、きっさてんの仕事は、そんなにたいへんではないし、もらえるお金も悪くないので、いちばんすきだと言っています。 問(1)山本さんは、りょうしんから毎月送ってもらうお金はどうしていますか。 1.大学にはらっています。 2.きっさてんにはらっています。 3.せいかつのために使っています。 4.旅行やあそびのために使っています。 問(2)山本さんは今のアルバイトをどう思っていますか。 1.今の仕事は早くやめてもっと勉強する時間をつくりたい。 2.もっとたくさんお金がもらえる仕事がしたい。 3.仕事がいそがしくて大学に行けないので、やまたい。 4.仕事もあまりたいへんではないし、もらえるお金も悪くない。 問(3)アルバイトのことを正しくせつめいしているのはどれですか。 1.学生はきっさてんのアルバイトは1日1時間しかできません。 2.学生はよく道やビルを作るのを手つだうアルバイトをします。 3.りょうしんから10万円送ってもらえるとアルバイトをしなくてもいいです。 4.図書館で本を貸す手つだいをするアルバイトはもらえるお金がすくないです。 二 きのうわたしはタローを病院へつれていきました。タローは去年わたしが友だちからもらったかわいい子犬です。数日前からタローは元気がなく、食べ物もほとんど食べなくなりました。それでしんぱいだったので近くの動物病院へつれていったのです。病院でタローはちゅうしゃをされていたそうにないていました。毎日くすりものませなければならないそうです。医者はそうすれば1週間ぐらいでよくなるだろうと言いました。タローはちゅうしゃもくすりもいやがっていましたが、わたしは医者のことばを聞いて少し安心しました。 ①タローのことを正しくせつめいしているのはどれですか。 1.友だちがタローをくれました。 2.友だちがタローをもらいました 3.友だちにタローをあげました 4.友だちにタローをくれました

1999年日语能力考试1级读解文法

1999年日语能力考试1级读解文法 読解?文法(200点90分) 問題Ⅰ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。 同じ1つの事柄でも、表現のしかたで①大いに印象が異なってくる。学生たちに、「私たちの入生はたかだか100年、短いものだ」と言っても同意の反応はない。100は小さい数だが、「年」は長いと感じているから、100年は短くないのだ。しかし、「私たちの入生はたかだか30億秒、短いものだ」と言い換えると「おや!そうだなあ」という顔つきになる。目の前を刻々と流れる「秒」という時間は極めて短いから、30億という大きな数でも相殺できない(注1)からだろう。 (中略) どんな話題でも、数字を挙げると正確そうに見えるが、その数と単位の組み合わせによって、わかりやすくも、わかりにくくもなる。その使い分けに十分注意する必要がある。数字が出された根拠とともに、数の単位に注意しておかないとごまかされることがあるからだ。実感を伴わない巨大な数か、②いかにも大したことがなさそうな小さな数字で煙に巻いてしまう手口(注2)が、よく使われている。 交通事故数を例にとってみよう。日本では、1年で約1万人が交通事故で亡くなっている。好調阪神で満員になった甲子園の観客5人に1入が(つまり、あなたの前後左右の誰かが、いやあなた自身かもしれない)1年のうちに亡くなり、5年で観客がゼロになるくらいの多い数である。しかし、1日にするとほぼ30人で、それを1つの都市にするとゼロか1人だから、「今日の交通事故数(注4)が警察署前に掲示されても人々は大きな数とは思わない。つまり、③あの掲示は、交通事故の恐ろしさを伝えているのではなく、逆に交通事故は少ないのだと安心させており、かえって事故を増やす効果になっていると言えるだろう。 昨年、戦後の交通事故の死者総数が50万人を超えたという報道があった。日本は、事

日语二级语法归纳解析

(一)并列句型:不但··而且··;不仅·而且··;又··又··;既··又·· に限らず名詞も ばかりでなく名詞も ばかりか名詞も だけでなく名詞も のみならず名詞も 上(に)名詞も に加えて名詞も 名詞1もい形?な形ば名詞2も どころか名詞も(表并列时,句末一般为肯定句。除并列之外还有两种用法:第一“根本不是··而是··”;第二“别说·就连·也··”)补充说明:(1)以上表“并列”的句型中,前8个句型首选,选项中没有前8个时最后再选第9个。 (2)所有句型前后都接名词时,一般后面的名词比前面的名词程度更深,有递进的意思。 (二)转折句型:虽然··但是··;虽然··可是··;明明··却·· 動詞ます形+ながら(も)() 動詞ます形つつ(も) 名词である?「な」形詞幹である︱な?動詞簡体?「い」形簡体ものの补充:还有「~とは思うものの(虽然我觉得···)?~とは言うものの(虽说···但是···)」两句型 にしては わりに(は)接续:把「わり」当名词看即可 にもかかわらず?にもかかわりなく くせに(带有说话人的责备,抱怨,埋怨,不满) 動詞たところが (三)原因句型:因为·所以·· ことから(以前项为判断的依据,推测出后项的结果) ことだから(前项主要为人物名词,说话人对该人物各方面比较了解,在此基础 上对该人物的动作所做的推测) ものだから(另有もので中顿?んだもの结句?もの?もん等句型)为自己不曾预 料到的动作,行为找借口,做辩解,常用于道歉。前面常常与「だって」一起搭配使用。 だけに(后项结果好坏都行) 動詞た形?動詞ない?名詞であるばかりに(后项为坏结果) お陰(かげ)で?お陰だ(后项主要为好的结果,偶尔也可用于讽刺表坏的结果) ばこそ?からこそ(正因为做了前项的动作,才会有后项的结果,主要为好的结果) せいで?せいか?せいだ(后项为坏的结果)

日语一级读解考前训练

问题一 市場経済において、貨幣の果たしている役割りは非常に大きい。貨幣が存在しない経済では、モノとモノが直接交換される(物々交換)。しかし、物々交換の経済では、自分が生産し所有しているモノと、他人が生産して所有しているモノとが、共に交換したいと思わなければ交換は成立しない。(①a)、一方の人が他の人のモノを欲したとしても、他の人がその人のモノと交換したいと思わなければ片思いになってしまって、交換が成立しないのである。物々交換では、交換両当事者の欲求の一致(二重の要求の一致)が存在しなければならない。ということは、物々交換の経済では、交換は限られてしまい、交換、あるいは取り引きを中心とする「②」。 このような、物々交換の中から、最後は貨幣というモノを見つけ出した。つまり、物々交換の範囲と頻度が増えるに従って、③だれもが交換したいという商品が出てきて、少々商品との交換が頻繁に行われるようになると、④交換当事者はその商品等自分の生産物をいったん交換すれば、次からは、他の多くの商品を手に入れることができるようになるからである。だれもが交換したい商品、それはある意味ではなんでも良いのであるが、歴史的には希少性のある貴金属、(①b)、金や銀という商品であった。人類は、特に農業における生産力を増加させ、自給自足経済から脱すると、物々交換を行うようになり、そして貨幣による交換経済を作り出してきた。貨幣は交換の仲立ち(媒介)、つまり、それ自身が商品であるとともに、(⑤c)としての役割りを果たすようになり、さらには純粋な(⑤d)に転化するに至ったのである。生産物はいったN貨幣に交換(販売)されると、次からは、その貨幣であらゆる商品、生産物が交換(購入)できるのであるから、⑥欲求の二重の一致を必要とする物々交換において交換に投じられたコスト削減をすることができるようになり、交換、つまり(⑤e)が急速に増加するようになった。 問1(①a)と(①b)には同じ言葉が入る。次のうちどれか。 1そして2だが 3つまり、4さらに 問2「②」にはどんな言葉が入るか。 1商品経済の発展は限定されてしまうのである 2商品券での過程は不透明になってしまうのである 3自給自足経済の流通は停滞してしまうのである 4自給自足経済のコストは減少してしまうのである 問3「③だれもが交換したいという商品」は、現在何になったと考えられるか。 1?クセサリー2貨幣3農産物4工業生産物 問4「④交換当事者はその商品の自分の生産物をいったん交換すれば、次からは、他の多くの商品を手に入れることができるようになる」とは、例えばどんなことか。 1自分の作った野菜を貨幣と交換すれば、あとはだれかが欲しいものと交換できる 2自分の作った野菜を銀と交換すれば、銀と他のいろいろなものと交換できる 3自分がもらった品物を集めて他の人に売れば、美しい貴金属が手に入る 4自分がもらった品物を用いて生産力を増加させれば、なんでも得ることができる

2005年日语能力考试2级真题-读解文法

专业日语代报服务,报名成功率100%,并且我们承诺帮您报上您指定省所在指定的考点,支持支付宝交易,报名登记网址:https://www.360docs.net/doc/f26010552.html,,咨询请加QQ:254420877, 975752926 2005 年日语能力考试 2 级真题 読解?文法 (200点70分) 問題Ⅰ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1234から最も適当なものを一つ選びなさい。私たちの時間の感覚は、人によって、また立場によってもかなり違います。電 話でよく「少々お待ちください」と言って待たされます。3分待たされたとしますと、待った人の感覚ではその3倍、9分ぐらい待たされた気がします。この時、待たせた方は実際が3分でも、その3分の1の1分ぐらいにしか感じないのです。つまり待たせた人と待たされた人の時間感覚の差は( ①)倍にもなるのです。そのことをよく承知したうえで「お待たせいたしました」を言わないと、お客さまを不快 ②(注1) にさせることになります。 本来、時間に対する日本人の感覚は、きわめて (注2)神経質 (注3) だと言われます。 交通機関 (注4) のダイヤの正確さなどにもそれがよく表れています。 ところが、その反面、日本語の中にはきわめて曖昧に時間を伝えることばが数多くあります。「しばらくお待ちください」「のちほどお電話さしあげます」「まもなく着くと思います」「少々時間をください」などの言い方は日常的によく使われています。 応対の中で「のちほどこちらからお電話さしあげます」と言った数人の人に、③ 「『のちほど』というのは何分ぐらいの時に使いますか?」と訊ねたことがあ ります。驚いたことに答えは千差万別 (注5) です。2、3分、10分か15分、30分ぐらい、1時間、2、3時聞、その日のうち、最大1週間以内と答えた人もいます。そして、「のちほど」と言われた相手の客も「のちほどって何分後ですか」と 聞き返す人は皆無に近いのです。「ではよろしくお願いします」で終わって(注6) しまいます。客の方が「のちほど」を何分ぐらいと理解したかです。言った方 にそれだけ幅があるのですから……。 ④

日语能力考N2读解练习48

日语能力考N2读解练习48 日本でたぶん一番に高価な漫画。大阪の中古漫画屋に持っていけば100万円でかってもらえます。店で手に入れたければ300万円! UTOPIA最後の世界大戦:足塚不二雄(藤子不二雄=ドラえもん著者)によるSF漫画作品、100ページ。 プロの漫画家を目指していた安孫子と藤本両人は上京し、あちこちの雑誌社に持ち込みをするも、当時の雑誌は人気作家の手塚治虫の漫画ですら月に数ページしか掲載しておらず、100ページもの作品をとても雑誌に掲載できる状況ではなかった。また、当時の子供向け作品としてはやや難解なストーリーで、出版社から難色を示されていた。結局、この原稿は手塚の紹介で、単行本化されたという経緯がある。他作家による「覆面団」も収録。現存部数は非常に少なく、初版本は数百万円の値段がついている。原作者ですら持っていないといわれる(安孫子によると、引越しの際に紛失してしまったのこと)。松本零士はこの本を当時購入し、現在も所有している。 以前、九州で発見されたという噂があったが振込み詐欺だった。被害にあった中古書店のHP が事件の顛末を記したHPがあったが犯人は捕まったようです。 ① 文の内容に合っているのはどれか。 1 この漫画の初版本は松本に所有している 2 当時の雑誌には手塚治虫の漫画ばかり掲載していた 3 九州の中古書店が所有している漫画は人に盗まれた 4 この漫画は手塚治虫のおかげて単行本として版行した ② 当時、この漫画は雑誌に掲載されなかった原因としてどれが正しいか 1 手塚治虫の漫画がとても人気なので、この漫画を見る人は少ない 2 このような漫画は単行本として版行しかできない 3 この漫画は当時の子供にとって、やや難しい 4 この漫画はそんなに面白くない 正解:4 3 解析:

日本语考试1级读解文法

1级读解文法 阅读部分 問題1 秋に入ると学校では、読書週間という奇妙な週がやってくる。普段は図書館に足を踏み入れもしない子どもたちが、みんな指定の図書を探して、嫌々やってくるのを僕は不思議に眺めていた。読みたくない本を読んで感想文をかけ、と先生から指令がくだるのだ。 先生に言われなくても、僕は昔からほんの足だった、読書週間の標語を読むと、「読書は世界の見える窓」「本は心の栄養」などと利益を謳った文句が並んでる。先生は、読書をする子はよい子で、頭がよくなると自信を持って勧めていた。頭をよくするのは教育者の仕事だ。その義務を忘れて本に子どもを教育してもらおうとするのは怠惰な職務放棄にすぎない。僕は一発でこの先生の能力を疑った。 僕は所謂アタマのいい子だった。子供のしがちな無茶なことはせず,大人の命令に逆らわない従順な児童だった。教室の壁には誰が何冊本を読んだか、という営業マンのようなグラフが作成され、能力を競っていたように思う、馬鹿馬鹿しいと笑っていると白羽の矢が僕に刺さった。 「彼は本を読むから成績がいいんです!」 先生は僕を象徴して読書を推進しようとしている。それは大きな間違い。僕の成績がよかったのは普段真面目に授業を聞いているからだし、きちんと家で勉強していたからだ。他の小学生はのびのびと育っていて、誰も勉強などしないから、差がでるのは当然のことだった。 読書をすれば賢くなるという幻想は、どうして出来上がったのだろうか。僕はその読解の根源を子供たちに見た。いつも図書館現れない子供は無理に広げた本を前に煩悶しているではないか。これはほとんど拷問に近いものがある。(③)彼らは勉強の姿勢で本を読んでいるのだ。こんな読み方では楽しくないだろう。 本の楽しみとは、ここではないどこかに飛んでいける冒険につきる。旅行の楽しみと読書は近いものがある。僕は本で冒険をし、知らない世界に旅をした。 (中略)人は誰もが「もうひとつの世界」を夢みる。新しい環境、新しい政治、新しい自分、誰もが現実の中に小さな違和感を抱えて、変化を望み、そしてこの現実は簡単に変わることがないと諦めている。そんなとき最も安価で確実な変化をもたらしてくれるのが、読書なのだ。 読書とは教育ではなく、世知辛い現実を巣手って、豊かな世界に耽ってしまう人の性であり、現実を忘れさせる合法的な麻薬である。 「彼らはまだ勉強をする義務がある。子供に本の味を教えるのはちょっと早いかもしれない」 問1「読書週間という奇妙な週」とあるが、どうして奇妙なのか。 1.いつもは図書館に来ない子供たちが図書館で好きな本を読むから。 2.本を読めば世界のことがよくわかったり心が豊かになったりするから。 3.先生が推薦した本を学校の図書館で捜して読まなければならないから。 4.子供の気持ちを大切にせずに無理に本を読ませようとするから。 問2「それ」とは何か 1.読書週間という名のもとに、子供たちに無理に多くの本を読ませようとすること。 2.どれだけたくさんの本が読めるが、営業マンのようなグラフを使って子供たちに競争させること。3.先生の話を真面目に聞いて家でもきちんと勉強しているから、筆者の成績がいいこと。 4.本を読むから成績がいい例として筆者を挙げ、他の子供たちにもっと本を読ませようとすること。問3小学生の時の筆者はどのような子供だったか。 1.先生を信じることができず、空想の世界の遊ぶ子供。

新日本语能力考试N1、N2阅读解题技巧

新日本语能力考试N1、N2阅读解题技巧 N1、N2的阅读类型分为短文阅读、中长文阅读、比较阅读以及信息检索类型的阅读。不同类型的阅读有不同的解题技巧。以下是这四种类型阅读的解题技巧。 一、短文:阅读要有针对性 短文是读解的第一种题型,阅读短文时: 1.先看问题 2.有针对性地去读文章。 比如提问形式是就划线部分提问,那么: ①理解划线部分的含义 ②重点考察划线部分前后的容 ③得出结论,找到正解 也就是说,在读短文时涉及答题的关键部分要认真分析,其它部分可略读。 二、中长文:理清文章结构把握中心思想中长文由于文章的篇幅较大,一直是阅读的难点所在。因此要注意: ①开头结尾是关键 开头和结尾的段落通常是作者阐明观点的关键所在,要特别留意

②边阅读边归纳 较长的文章有时感觉大意是理解了,但到底都说了什么又很模糊。因此在阅读时要注意把每个段落的大意做最简单的标注。这样一来,文章的结构就很清晰了,也更方便找答案。另外,虽然有很多段落,但文章的中心只有一个,要注意总结。 ③边理解边答题 读到某个段落时,就把这个段落出现的问题马上解决,因为刚读到的容在头脑中记忆最深刻,分析也最不容易出错。不要整篇文章读完后再去看问题,这样做会事倍功半。 三、比较阅读:重点把握异同点 比较阅读通常是把两篇文章进行比较,出题的倾向是:这两篇文章都涉及到的容是什么?对这一问题两个作者采取什么样的态度?等等。因此要特别注意的就是两篇文章的容有哪些是相同的,哪些是不同的。两个作者对同一问题的态度是赞成、是批判、还是不明确。 四、信息检索:找出检索条件 信息检索是最简单的一种题型,答题技巧也

非常容易掌握: ①大致浏览文章的信息分布 ②阅读问题,找到题干中给出的检索条件 ③逐个对比选项,找到正解。 其实,不管题型怎样变化,都离不开我们平时学的基础知识,因此,我们在做题时不必紧、忧虑,要时刻谨记以下几点: ● 万变不离其宗 就像武侠小说里写的一样,不管对方的招式怎么玄妙,都有破解之道。做读解题也是一样,当无法判断某个题目的答案时,不要慌乱,回到原文中仔细阅读分析,一定能找到答案,因为文章才是根本。 ● 巧妙运用排除 有时四个选项都比较长,而且很像。理解起来比较困难。这个时候就去找错,只要某个选项中的说法有一点错误,即可排除。尤其要注意说法不严密的选项,看似正确,最容易让人混淆,因此发现立即排除。 ●多做练习提高速度和正确率 虽然考试的脚步越来越近,但要控制好心态,没必要太过紧,每天抽出一定的时间复

日语能力考N2读解练习1

日语能力考N2读解练习1 小编为大家带来一篇日语能力考N2读解练习与讲解,希望能帮助备考N2的考生做阅读专项练习,攻下能力考阅读大关,不要错过这个系列哦。 自分の気持ちを言葉にして身近な人に話しかける時、抽象的な表現をしても、相手には何のことかピント来ないことが多いはずです。①言いたいことは常に具体的に。これが大切です。 どうしても伝えたいことがある。しかし、分かりやすく表現できない。そんな時は伝えない内容を示す具体的例はないかな、と考えてみるのです (中略) あなたに誰かが話しかけてきたと考えてください.この時、あなたが知っている人の名前や、行ったことがある土地の名前が出てくると、思わず話に引き込まれることがあるはずです。聞いたこともない国の地名が出てきて、その国が抱える問題点を聞かされても、「だから、どうしたの」と②聞き返したなるかもしれません。③会話は、相手が参加してくれてこそ成立します。だったら、相手を話題に引き込む材料が必要です。それが具体例なのです。或いは、お互い がよく知っている固有名詞なのです。 問1 「言いたいことは常に具体的に」の後に続く予測されるものはどれか。 1 話さなくてもいい 2 表さなければならない 3 思い出すかもしれない 4 分かるようになるだろう 問2 「聞き返したくなる」のはなぜか。 1 自分の話す内容に相手は関心がないから 2 その国の話題について自分は興味があるから 3 その話は自分にはあまり関心がないことだから 4 相手は関心がない話題に自分も興味がないから 問3 「会話は、相手が参加してくれてこそ成立します」とはどういう意味か 1 会話の相手が話したいと思わなければ、会話はできない

日语一级文字部分

(1)デモ隊と警官隊が激しく衝突し、_____の騒ぎとなった。 1 血液 2 血管 3 冷血 4 流血 (2)社長は個人資産を_____して、会社再建に取り組んだ。 1 通用 2 運用 3 応用 4 適用 (3)仕事中に倒れた課長は、労災と_____された。 1 評定 2 選定 3 認定 4 判定 流血「りゅうけつ」: 流血の惨事/流血惨案 市街は流血のちまたとなった/街市成了血海 ついに流血を見る/终至造成流血事件 流血は避けられた/避免了流血事件 2、 運用「うんよう」:运用,活用 運用能力を高める/提高运用能力 運用資本/运用资本;流动资本 3、 判定「はんてい」:判定,判断 判定がむずかしい/难以判断 判定勝ち/判定取胜 問い1.私が____頑張っても、彼にはとうてい追い付けない。 1.いかに2.むやみに3.いやに4.やけに問い2.あの人は____が肥えているから、どんなもてなしをしたらい

いか悩むよ。 1.目2.体3.耳4.舌 問い3.近年の不況と円高は、輸出関連企業の経営を____いる。 1.おだてて2.おびやかして3.おどして4.ひやかして 答案:142 問い1.无论我怎么努力都追不上他。 1.いかに:怎么也、无论怎么地(常与でも、ても搭配使用)いかに急いでも間に合いません/无论怎么赶也来不及了。 2.むやみに:胡乱、轻率、蛮干むやみに金を使うな/别乱花钱 3.いやに:异常、反常いやに空々しい態度/异常虚伪的态度 特别、非常いやに仕事が速い/工作做得特别快 4.やけに:非常、特别(俗语)やけに腹が立つ/特别生气 問い2.那人很讲究吃喝的、所以烦恼着不知道用什么来招待他。 1.目が肥える有眼力、有鉴赏力 3.耳が肥える欣赏能力强(对音乐、曲艺杂谈等艺术的) 4.舌が肥える讲究吃喝、口味高 問い3.近几年的不景气及日元升值、威胁到相关出口企业的经营。 1.おだてる:给人带高帽、奉承、煽动、怂恿 2.おびやかす:威胁、恫吓、用力量等手段安全をおびやかす/安全

日语能力考N2读解练习643

日语能力考N2读解练习643 小编为大家带来一篇日语能力考N2读解练习与讲解,希望能帮助备考N2的考生做阅读专项练习,攻下能力考阅读大关,不要错过这个系列哦。 日本語で「ノー」を何というのか、と外国人に問われて私が「注1」返事に窮するのは、このように日本語には英語の「ノー」にそっくり対応する言葉がないからである。日本語では、ある場合は「いいえ」といい、ある場合は「ない」ともいい、あるときは「いえ」「いや」ともいい、またあるときは「ううん」などという。 このことは何を意味するのだろう。おそらく、( ①)ということを語っているのではあるまいか。特に会話の場合。はっきりと否定することは相手の感情を害さないかと日本人は心配するのである。こういうところは②きわめて日本的である。 それをよく表しているのが、否定形をもって聞かれた場合、肯定形で返事をするという言語習慣であろう。たとえば「あなたはロンドンへ行ったことはありませんか?」と聞かれると、行ったことがない場合、日本人は「はい、ありません」と答える。しかし、英語でも、フランスでもドイツ語でも「いいえ、行ったことはありません」と答えなければならない。なぜなら、イエスかノーかの返事は、「注2」あくまで自分の意志なりについて言うのであって、行ったことがなければ「ノー」なのである。( ③)、日本人は常に相手のことを考える。相手が「......ありませんか」と聞いているのだから。④その質問に対して、相手の言う通りであれば、イエスと肯定すべきだと考えるのだ。 だから英語などの会話で、日本人にとって何より難しいのは、イエス、ノーの使い方である。「ノー」というのは、きっぱりと否定することであり、はっきりと断ることでもある。ところが、日本人はどうもそれが苦手なのだ。常にいくばくかの肯定の余地を残すのをマナーと考えるから、どうしても曖昧な否定表現を使うことになる。 ⑤そのいい例が「結構です」という慣用語であろう。この「結構」という言葉は「十分満足できる状態である」ことを表す語であるが、断る場合にも用いられる。その場合は、「自分はこのままで十分満足しているので、これ以上は望みません」ということであり、本来の意味と少しも矛盾した表現ではないのだが、「コーヒー、いかがですか?」と勧められ、「結構です」(ヴエリイ?グッド)といば、外国人ははっきりとした肯定と受けとるにちがいない。こうした行き違いはしばしば「注3」トラブルの元になる。 では、なぜ日本人はそのような曖昧な否定の表現を使うのか。それは、肯定とか否定というのは、主体の意志や判断について言明されることであるが、日本人はその際にも相手とのかかわりあいで使い分けるからである。「結構」とは「十分満足すべき状態」を意味なので、それが相手のことがらについて用いられるときには「すばらしい」の意になり、自分について使うときには「今は十分満足しているので、これ以上は望みません」という婉曲な拒絶の意となる。だから「結構です」といば「ノー」であり、「結構ですね」というと「イエス」となる。「ね」を加えると、相手への同意であり、したがって、「( ⑥)」ということになるのだ。 (森本哲郎「日本語表と裏」より) 注1 返事に窮する:どう答えていいかわからず、とても困る。 注2 あくまで:どこまでも。徹底して。 注3 トラブル:面倒なこと。もめごと。紛争。 1、②「きわめて日本的である」とあるが、この場合の「日本的」はどのような意味で使われているか。

超级日本语考试1级读解文法

读解文法 阅读部分 問題1 秋に入ると学校では、読書週間という奇妙な週がやってくる。普段は図書館に足を踏み入れもしない子どもたちが、みんな指定の図書を探して、嫌々やってくるのを僕は不思議に眺めていた。読みたくない本を読んで感想文をかけ、と先生から指令がくだるのだ。 先生に言われなくても、僕は昔からほんの足だった、読書週間の標語を読むと、「読書は世界の見える窓」「本は心の栄養」などと利益を謳った文句が並んでる。先生は、読書をする子はよい子で、頭がよくなると自信を持って勧めていた。頭をよくするのは教育者の仕事だ。その義務を忘れて本に子どもを教育してもらおうとするのは怠惰な職務放棄にすぎない。僕は一発でこの先生の能力を疑った。 僕は所謂アタマのいい子だった。子供のしがちな無茶なことはせず,大人の命令に逆らわない従順な児童だった。教室の壁には誰が何冊本を読んだか、という営業マンのようなグラフが作成され、能力を競っていたように思う、馬鹿馬鹿しいと笑っていると白羽の矢が僕に刺さった。 「彼は本を読むから成績がいいんです!」 先生は僕を象徴して読書を推進しようとしている。それは大きな間違い。僕の成績がよかったのは普段真面目に授業を聞いているからだし、きちんと家で勉強していたからだ。他の小学生はのびのびと育っていて、誰も勉強などしないから、差がでるのは当然のことだった。 読書をすれば賢くなるという幻想は、どうして出来上がったのだろうか。僕はその読解の根源を子供たちに見た。いつも図書館現れない子供は無理に広げた本を前に煩悶しているではないか。これはほとんど拷問に近いものがある。(③)彼らは勉強の姿勢で本を読んでいるのだ。こんな読み方では楽しくないだろう。 本の楽しみとは、ここではないどこかに飛んでいける冒険につきる。旅行の楽しみと読書は近いものがある。僕は本で冒険をし、知らない世界に旅をした。 (中略)人は誰もが「もうひとつの世界」を夢みる。新しい環境、新しい政治、新しい自分、誰もが現実の中に小さな違和感を抱えて、変化を望み、そしてこの現実は簡単に変わることがないと諦めている。そんなとき最も安価で確実な変化をもたらしてくれるのが、読書なのだ。 読書とは教育ではなく、世知辛い現実を巣手って、豊かな世界に耽ってしまう人の性であり、現実を忘れさせる合法的な麻薬である。 「彼らはまだ勉強をする義務がある。子供に本の味を教えるのはちょっと早いかもしれない」 問1「読書週間という奇妙な週」とあるが、どうして奇妙なのか。 1.いつもは図書館に来ない子供たちが図書館で好きな本を読むから。 2.本を読めば世界のことがよくわかったり心が豊かになったりするから。 3.先生が推薦した本を学校の図書館で捜して読まなければならないから。 4.子供の気持ちを大切にせずに無理に本を読ませようとするから。 問2「それ」とは何か 1.読書週間という名のもとに、子供たちに無理に多くの本を読ませようとすること。 2.どれだけたくさんの本が読めるが、営業マンのようなグラフを使って子供たちに競争させること。3.先生の話を真面目に聞いて家でもきちんと勉強しているから、筆者の成績がいいこと。 4.本を読むから成績がいい例として筆者を挙げ、他の子供たちにもっと本を読ませようとすること。問3小学生の時の筆者はどのような子供だったか。 1.先生を信じることができず、空想の世界の遊ぶ子供。

2004年日语能力考二级真题读解部分01

2004年日语能力考二级真题读解部分01 2004年日语能力考二级真题读解部分。考生们在日语备考中都会看大量资料,做大量习题来提高日语水平,可是在能力考前还是不能确定自己的掌握情况,那就让往年二级真题来帮你检测一下吧! 問題Ⅰ次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一つ選びなさい。 この話をする前に、「時間というものは作ることができない」という、あたり前のことを言っておきたい。1日が24時間であることを変えることはできない。 睡眠時間を削ればいいと言う人もいるだろう。必要な睡眠時間は個人差があるうえに、無理をすると苦痛も大きい。楽しいことをするために睡眠時間を削るのはそれほど苦にならないものだけれども、勉強のために睡眠時間を削るなど、①なかなかできるものではない。 では、どうすれば時間ができるのか。おおむね(注1)二つの方法がある。 ひとつは、自分にとっての「ムダな時間を減らす」ことだ。大学に受かるための時間が必要ならば、それに関係のない時間を減らせばいい。これは必ずしも、食事や入浴の時間を削れというわけではない。②あたり前のように過ごしているムダな時間をなくせばいいのだ。(中略) 1日1時間はテレビを見てもいいというような、ある程度の娯楽は許されるだろう。でも、どれもこれも十分な時間をとるのは、とうてい(注2)無理な話だ。だから、どうしても自分にとって捨てられないことや捨てられない時間を二つか三つに絞り、それ以外は削らなければならない。 時間を増やす二つ目の方法は、③「時間の密度を上げる」ことである。時間の密度を上げるということは、1時間で5ページ勉強するのと10ページ勉強するのとでは、時間の密度が倍もちがうということだ。前にも言ったように、勉強をやっていないのに「できる」人は、時間的に多く勉強していないだけで、人の何倍ものスピードで十分な勉強量をこなしている(注3)はずだ。 ここで浮上して(注4)くるのが、④一見(注5)ムダに見える時間の効用(注6)である。1時間だけはテレビを見る、彼女と電話で話すなど何でもいいのだが「遊び」があることで残りの2、3時間の密度がアップする(注7)なら、それはムダな時間ではなく投資(注8)の時間ということになる。 ( ⑤)、時間をうまく使うには、自分であれこれと試しながら、こうしたほうが能率が上がる、これは時間のムダだ、ということを知っていく必要がある。自分で試しつつ、どうやったら時間の密度を上げられるか、何がムダで何がムダでないかを判断できるようになれば、時間を増やすことができるようになる。そして、一度こういう能力を身につけておけば、一生、時間をうまく使える人になれるのである。 (和田秀樹『まじめすぎる君たちへ』講談社による) (注1)おおむね:だいたい (注2)とうてい:とても

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